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  源氏物語「葉」
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|6 2/5 x 42|cigarOne|$12|+2|+2|

 落ち着いた旨味。旨味といってもそれほど美味しくはない味で、落ち着きすぎているようで元気が無く、バランスも崩れて、老人の弱さと老人の苦みがある。というのが序盤の印象なのだが、何か沸々としていて、若返りそうな気配が少しずつ濃くなってくる。灰が3センチほどになる頃には木を窯で煮出したような味と甘味が十分に出てくる。はじめの味を払拭するには至っていない。甘味はとって付けたような甘さだが、似合っている。いくら吸い馴れていてもきっと煙が甘いというだけで少し意外なのだが。意外だからという変な理由で甘さがより美味しくもなるのだろう。甘さと木の出汁は申し分ないが、やっぱり半分冥土に行っちゃっていて、潤いはあるものの皺が目立ち始めた手にハンドクリームを塗りたくったような誤摩化しに思えてならない。それでも老い始めというまでには騙されているのである。
 これで三度目だが、半分過ぎにまた紛う方なき金木犀が咲いた。こんな報告は聞いたことないがどうしてだろう。異なるビトラで三度目ともなると「モンテクリストといえば金木犀」と言えるほど感動的で、花の季節を待つように確実に待ち遠しいのだが。
 味は金木犀部位を越えると少し濃くなるもののNo.4などに比べて優しく、そんな感懐の中で序盤の苦いような老いは常に続いている。湿っていても枯れている。
 金木犀は二度咲いた。悲しくなりながらよくよく嗅いでみると、木が貴く熟して放った香りのようでもある、木の美味しさも同時に極端に深まるようなのだった。その時には甘さを忘れてしまうぐらい大気に憧れているらしい。老いが醸す香気だと替え難くなるが、若返る代わりに咲いたのでなく、もし老いだけを交換できればとんでもない美味しさだと思う。そもそも老いといっているものが老いなのか自信がないのだが。満開は二度きりで、三分咲きは四度ぐらいある。近所の桜は七分咲きだった。桜の足りないところを丁度半年早い金木犀で補っている風情が面映い。
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|5 3/8 x 52|Famous Smoke|$10.35|+4|+3|

 ラッパーは固く少し厚く少し豚臭い。着火すると最初から刺々しさやキウイや頭痛感や銀紙を奥歯で噛む事の無い親切な味がする。穏やかでコク深い。このコクの感じはコイーバのパナテラで書いたところに似ているが、あそこまでの旨さはなく、チョコや珈琲からもより遠離っている。何かもう少し軽い別のコク。甘味はコクと不可分のまろやかさ。
 トマトを使用して赤茶色になったものではない焦茶色のデミグラスソースというのもたとえがすんなりしていないが、その焦茶色かと思えば微かに酸味がある。酸味はセロリであるはずはないしセロリの芳香もないのだが、その焦茶色のソースに煮込まれたセロリが絡まっている。やはりミルクを曵いたようにクリーミーだが、白い色はなく黒いソースに溶け込んでいる。透明感のない旨さは粉っぽいほど実食感があるがココアペーストのように練られている。結局、野菜などは感じず、カカオ自体に甘味と円やかさのあるカカオといいたくなるのだが。時々このコクに黄色い染みの木の味わいが加わる。
 始終安心できる落ち着いた美味しさが続く。無くても良いが、百本あっても困らない。これが安くて小さければ珈琲を入れるごとに気軽に手に取る最優秀デイリーシガーの一本になるのだが、そんなうまい話は転がっていない。この大きさのままだと立場が逆転して葉巻を吸う為に珈琲を落とさなければならない。ともあれ私は珈琲をお供にしたのではなくスタウトビールを飲んでいるのだった。無い物ねだりをさせるような美味しさなのだろう。
 ベリコソの小さな吸口も手伝って何かどうでもよい美味しくて柔らかいものを片手で扱っている感じがあるので、どんな時にも邪魔になるはずがない。フルボディの表記があるが、私の咽に言わせればライトボディだった。片燃えもしたが気にならない程コクマロで、消火が惜しいほど根元まで軽やか。
|4.5 x 26|cigarOne|$9|+6|+4|

 細くごつごつしているが、家具のような落ち着いた焦茶色。赤みや黄みはなく、黒みがかっていて、コイーバでももっとも深い色合いを見せているのではないだろうか。味もそのままで、物凄い上質感と濃厚さだった。篩にかけた土となめした革と養土に植えられた果実を付けない樹木。濃厚だがクリームが曳いてあって滑らか。花や蜜はきわめて薄く、フレンチローストした珈琲のような甘味で、辛味はほとんどなく、よくよく練ったような苦みが深い。珈琲味のチョコのようでもあるがここまでコクのあるそれは食したことがない。山の端の空のように、深くて柔らかい焦茶色の彼方に草がそよいでいる。どちらでもないのでどちらでも良いが、草色と焦茶色のどちらが空でどちらが谷なのかわからない。暗くて見えないが谷底に落ちても死なないような恍惚感の無さである。死ぬはずもない平地で恍惚として死んでしまうダビドフとは正反対の旨さ。
 煙もこのサイズにして豊富で、若干かたい吸い込みもちょうどよいミディアムボディ。雑味はまったく無い。あまりにも美味しいのでこれこそちょうど良い大きさで、凝縮された一時がこんなもの一本で得られてしまう。無駄に長くて太い葉巻を銜えてふんぞり返っている馬鹿は馬か鹿煎餅にしか見えず、ちいさいながら時を選んでしまいそうなのだが、もしこれでも時を選ばなかったら、もう時を選ぶことなどなくなってしまい、八千五百円の葉巻も半分で捨ててしまうに違いないに決まっていると思う。


後記:後日紀伊国屋一階のカガヤでコイーバが並んでいるのを見たが、パナテラはいうほど黒くなかった。黒いアタリでも引いたのだろうか。
バンホーテンの空き缶の中で熟成させている人いないのかな。
|5.6 x 46|cigarOne|$11|0|+1|

 ゆっくり五秒ぐらいかけて吸い込むと「酸」と「旨味」と「ハバナ砂糖」とがまろやかに煮詰めたスープ状に滑り込んでくる。枯れてこなれた味わいだが、よく考えれば変な味。基本味はハバナだし、変な調味料が加わっているのでもないから、酸辣湯麺を初めて食すときの違和感に近い。
 革や木や土というよりも枯葉そのものの純粋さのようなのだが、味に芳醇さもなければ花の香がするのでもなく、蜜蜂も飛ばず、老境にしては酸が目立つ。枯れてなおフルボディ。煙も豊富。
 最終盤に至るよりたいぶ前に火が消え易くなり、火種を維持しようと逆火急的な速やかさでふかふかしているとラッパーに火の穴が開いた。細い火種がうずもれた葉の中を蛇のように這って春に巣穴を開いたのである。蛇を炙るように万遍なく点火し直したが味は終わっていた。

 蠢動じみた燃え方は多少面白いので良いのだが、枯れた味わいなのか熟成不足なのか休息不足なのかわからない。シガーワンでは三週間の休息を必要としているが、まだ三週間は経っていない、だから環境の変化に耐えられず絶滅したのか。本当に枯れた味わいなのだったらアンチエージングは不可能で、枯淡味を愉しみとするしかない。乾いた味わいだったら過加湿状態で1ヶ月、それから半年ぐらいはかかりそう。なんとなく。しかしどんなに待っても無駄だと思わせるぐらいのものが復活するものなのだろうか。こういうものだったらこういうものなのだが、こういうものでないとしてもあまり好きではないかもしれない。マグナム46の評判からして枯渇味であるはずもないけれど。
|6 x 38|cigarOne|$9|0|+1|

 まろやかな草だなぁと思う。爽やかなハーブなのだがまろやかで、まろやかなのに粗野。縫い目のような筋が目立つラッパーが脆そうで、渇いた質感が脆さを増している。
 序盤を過ぎるとスパイシーになる。それでもまろやかミルクなのだが、ミルクとも言い切れない。甘味や旨味を極力薄くしたようなギリギリの際どさで、ハーブとスパイスとまろやかさだけで充足させている。何かにそっくりなのだがまったく思い出せず、思い出せるような気もせず、どれか一種類というのでなく三種類の葉巻にそっくりなのかもしれない。ありもしない記憶みたいで居心地が悪い。三種類なのであればそれとは別の居心地の悪さなのだが。どっちつかずの居心地の悪さこそが居心地悪いのだと思う。
 ハバナ感は老いぼれの感じがしなくはないものの元から薄いのかもしれない。吸い込みが悪く、ミディアムなのだが薄い。ハバナであるだけで本当にハバナだけにしかない味がするので『葉巻』という感じはするのだが、バランスが突飛で、とりわけ良い味というべきものとてなく、ブレンドの妙ぐらいにしか感じない。つまり妙ではないのだが、存在しなくても良いという感じもしないのである。ハバナを吸いたいがハバナを吸いたくない気もするという時に良いかもしれない。
 口当たりは始終少しイガイガしている。これも結局新鮮なものを買って自分で熟成させてみないと真価がわからないっぽい。

 このサイズ(6 x 38)は結局ダビドフを除いてドローがすんなりしていないものばかり。モンテは驚きの味わいだったけれど、ダビドフ>モンテクリスト>コイーバの順、他は要らないかなぁ。コイーバは死んでいたと思うので何より早くもう一度試したいけれど、モンテクリストのような驚きは出ないはず。
|4 x 40|cigarOne|$7|+2|+2|

 なんだろう、この四角くて小さい葉巻は。四角いとは思っていなかった。可愛いし、巻きもしっかりしていて弾力もあり、モンテクリストの中で一番美しい外観なのではないだろうか。赤茶けた深い色も抜群に良く、隣に並べると青ざめて緑がかっている事がわかる他のモンテが死体にしか見えない(とくにNo.1は死体にそっくり)。するとこれを吸うと踊食いということになるだろうか。火を点けるので踊っていないことになるのだろうか。どちらも嫌なので目に入れてしまいたくなる。葉が硝子紛を鏤めたようにキラキラしている。
 これぞ葉巻という味がしている。甘味や蜜感はあまりないと思えば間もなく出てくる。甘さや蜂蜜というか、もっと説得力のある葉の味なのだが。岩味だけは無いもののコイーバ(のシグロシリーズ)に期待して失敗していた成分の大方がこれで得られている。クリーミーさはあまりなく少し辛いと思うと円やかになってくる。味は濃い。これぞ葉巻というところのこれぞというのがもう少しパン屋寄りだと嬉しいのだがラーメン屋寄りである。ハバナというより日本の市街地の路地裏の味がする。
 終盤、煙がゴーッと鳴った。路地裏が吹き飛び、豊富な煙にまみれているのだが、その中に蜂蜜とハバナがちら見えしているのが良い。煙が落ち着くとスパイシーになって消火準備の知らせが入る。このスパイスがまたなかなか美味しく東南アジアの三ツ星レストランのように色々なので消火が遅れてしまう。
 1本8500円の葉巻を半分で捨てられればこんな事をいわなくても済むのだが、これは気軽に手に取れる葉巻として不十分かもしれない。コイーバのエクスクイジトスのような毎日の魅惑がなさそう。モンテクリストのホイタスとコイーバのパナテラとを比べるのが1本8500円の葉巻を半分で捨てられない者としては普通だろうけれど、モンテクリストのホイタスは箱買いしなければならなそうなのでなかなか手が出ない。これ1本の魅力は不十分ではないにしても短過ぎるし。比較が滅茶苦茶だが、兎も角あとでパンチのマルガリータを買おう。
|6 x 38|cigarOne|$12|+2|+2|

 乾いて甘い杉の味。あまりハバナハバナしていない。豊潤さが失われているような気がするが、マイルドな旨味がある。吸い込みが少し悪く、ライト。灰は縞目にならず、片燃えする。微かな酸味と、渋みやイガイガしさもあり、獣臭くはないものの廃屋の風情も残念ながらある。草だのまろやかだの木だの少ない語彙のどれにも当て嵌まりそうなのだが、美味しくはない。このサイズが一番好きなのだが、このサイズには当たりが少ないのだろうか。熟成させ過ぎて枯れているのだろうか。
 中盤以降、染みのような黄色味が濃くなり、その香りのようなコクが白さと恍惚感を増してくるのだが雑味がそれを引き留める。ダビドフNo.2をハバナ風にして不味くした感じで羽を毟られた感がある。火が消える前の煌めきのよう。羽が生える直前の生体とも死体ともつかないものを吸っているのだろうか。御臨終しそうになって引き留められたのだろうか。
 かと思えば秋でもないのに金木犀まで出てきて、この突如出てくる紛う方なき金木犀はレガータで経験したのとまったく同じだ。モンテクリストはどの葉巻にもどこかに金木犀のカプセルを仕込んでいるのか。全体的にはけっして美味しくはないが、何処かへ運ばれそうになった。新鮮なものを箱買いして自分で熟成させてみないと真価がわからないらしい。強さはミディアムになっている。
 最終盤では少し落ち着いてしまうものの、序盤のニカラグアでもありそうな風味は中盤以降はほぼ完全に無くなっていた。+2と+4との中間ではなく、+5と+1との中間なのだが、+3にせず+2にした。羽を毟る雑味がいつまでも抜けないのである。ダビドフNo.2でもそうだったが、美味しすぎて気持ち悪くなってしまう成分がある。いずれ期待を込めて箱買いしてしまいそう。1本目で美味しかったモノを箱買いしても期待はなく落ちる心配ばかりだし。吸い終わる頃には気持ち悪くなってしまうので頻繁に嗜みたくなる類ではなさそうで、熟成の条件を満たしている。
|4 1/2 x 32/54|Famous Smoke|$6.90|+4|+3|

 ミレクレに惹かれて購入。フィギュラドにもっとも相応しいようなサイズで、このサイズのフィギュラド(Perfecto)はおデブで小柄な社長さんに似合う。ラッパーの色はもっと黄土色でないと似合わないけれど。硬そうで飴を塗ったような艶のある焦茶色のラッパーで、色気のように上手に黒みがかっている。油を塗ったような艶でもあるのだが飴なのである。香りは少し男性用公衆便所を思わせる。これは葉巻にとっては良いことなのかもしれない。それはラッパーで、フィラーの方は火を点けずに吸っていると適度に焦げ目のついたパンに酷似した豊潤な味がする。こんなおいしいパンは食べたことがなかなか無い。少し甘いラムレーズンが混じっているようでもある。ラッパーに口を付けるということは公衆便所に口を付けていることと同じではないかと思い出した。
 吸い始めると強そうだが、刺々しさがまったくなく、よくよく吸ってみるとミディアム弱ぐらいである。何か信頼の置ける固い味がするが、案外普通の草のようなニカラグアっぽい香りが占めている。そういう香りはあまり好みではないのだが、甘さや焦げのような香ばしさやスパイスがバランスよく混じっているのだろうか。はじめから期待を裏切って美味しい。もっと特別な種類の強い味がするものだと思っていた。
 この型ならではなのだと思うが、味が刻々と緩やかに変わっていく。一口ごとに味が変わるのだが、バランスはまったく崩れない。銀味や割りたての木や酸味や染みや乳などが入れ替わり立ち替わり薄らと繰り返し出現する。時間的に複雑なのだが、常に巧くほとんど単純に纏まっている。どの味も続かないので諄くなく、心地好い煩さがあって、雑味は無い。漸く最大口径の部分にさしかかると、木の旨味が凄くなる。凄くといってもミテクレからは想像しなかったほど優しい。物足りないぐらい。酸味が続いているが、穏やかであまり嫌味のない酸味である。煙量が少ないので、それが薄さや軽さに直結しているのかもしれないが、優しさには直結はしていない。もっと社長の顔が隠れるぐらいもうもうとしたかったけれど。
 灰を一度落としたら社長は消えて、一輪挿しのような姿になった。脚の無いフルートグラスのような。途端に甘くなったのは花の密だろうか。花は挿していないのだが。最大口径を程よく経て、口径が狭まってくるとスパイスが強くなり、酸味はそれに品よく添えられるようになる。相変わらず木も良い。焦茶色の外観なのに木の色の味がして、それに固く輪を掛けるように焦茶色の味もある。甘味は少し華やかに感じられる。甘味は強くはない。草っぽさはいつの間にかとっくに無くなっている。スパイスこそは草ではないのかと思い出したので。
 全体を無理矢理纏めれば深くて暗くなった透明な琥珀色と木蘭色()である。
 何も考えずにゆっくり吸っていたくなるほど美味しく、そのような薄くめくるめく美味しさなのだが、「フルボディ」と謳っているほどのパンチは微塵もなく拍子抜けする。もうちょっと濃ければ箱買いしたいけれど、この調子だともう五本ぐらい欲しい。根元まで多種多様で吸い切った。

 もっと煙が多く、それによってのみ味が濃ければ+4だった。3でもなく、4でもなく、2と4の中間のような3だった。3より美味しいのに、3ほど美味しくもないのである。久しぶりに良い葉巻だった。
|5 1/2 x 44|Famous Smoke|$5.25|−2|−1|

 着火前の香りが今まででもっとも美味しそうかもしれない。だが火を点けたらまずアメリカ市場の香りしかせずに残念だった。
 少したつとキューバもののかおりがでてきた。キューバものではないのに。というかこれこそドミニカもののかおりかもしれない。ドミニカものでもないのに。(複雑なブレンドのようだ)。キューバほど土とか木とかではないのだが、どことなく質感が似ていて、さらに上品というかおとなしいのである。ニカラグアものなどとはまったく違う。(ニカラグアも混じっているようだが)。
 少しクリームが感じられるが酸味があり甘味がほぼ無い。基本は木だが、木そのままの素朴さで薄茶色。柔らかいし、酸味を除けばダビドフのバンドル(3x3等)に似ているような。特に美味しいところはないけれど、ほっとさせるたぐいで、葉巻に疲れたときにはよさそう。ほっとしたくもないけれど。永久に着火しないで着火前の香を楽しむのもよさそう。たぶんたいしてよくはないけれど。半分ほどで死に近い味が出始める。
|6 1/8 x 50|Famous Smoke|≒$4.60|−1|0|

 #1に見えた硬い外観はない。随分ラッパーが薄く脆そうに見える。
 味は一応は#1に似ているかもしれない。まろやかで穏やかな葉巻の味。ハバナとは全然違っている。ミルクティーのようでもある。ただ、頭痛までは行かないが、どことなく疲れる風情がある。甘味は薄め、甘味に限らず全体的に薄め。紅茶よりもほうじ茶の方が近いかもしれない。
 どういうわけか結局#1とは全然違っていて「うまい」のうの字も出ない。どこがどう違うのかは忘れてしまった。
 エクスカリバーは#1だけ買っておけば良いという結論に至りそう。あと1本他のが残っているが、もう#1しか買わないと思う。それでまた#1が美味しかったら他のも買ってしまう。なんなのだろう、この#1という餌に釣られるやり方は。
 後半、スパイスが加わって甘味も少し強まりチャイじみてきた。「チャイ」のイの字はうまいのいの字である。エビフライの尻尾だけが好きな人には良いだろう。
 案の定、ラストではラッパーが破けて裸になってしまった、むきエビみたいに。葉巻には尻尾なんて無いのだからね。



|6 1/8 x 50|Famous Smoke|≒$4.60|+1|+1|

 1本目よりラッパーがしっかりしていて少し革っぽい。空気のような美味しさだったので空気よりも良い。甘く円やかな薄い空気が始終気にならない。集中力が必要で且つ片手が空いている作業中に良い。処かまわず屢々いがらが出るのだが、根元まで無言の優しさは保たれ、そう優しさに伺候されてか終わりが惜しくなる頃には美味しさも強まった。

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