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  源氏物語「葉」
++葉巻++シガー++レビュー++個人輸入++ブログ

|140mmX17mm|頂物|(¥700)|+2|+2|

 樹液じみた甘い蜜の香。無性に懐かしい。初めて吸ったキューバ外のプレミアムシガーがこんな感じだったような。硬めで乾いた焦茶色のラッパーが凄く高そうで美味しそう。硝子ケースから取り出したので余計に美味しく見えるのかもしれない。
 火を点けるとものすごく質の高い香りがする。濃厚でパリっとした焦茶色の木の風味。そこに何か柔らかみのあるものが膨らむ。それからバター状のまろやかさがあり、花も咲きそうになっている。モンテクリストがパルタガスのセリーPを出したかのような。一瞬ダビドフかと味わいかねないが、それにしては辛味とエグ味が目立っている。ホンジュラス味というのはどういうものかわからないが、キューバ物の面影があり、それを固く香ばしい焦茶色で引き締めたような感じ。膨らみが収まると草が見える。
 何かおかしな懐かしさがある。キューバモノを懐かしがっているのか、キューバ外モノを懐かしがっているのか、わからない。懐かしがっていると内も外も美味しいような気がし、二重に美味しいのだが、それでも雑味はあるのである。そういえばコイーバのヘニオスを思い出させるようなところもある。
 飽きる頃になると杉の香に気付く。始終、コクはあまり感じられないが膨らみと茶色い香ばしさがある。華やかさもある。美味しいのに、不思議とこれといった魅力に欠ける。雑味が無ければかなり美味しいのかもしれない。そういえば雑味のあるパドロンという感じもしなくない。美味しいものに雑味が加わってこそコパンなのか。
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