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  源氏物語「葉」
++葉巻++シガー++レビュー++個人輸入++ブログ

|6.9 x 49|cigarOne|$15|−3|0|

 他のサンクリストバルに比べてナッツや土が感じられてハバナっぽいしチョコっぽい穏やかさもあって品質は良さそうなのだが、やっぱり木が揮発するような特徴的なエグミがある。ブランドの一貫性に感心はするけれど、やっぱり不味い。毎度毎度のこのエグミと揮発はなんなのだろう。私は胡瓜が大嫌いなのだが、それと同じようなものなのか。ブランド自体若いし熟成不足とするのも難しい。
 昨日ほどの不味さはないし、美味しい成分もあるけれど、長ければ長いほど不味さがつのる。これでチャーチルは長すぎる。

 サンクリストバルとベガスロバイナは存在感が似ているのだが、好悪真逆の不味さ。原因不明。
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|6 1/2 x 48|cigarOne|$18|−5|−2|

 サンクリストバルとは相性が良くないかもしれないのだが、ダブルバンド物は初めて。
 ロバイナのクラシコスとドンアレハンドロ、タイノス、エルモロが錚々と並んでいるのだが、一本だけ死んだように青い。赤や黄に比べると不味そうに見える。
 その青いラッパーに修復の痕がある。誰が修復したのか不明だけれど、トルセドールが修復するなんて事もあるのだろうか。

 軽くないのに濃密とか芳醇とか粉っぽい旨味とかそういうものがない。樹木の根元を銜えて、吸う毎に別の枝から香味を吸い出すような微妙な変化。サンクリストバルでいつも感じるエグ味があるので余計に木っぽい。土や革ではなく完全に木。ある枝からは水底に沈むような甘味がでてくる(アイスティーにガムシロップを入れた時に見えるあの底に降りた甘さ)。
 微妙な序盤を過ぎると枝が切れ、木、染み(花)、甘味、エグ味、これぐらいでしかなくなってしまうのだが、つまらない感じも素朴な感じも無い。派手さも皆無なのだが、こういうものがなにか特殊な酒の優雅さで纏められている。始終鼻につんと来る。オレンジピール酒とか、そういう変な感じ。苦味もかなりある。やはり揮発性も。熟成不足感がありありとしているのだが、本当に熟成不足なのかはわからない。いつもそうなのだが、これがサンクリストバルらしさなのかもわからない。
 これほど方々で読む説明文からかけ離れたブランドもない。「コーヒー」は十年間放置してしまったインスタントコーヒーみたいだし、「クリーミー」さこそ皆無。サンクリストバルは毎回そうなのでサンクリストバルの不味さは私にしかわからないものなのかもしれない。
 どんどん不味くなり、残7センチほどで完全な死臭。今までのサンクリストバルで一番酷かった。

 外観からしてかなり怪しかったのだが、ハズレを引いただけなのかもしれない。毎度美味しくないのでエルモロを試して不味かったらこのブランドはもう終わり。
|5 1/2 x 50|cigarOne|$13|+2|+2|

 エグ味を伴う揮発性がある。吸い込み難に因って余計にそうなのか、味が薄い。微かにチョコ、それからハーブ。このラフェルサの方が遥かに味気ないけれど、ロバイナのクラシコスに似ていて油っこさがまったく無い。チョコとハーブを混ぜて美味しくないはずがないが、揮発性と雑味が煩い。エルプリンシペもこんな感じだったような。
 一度灰を落とす頃にハバナっぽさが出てくる。なかなか品質の良い土木で、それが時々フルーツパーラーで葉巻を吸っているような気分になる。揮発性が落ち着いて林檎になったのかもしれない。葉巻からフルーツだなんて恥ずかしくなる話で、実際フルーツといったってどれも他の葉巻と比べて漸くフルーツと言える程度だし、本当にお恥ずかしい限り。恥ずかしながら序盤よりも随分美味しくなった。恥ずかしながら桃でもないし杏でもないのだが、そんな感じの別のフルーツの味もするな。リンゴバターソテーかもしれない。揮発性は結局まだある。
 揮発性は熟成不足に因るものではないらしいし、中盤になると青リンゴのような揮発性とバターが残る。バターというとしつこそうだが、薄いし、揮発性が爽やかで、こんな爽やかなバターは初めて。揮発性の最高位が青リンゴであるかのようである。しかしこんなものは終売になったって一向かまわない。
 ところが最終盤は老ねた木の旨味と木犀が夜気に混じる。真夜中の冷気に見出す朝のような、まだまだ真夜中のオープンレガータタイプの美味。
 吸い込み難の所為もあるかもしれないが、一服毎にかなり間を空けなければならない葉巻らしい。葉巻自体に夜気があるので縁側などよりも奥で吸った方が美味しいと思う。
 最終盤だけなら+4だが、それまでがあまり美味しくない。じらされるのが好きになってしまった通向けの葉巻なのか。しかしじらすような魅力もなかった。前半の方が個性的ではあるけれど、軽い葉巻は終盤のほうが美味しいらしい。軽さには死を与えねばならないという事なのだね。
|4.3 x 42|cigarOne|$6|−1|0|

 サンクリストバルデラハバナで一番可愛いサイズ。シグロ1で失敗しているので代わるモノを探しているのか、兎も角これが一番ピンときたのだが、感など外れてしまう。
 艶消しの茶色。皮はキューバものにしては珍しいぐらい厚く、けっこうきつく巻いてある。残念ながら吸い込みは弱難。着火してみてもあまりハバナっぽくない。新しい銘柄らしくハバナでもニカラグア味なのだろうか。ハバナを期待すると肩透かし。しかもやや杉系だろう。こういうものは熟成させて杉を消さなければならないのかもしれない。
 飴色にして染みたクリーミーな木だが、エグ味もけっこうある。雑味に因るのかライトらしきモノなのに不当に強く感じる。
 吸い込みが少し悪いので葉を少し抜いたらバターっぽくなった。木にバターを塗って食べている感じ。エグ味は木のエグ味。この濃い味気なさはトリニダッドのフンダドーレスで経験したものに少しだけ似ている。少しハバナっぽくなってきたのかな。芳醇な枯葉味みたいなものがないにせよ。
 終盤には飴色のやや透明なチョコの風味が出て、少しずつ美味しくなっている気がする。ただ少ししか美味しくなく、エグ味は相変わらず。花は薄く爽やかめ。こういうものはいくら寝かせても不味いと思う。おそらくハズレに当たっている。

 モンテクリストとコイーバしか吸わないという人はけっこういそうだけれど、私もその手かもしれない。

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