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  源氏物語「葉」
++葉巻++シガー++レビュー++個人輸入++ブログ

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 ラファエル・ゴンサレスはレイデルムンドやグロリアクバーナの荒野に似ていると聞いていたのだが、確かに「乾いた辛味」が似ているけれど、微かにベガスロバイナのような取っ付きやすさがある。チョコっぽいまろやかな乾いた粉が漂っている。草も萌芽のような新緑で、芳香もやや薄青いところがあるし、乾いてはいるものの雨上がりに一瞬にして乾いたような鮮やかさがある。砂埃を被っていないというか。だから花もグロテスクな仙人掌の花ではなく、もう少し可憐で甘いものが咲く。
 レイデルムンドやグロリアクバーナと比べてバンドが地味すぎてつまらないけれど、味はこちらの方が好み。(レイデルムンドはそれほどでもないけれど、グロリアクバーナのバンドは恰好良過ぎて、味が苦手でも吸いたくなり、苦手なものが好きになってしまう)。ハバナ外の葉巻に飽きてハバナに帰る時に丁度良いのかもしれない。ハバナ以上にハバナらしいものをこの程よい乾きに感じているらしい。何処に自分が居るのか判らないが、これから乾いた夏が始まるという春にての予感がする。
 初春と晩春に一本ずつ、毎年二本ぐらいが丁度良さそうな。乾いた夏に吸えば程よく渇きが癒えるかもしれない。
 最終盤は乾きつつもかなりアブラが乗って、荒野にスーツを着こなした男が立っている。その男の香水のような、なかなか渋い香りがする。とくに男臭くはない。

 次はパナテラを箱ごと買おうと思う。花粉症のお供に最適な気がする。
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