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  源氏物語「葉」
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 サンクリストバルとは相性が良くないかもしれないのだが、ダブルバンド物は初めて。
 ロバイナのクラシコスとドンアレハンドロ、タイノス、エルモロが錚々と並んでいるのだが、一本だけ死んだように青い。赤や黄に比べると不味そうに見える。
 その青いラッパーに修復の痕がある。誰が修復したのか不明だけれど、トルセドールが修復するなんて事もあるのだろうか。

 軽くないのに濃密とか芳醇とか粉っぽい旨味とかそういうものがない。樹木の根元を銜えて、吸う毎に別の枝から香味を吸い出すような微妙な変化。サンクリストバルでいつも感じるエグ味があるので余計に木っぽい。土や革ではなく完全に木。ある枝からは水底に沈むような甘味がでてくる(アイスティーにガムシロップを入れた時に見えるあの底に降りた甘さ)。
 微妙な序盤を過ぎると枝が切れ、木、染み(花)、甘味、エグ味、これぐらいでしかなくなってしまうのだが、つまらない感じも素朴な感じも無い。派手さも皆無なのだが、こういうものがなにか特殊な酒の優雅さで纏められている。始終鼻につんと来る。オレンジピール酒とか、そういう変な感じ。苦味もかなりある。やはり揮発性も。熟成不足感がありありとしているのだが、本当に熟成不足なのかはわからない。いつもそうなのだが、これがサンクリストバルらしさなのかもわからない。
 これほど方々で読む説明文からかけ離れたブランドもない。「コーヒー」は十年間放置してしまったインスタントコーヒーみたいだし、「クリーミー」さこそ皆無。サンクリストバルは毎回そうなのでサンクリストバルの不味さは私にしかわからないものなのかもしれない。
 どんどん不味くなり、残7センチほどで完全な死臭。今までのサンクリストバルで一番酷かった。

 外観からしてかなり怪しかったのだが、ハズレを引いただけなのかもしれない。毎度美味しくないのでエルモロを試して不味かったらこのブランドはもう終わり。
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