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  源氏物語「葉」
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|LOT JUL 10|4 4/5 x 50|coh-hk|$141.10/25|重量:0(?g)|算出:+7|香味:+4|計11点|

 そろそろだ、そろそろ来るのだ。9年も待った。ひたすら待ちつづけた。
 待ちつつ、ちょっとつまんだのか、6本しかない。
 本当は10年待たなければ待ったとは言えない、つまりまたつまんでしまうのである。
 もう一年ちゃんと待ったとき、5本しかないと言えるのか。
 まあ良いさ、ひたすらもう待ったのだから。待ち終えたと言って良い。
 粉に火をつけた。
 これは実に粉のような質感になっている。
 きな粉のように細やかな肌理の完全な木質。明るい白木でありながら軽く煎った風味と、甘味を抜いた黒糖の染みが隠れている。出てきなさいよ、草の中から。
 草の中から草が出てくるのかもしれないし、そもそも草は前景にはないのかもしれない。
 ベルギービール(アルヴィンヌ・ランド・ヴァン・モルターニュ)で甘味を補った途端、花が吹き出す。花と飲み物の因果は不明、ビール抜栓時にしばらく葉巻を放置した為に咲いたのかもしれない。
 染みは安っぽい味噌の染みか何かだし、甘味の不足等で味気ないが、木の質感が全てで麗しい。そこへもってベルギービールが不要とも超絶のマリアージュともいえる味を注ぎ足す。強烈に花も咲いて、それは桜や金木犀のように確固たる花ではなくて雑草どもの花かもしれないが、美事、壮観である。ホップ強烈系(デュベル・トリプルホップなど)のビールに合わせたら雑草感は別種の壮観を呈するかもしれない。
 次第に、花から蜜の甘さが滴ってくるような。
 待った甲斐がある。
 10年待って、無くなって……もう一度一箱買って10年待つというのは、滝行が霞むほどの地獄と見えて、もうこれを箱買いすることはないだろうと思うけれど。
 そうこうつまらない考えを弄するうちに花がポポーのバニラ風味を帯びて舌に嬉々と乗って来る。
 大吟醸以上に吟醸香が炸裂する吟醸酒、安いのか高いのかよくわからないおかしな酒に似ている。いかめしく老ねた枝垂桜を思わせる。
 大切に熟成させた物からは大切な味がする(クーラーボックスに入れていました)。人間だって寝るだけで深みが増す、経験なんて眠りのほかにいるのだろうか。夢しか知らないその人間の夢はどう成長するのか。
 煙は、吸い込んでも紙巻ホープほどの強さもない。それぐらい枯れているのに芳醇さはホープの50倍は軽い。芳醇といえば重い印象もあるのだが、ひたすら軽い。
 七味の味を解析するに、七味が見つかりました。最近買った京都の八味には十品目の原材料が書かれていた。ハバナ葉は結局一品目が見せる夢なのだろう。今日は素朴な夢だった。
 ビールの味は壊されていた気もする。
 9年と思っていたが、未だ8年だった……
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