忍者ブログ

  源氏物語「葉」
++葉巻++シガー++レビュー++個人輸入++ブログ

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

|BRU SEP 10|6 2/5 x 42|coh-hk|$184.50/25|重量:未軽量|算出:+6|香味:+4|

 今日は二十四節気の大寒に春のような心地がして、何故かこれを吸いたくなった。とくに春先に合う味と思った事はなかったが、感覚は正直というか、馬鹿正直で、そういえば雪解に合う味かもとも思うのであった。残雪あるも暖かく、雪ノ下から萌えいずる鮮やかな緑と半ば不似合いな温気のまろやかさ、しかしどちらかといえばこの葉巻には夜の難破船のような暗いイメージがある。
 三年熟成の効果か知らないが、ともすると木のえぐみが際立つのに、木は木でも巧く潜んで、綿のチョコのような風味風合に、その飴のような甘味。「どの葉巻が甘いか」という事には応えられないけれど、この葉巻もそうそう甘くないけれど、これは異常な甘味がした。とろりというより、飴玉を舐めたようにどっかりと。着香のような、着香以上の甘強い感覚で、それこそチョコ風味の安っぽい飴玉にそっくり。それでいてえぐくない木の軽さがあり、綿のようにも思う。
 毎回これぐらいだと終売を残念に思うし、もう一箱早急に買わねばと焦る。終売焦るといえど限定物にはない落着きや安心もある。落着かねば、饒舌必至でペラペラと書いてしまう。尤もべガス・ロバイナの葉の風味には薄らチョコとは別に落葉が土と混じる瞬間の落着きもある。落着きが常に閃いている。ああ、きっと我知らず、落着きの落と落葉の落が落ちで掛かっているらしい。饒舌に終るのも勝手に筆がペラペラと進むので。
PR

忍者ブログ [PR]