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  源氏物語「葉」
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|7 1/4 x 54|Milan Tobacconists|$7.35|+4|+3|

 ざらざらした艶消しの革が固くみっちりと巻いてある。着火前の香りは枯れ草混じりの深いチョコレート。非常に美しいが、細ければもっと美しかったはずだと思う。ちょっとこわいのだが、サイズならではの美味しさがあることと、加えて強すぎないことを祈るばかり。吸い込みが少し難いのもこのサイズでは苦ではなく小心者には頼もしい。
 着火後。煙量が非常に少ない。吸い込みの悪さに因るばかりではなさそう。1センチほど進んで既にシケモクのようなけっこうな苦みがある。序盤2センチ、不味い。
 灰が真白で縞の切れ目が無い。ラッパーが灰になってまで綺麗に空気の流入を塞いでいるのである。こんな灰見た事無い。しばらく進むと灰に一カ所亀裂が入り、少し吸い込みが良くなった。亀裂に近い部分で片燃えしている。灰を落としてみると巨大な火種が現れた。火種が空気に触れないので燃え尽きなかったのだろうか。灰を落としてからは、短くなったこともあってか急激に吸い込みが良くなる。シケモクの苦みが消えた。
 改善されても多少吸い込みの悪さは残り、煙量もだいぶ増えたが依然少ない。革、草、染み、など、いずれも焦茶色に統一されている。ボディは軽いが、味は引き締まっている。煙の量や吸い込みの難を忘れると、ダビドフのマデューロに近いかもしれない。相変わらずラッパーが革製品のようで美しい。どうしてこれが高評価(puff.com参照)なのかと迷ったが、ダビドフ流の高級感に似た高級感があるのである。外観やその美しい利点にともなう欠点もあるものの。全体に物足りなさを感じさせない程度の甘味がある。
 吸い込みの悪さで強く吸引したからか減りが早く、サイズからは想像がつかないほどあっという間に終わりそう。喉もまったく痛くなっていず、身体がケロリとしている。
 今回の評価は低いがまた買ってみたい葉巻。次回の吸い込みの良さに期待するというより、ダビドフに似て非なる魅力に既に嵌っているのかもしれない。これはリアルタイムレビューなのだが、ラストは難点も薄らぎかなり美味しかった。ますますダビドフに似て絵の具まで出てくる。粘土にも似た生花店の風情。序盤が信じられないぐらい雑味もなく。だんだん美味しくなって終わったので結局この段落冒頭の+1から+3に評価を変えた。アメリカから輸入する時にはまたきっと買おうとするはず。

 ちなみにExcaliburは「by HDM(ホヨードゥモントレー)」で、キューバではない方のホヨーの1銘柄のよう。
 puff.comのアベレージプライスが$5.38になっているが、$5.38なら病み付きである。病み付きによって遠離りうるのだが。本家ホヨーとはまったく違っているものの品質が高いことは確か。好みによっては本家より上かもしれない。
 結局、本家と迷うのではなく、ダビドフのマデューロを再度買うかこれを買うかで迷う。これには安いなりの難点があったのだから。しかしダビドフのマデューロはもう買わないはずなので、これを買う。これを再度買ったら、またダビドフのマデューロを買うかもしれない。徒な反復である。
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