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  源氏物語「葉」
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|PUB OCT 07|6.4 x 42|cigarOne|$202/12|重量:+1(12.43g)|算出:+1|香味:+2|

 12.43gだが、ダブルリングなので少し多めになっている。ELのリングのみを計量してみたら0.10gだった。そもそもリングを外して計量すれば良い話だが、なかなかそうはいかない。

 前回2011年8月15日に「これでもう五本目なのだった。」とあり、今日で八本目だから、1年5ヶ月で三本消費している。
 やはりトリニダッドの杉の味なのだが、なんか違う。豆々しき味があり、それが本体から離れているような、不思議な平行感がある。本体がカスタードの甘さを帯び始めると目立たなくなって、消えかかる飛行機雲といった感じになる。片目が地上に、片目が上空にあったらどんなにヘンテコだろう。しかもその飛行機は豆々しき味を運ぶのであり、つまり飛行機の中に畑があるのである。すると飛行機の畑に草が生える。その草からすぐに花が咲くのはまるで雑草のよう。
 飛行機は兎も角、この葉巻を評して「雑草」とはなかなか言い得て妙だと思う。「雑草の花」も同じく。それで不味いわけではなくおもしろい。
 おもしろいからか、実に丁寧にちびちび吸い進めたくなるような慎重さに必然的に陥る。巻きの密度もあるのか、軽いのにちびちび吸ってしまう。
 ペティコロナ全般と同じリンゲージとは思えないほど細く感じる。それで「豆っぽい」というよりも「豆々しい」のである(語感だが)。
 ところが、慎重になるのは、どことなく嫌な予感がするからなのかもしれない。不味いからなのかもしれない。雑草といったりしても雑味がするのではないのに。またしかし雑草が予感に通じるとしたら、予感が外れるとしても、雑草は既に雑味ではないのか。されどあくまでも雲の上の飛行機雲の事なのである。
 中身の品質(まさにトリニダッド印)は良い。中身の杉がどんな美味しさを帯びても、雲の上には雑草がある。
 高いワインが灯油っぽかったりするように、ガソリンのような奥深い味わいがしたりもする。ガソリンから揮発を連想する(「揮発性の木」といえば悪い葉巻の代表のような言葉だ)が、この木はあまり揮発しない。
 EL特有の水っぽさもなくはないが、あまりにヘンテコである為か基本的なカスタードの風味等が美味しいお陰か水っぽさも飛行機雲のように消えかかっている。それでもこのとらえどころのなさは吸う人を水のような気分にさせるかもしれない。煙も水も大差なく、水に巻かれるという事もあるのだろう。
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