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  源氏物語「葉」
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|5 x 50|seriouscigars|$6.80|重量:+0(14.51g)|算出:+5|香味:+3|

 トリプルリングで、リングだけで0.5g以上あるかもしれない。
 着火前は牛小屋の香がしてあまり期待させない。
 なんとも意外な美味しさに始まる。懐かしいが、なんだろう。総ニカラグアにしてハバナっぽい。アヴォに似て、アヴォよりももっとハバナ寄りの感じ。予想外に丁寧な粉挽の葉の味わいで、三口目頃から出てくるニカラグアらしい序盤の強さ辛さにはびびるが、一口目にして丁寧だったのが更に落ち着いて、紅葉の色のような静かな変化を始める。が、思わせぶりにして変色に失敗するようでもある。甘味があまりなく煙草っぽい雑味が目立ちがちだが、基本的にはブレンドが見事だとひしと感じる。どう変色したいのか、バナナのようなカスタードと、ミントのような草。そうだバナナだ。
 「バナナ」で検索するとロバイナ・マエストロとコイーバ・ロブストとアヴォが出てきた。確かにそれらに似た物のようではある。非ハバナでここまでハバナっぽい物も初めてである。そこにアヴォに時折感じるようなハバナには感じない丁寧さを感じ、コクのような苦味がある。マデューロっぽい染みくささがないのも、柔らかく軽いカカオ状のコクの品質を上げている。でも未だこのレビューには決定的な懐かしい一言が欠けている気がする。
 そもそもバナナといったって着火前に食べたバナナ味のマカロンが効いているかもしれないのである。
 そういえばパルタ898にも似ているかもしれない。
 むしろどことなく非ハバナの風味を隠しきれない所がおもしろいのかもしれない。それゆえ「ブレンド」などという知ったかぶった単語も出てくるのか。
 懐かしさの正体は別の葉巻ではないのかもしれない。
 兎に角魅力的だったが、アタリでもなくハズレでもないという感じがずっと続く。

ここまでハバナに似せられるとなると、他のニカラグア葉巻はハバナの模倣を故意に逸脱している事にもなる。これはどういう論理だろう。
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