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  源氏物語「葉」
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|5.5 x 43|AtlanticCigar| $7.98|重量:0|算出:+4|香味:+3|

 さすがにオーパスⅩよりもハチミツシナモンバタートーストの香りは薄い。着火前はそうだが、着火するとオーパスⅩにはない安心の優しさがある。厳めしい樹皮の香味も柔らかい。ツンとしたところが皆無ではないが、ハバナに劣らないねっとりしそうな旨味も漂っている。序盤から花が潜んでいる。木というよりも大木の樹皮で、その樹皮が鞣革のようにも香る。旨味はドミニカらしい粉の旨味であり、樹皮と混じってナッツのようでもある。
 草が草にならずに薄荷のような爽やかさに覆われ、旨味を飽きさせない。なにか、同じではないだろうけれど、パルタガスD4で感じるような特殊な草花の芳香もある。フエンテのD4と言いたくなるぐらい。

 どうもフエンテではドンカルロスが一番合うらしい。強さを求める時には向かないけれど、突き抜けそうな安定感がある。突き抜けそうで突き抜けない永遠の味であり、そこが良くも悪くも良さそう。

 これがなんと、丁度真ん中頃に駄目になっていく。甘さが消え、ノイズが喚き、辛くて苦くて不味くなる。香りは悪くならないのが不思議で、旨味や甘味は馬鹿になる。さらに進むとこの辛味と苦味は無くなり、無くなれば無くなったで奇妙なスルスル感が気持ち悪い。かと思えば終盤、依然旨味は無くなったままであるものの、花が非常に濃く甘く豊かに香る。苦節はあってもえも言われぬ香りもずっと続いている。その香りは不明な花から段々草っぽさを増して不明な草に変わっている。優しさは消えているが、結局残二センチまで耐える根強い魅力があった。
 終盤は抹茶オレとかカフェオレとか、そういうまろやかなものでコクを加えつつ咽を潤すと良いかもしれない。

 因果はわからないが、サンルイレイを吸いたくなった。これが室内だか屋外だか中途半端で、自宅のベランダのような印象だから祖父の家の農具のようなサンルイレイを吸いたくなるのだろうか。祖父は農家ではなかったけれど、庭には南瓜などが植わっていた。あれば良いというものでもないけれど、ドンカルロスには季節感はないらしい。

Country Of Origin: Dominican Republic
Wrapper Type: Cameroon
Color: Colorado
Binder / Filler: Dominican Republic / Dominican Republic
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