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|thecigar|108CHF/16|arr 2022/12/20|
|—|4.7 x 46|重量:9.82g|香:--|残15|
昔シングルで8ドルだったから、未だ珍しく安価を保っているのかもしれない。全然記憶にないけれど、ベゲロスのespeciales No.1と2はどこへ消えたのだろう?
この缶入りのタパドス16本にボックスナンバーはないのか? 見当たらない。わからなくなった事だらけだが、着火すれば安定しているらしき甘い草おいしげに、雑草にあらず。
緑の草にまじわる乾いた「藁束」にそこはかとなく香るコイーバの如き深みはなんだろう。意外やコイーバに一番近い気がするべゲロなのだよ、そうだろうとも。理由はわからないが、秘密の製法を私に隠している気がする。
藁は美点でないのに、コイーバとはこの藁束をこそ変化せしめたものだと悟らせる、かもしれない。コイーバのあのおそろしい重厚さはないものの。ベゲロスに関する昔の記事でも同様の事を言っていた気がする。記憶違いでなければ。つまりは全ハバナの中でもっともコイーバに近いと。それは調べず、昔の記事を辿ると、ほぼ記憶にないespeciales No.1と2の記事が出てくる。
|—|4.7 x 46|重量:9.82g|香:--|残15|
昔シングルで8ドルだったから、未だ珍しく安価を保っているのかもしれない。全然記憶にないけれど、ベゲロスのespeciales No.1と2はどこへ消えたのだろう?
この缶入りのタパドス16本にボックスナンバーはないのか? 見当たらない。わからなくなった事だらけだが、着火すれば安定しているらしき甘い草おいしげに、雑草にあらず。
緑の草にまじわる乾いた「藁束」にそこはかとなく香るコイーバの如き深みはなんだろう。意外やコイーバに一番近い気がするべゲロなのだよ、そうだろうとも。理由はわからないが、秘密の製法を私に隠している気がする。
藁は美点でないのに、コイーバとはこの藁束をこそ変化せしめたものだと悟らせる、かもしれない。コイーバのあのおそろしい重厚さはないものの。ベゲロスに関する昔の記事でも同様の事を言っていた気がする。記憶違いでなければ。つまりは全ハバナの中でもっともコイーバに近いと。それは調べず、昔の記事を辿ると、ほぼ記憶にないespeciales No.1と2の記事が出てくる。
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|箱不明|4.3 x 52|cigarOne|$9|重量:0(12.98g)|算出:+4|香味:+3|計7点|
他の一本買いの葉巻と一緒くたに保管していたのでわからないが、かなり豚臭い葉巻。
真夜中の雪解けの音を聞きながら、窓を開けて暖房を炊く。
噛むほどに美味しくなるレタスのような、重厚な植物である。初めからやや華やいで、また、どれかと言われればコイーバのような、黄土の風味がある。そして辛い。
ドローはむっしりとして完璧。農家の風味もほどほどに懐かしく、都会に出る健康優良児の羽ばたく未来を思わせる。
タパドスよりもハバナ感が強いが、やや紙のような味わい。中盤になってむっしりとして完璧だったドローが詰まり始める。よって大したものではないし、不安定なのだが、香味に関しては、この実物を覆すような安定度の高さを読み取ってしまう。吸い込みが良かったところで満点にはならないと思うが、「白緑色のコイーバ」とでもいうような鮮やかな存在感を発現し続けそうである。
金木犀に緑豆もやしが重なって現れる。
一番太い葉脈を抜いたら葉脈のみならずぞろぞろと葉が一枚抜けて、スカスカになってしまう。この所為で、まるで味が変ってしまい、なんだかヒントのような香味が一つする。このヒントがしつこい。
ベゲロスというブランド物だから、さすがに各ブランドで突発的に出す限定物の即席感覚はなくて、よくよく磨き抜いた物のように感じてしまう。なんなのだろう、ベゲロスの畑は不味そうな葉を捨てた吟醸仕様なのだろうか。新しい基礎が築かれたかのように見えてしまう。
吸い込みのせいでなかなかひどい内容なのだが、近未来感を葉巻に感じてしまう。
芋焼酎と合わせると芋が消えて花焼酎になる。葉巻からは芋のような豚が立ち昇る。
抜いた葉の周辺が揉まれて落ち着いたのか、最後には甘い、若干岩味がかった金木犀が太い。新生ベゲロス、なんだか侮れない。新生。新生感が充溢している。
他の一本買いの葉巻と一緒くたに保管していたのでわからないが、かなり豚臭い葉巻。
真夜中の雪解けの音を聞きながら、窓を開けて暖房を炊く。
噛むほどに美味しくなるレタスのような、重厚な植物である。初めからやや華やいで、また、どれかと言われればコイーバのような、黄土の風味がある。そして辛い。
ドローはむっしりとして完璧。農家の風味もほどほどに懐かしく、都会に出る健康優良児の羽ばたく未来を思わせる。
タパドスよりもハバナ感が強いが、やや紙のような味わい。中盤になってむっしりとして完璧だったドローが詰まり始める。よって大したものではないし、不安定なのだが、香味に関しては、この実物を覆すような安定度の高さを読み取ってしまう。吸い込みが良かったところで満点にはならないと思うが、「白緑色のコイーバ」とでもいうような鮮やかな存在感を発現し続けそうである。
金木犀に緑豆もやしが重なって現れる。
一番太い葉脈を抜いたら葉脈のみならずぞろぞろと葉が一枚抜けて、スカスカになってしまう。この所為で、まるで味が変ってしまい、なんだかヒントのような香味が一つする。このヒントがしつこい。
ベゲロスというブランド物だから、さすがに各ブランドで突発的に出す限定物の即席感覚はなくて、よくよく磨き抜いた物のように感じてしまう。なんなのだろう、ベゲロスの畑は不味そうな葉を捨てた吟醸仕様なのだろうか。新しい基礎が築かれたかのように見えてしまう。
吸い込みのせいでなかなかひどい内容なのだが、近未来感を葉巻に感じてしまう。
芋焼酎と合わせると芋が消えて花焼酎になる。葉巻からは芋のような豚が立ち昇る。
抜いた葉の周辺が揉まれて落ち着いたのか、最後には甘い、若干岩味がかった金木犀が太い。新生ベゲロス、なんだか侮れない。新生。新生感が充溢している。
|箱不明|4.7 x 46|cigarOne|$8|重量:−1(9.76g)|算出:+6|香味:+4|計9点|
農家じみた臭みがなく、農家は農家でも洗練されているか、清潔である。豚や藁束より、レタスに蜂蜜のよう。なのに農家の朝食のかおり。
久しぶりのベゲロスの、過去の記憶に因るのか、優しくて爽やかなようでいて、着火してみるとかなり辛くて強い。非ハバナっぽい(パドロンを思い出しかねない)。箱不明で葉齢を知らないが、ハバナらしさが出ないのは、三歳未満の葉巻だからなのかもしれない。(知る限り、モンテクリストのエスペシャルやNo.2は三年経ってからモンテクリストらしさが出た。)
どれかと言われれば無理矢理メロンのような芳香がする。その、何かわからない感じが尚更アロマティックだが、少しずつ花が漂い始める。一瞬フルーツポンチがポンと出る(一口のみで終る)。
全体は微かな新緑の養分で溌溂としている。カスタードもカスタードではない薄緑色をしている。記憶の連鎖でか隠れた藁の効能でか豆打餅に見えたり。植物の旨味がふと消失するとがらんどうの茎になってしまう(が、がらんどうも一口のみで終る)。
後半すぐ、金木犀が噴き出す辺りで、ハバナらしき風合いが現れる。これは、久々に百点満点の金木犀だった。なぜかコイーバのような風味までする。荒野の乾きがまるでない緑に因るのか。
その金木犀がずっと根元まで安定して満満と咲きつづけていた。小型の葉巻とはいえ、思い返せば五年分もの金木犀を、小一時間、まるで桜の花見の傑作日のように堪能した。
前半強かったが、するりと花に落ち着いて、甘味が少ないままの密な味わいを保っていた。
農家じみた臭みがなく、農家は農家でも洗練されているか、清潔である。豚や藁束より、レタスに蜂蜜のよう。なのに農家の朝食のかおり。
久しぶりのベゲロスの、過去の記憶に因るのか、優しくて爽やかなようでいて、着火してみるとかなり辛くて強い。非ハバナっぽい(パドロンを思い出しかねない)。箱不明で葉齢を知らないが、ハバナらしさが出ないのは、三歳未満の葉巻だからなのかもしれない。(知る限り、モンテクリストのエスペシャルやNo.2は三年経ってからモンテクリストらしさが出た。)
どれかと言われれば無理矢理メロンのような芳香がする。その、何かわからない感じが尚更アロマティックだが、少しずつ花が漂い始める。一瞬フルーツポンチがポンと出る(一口のみで終る)。
全体は微かな新緑の養分で溌溂としている。カスタードもカスタードではない薄緑色をしている。記憶の連鎖でか隠れた藁の効能でか豆打餅に見えたり。植物の旨味がふと消失するとがらんどうの茎になってしまう(が、がらんどうも一口のみで終る)。
後半すぐ、金木犀が噴き出す辺りで、ハバナらしき風合いが現れる。これは、久々に百点満点の金木犀だった。なぜかコイーバのような風味までする。荒野の乾きがまるでない緑に因るのか。
その金木犀がずっと根元まで安定して満満と咲きつづけていた。小型の葉巻とはいえ、思い返せば五年分もの金木犀を、小一時間、まるで桜の花見の傑作日のように堪能した。
前半強かったが、するりと花に落ち着いて、甘味が少ないままの密な味わいを保っていた。
|7 1/2 x 38|cigarOne|$12|+2|+2|
外観は他の葉巻と比べると緑がかっていて薄気味悪いすべすべさがある。毛穴の無い人のような奇妙さである。
味は甘い漢方薬、養命酒。
ベゲロスは吸い込みが悪いという噂を聞いた事があるが本当に悪い。煙が極端に少ない(ほとんど出てこない)のに減りが速い。煙は何処に消えているのだろうか。煙は僅かでありながら香味には健康に与しそうな旨さがある。吸い込みが悪い所為で雑味も出そうだし、美味しいのに不満が募る。
時々養命酒から養命酒を吸った木が生える。こんな滋味深い味わいは他にはないので吸い込みの悪さが悔やまれる。擂鉢にスパイスと砂糖水を入れて練ったものを乾かしたような変な味わい。モンテクリストに酷似した金木犀開花に至りそうで至らない、際どい醗酵状態が続いて、それもまた良い。花が咲いてはおしまいだが、限界を保つのである。芍薬を嗅いだことはたぶんないが芍薬のよう。
煙は紙巻き煙草よりも少ないぐらいなのに味が濃く、吸い込みが良かったらどうなるのだろうとも思うが、かえってこのままの方が良いのかもしれない、と思わせるぐらいに美味しいのだからわけがわからない。若干イガイガしているがこれは結局増さず、吸い込みの悪さのお陰かあまり気にならないのかもしれない。むかつくのにむかつきを帳消しにするぐらい美味しかったな。
小姑のような話だけれど、ほぼ同サイズのパルタガスの方が1ドル安い。同じ価格だったら双頭を成すような個性的な味わいだったと思うのだが、こちらの方が少し首が短い。このサイズで八岐大蛇を構成したいのに。しかしまた買ってみよう。なんだか漢方薬のように癖になるのかもしれない。飽きない美味しさ。
外観は他の葉巻と比べると緑がかっていて薄気味悪いすべすべさがある。毛穴の無い人のような奇妙さである。
味は甘い漢方薬、養命酒。
ベゲロスは吸い込みが悪いという噂を聞いた事があるが本当に悪い。煙が極端に少ない(ほとんど出てこない)のに減りが速い。煙は何処に消えているのだろうか。煙は僅かでありながら香味には健康に与しそうな旨さがある。吸い込みが悪い所為で雑味も出そうだし、美味しいのに不満が募る。
時々養命酒から養命酒を吸った木が生える。こんな滋味深い味わいは他にはないので吸い込みの悪さが悔やまれる。擂鉢にスパイスと砂糖水を入れて練ったものを乾かしたような変な味わい。モンテクリストに酷似した金木犀開花に至りそうで至らない、際どい醗酵状態が続いて、それもまた良い。花が咲いてはおしまいだが、限界を保つのである。芍薬を嗅いだことはたぶんないが芍薬のよう。
煙は紙巻き煙草よりも少ないぐらいなのに味が濃く、吸い込みが良かったらどうなるのだろうとも思うが、かえってこのままの方が良いのかもしれない、と思わせるぐらいに美味しいのだからわけがわからない。若干イガイガしているがこれは結局増さず、吸い込みの悪さのお陰かあまり気にならないのかもしれない。むかつくのにむかつきを帳消しにするぐらい美味しかったな。
小姑のような話だけれど、ほぼ同サイズのパルタガスの方が1ドル安い。同じ価格だったら双頭を成すような個性的な味わいだったと思うのだが、こちらの方が少し首が短い。このサイズで八岐大蛇を構成したいのに。しかしまた買ってみよう。なんだか漢方薬のように癖になるのかもしれない。飽きない美味しさ。
|6 x 38|cigarOne|$9|0|+1|
まろやかな草だなぁと思う。爽やかなハーブなのだがまろやかで、まろやかなのに粗野。縫い目のような筋が目立つラッパーが脆そうで、渇いた質感が脆さを増している。
序盤を過ぎるとスパイシーになる。それでもまろやかミルクなのだが、ミルクとも言い切れない。甘味や旨味を極力薄くしたようなギリギリの際どさで、ハーブとスパイスとまろやかさだけで充足させている。何かにそっくりなのだがまったく思い出せず、思い出せるような気もせず、どれか一種類というのでなく三種類の葉巻にそっくりなのかもしれない。ありもしない記憶みたいで居心地が悪い。三種類なのであればそれとは別の居心地の悪さなのだが。どっちつかずの居心地の悪さこそが居心地悪いのだと思う。
ハバナ感は老いぼれの感じがしなくはないものの元から薄いのかもしれない。吸い込みが悪く、ミディアムなのだが薄い。ハバナであるだけで本当にハバナだけにしかない味がするので『葉巻』という感じはするのだが、バランスが突飛で、とりわけ良い味というべきものとてなく、ブレンドの妙ぐらいにしか感じない。つまり妙ではないのだが、存在しなくても良いという感じもしないのである。ハバナを吸いたいがハバナを吸いたくない気もするという時に良いかもしれない。
口当たりは始終少しイガイガしている。これも結局新鮮なものを買って自分で熟成させてみないと真価がわからないっぽい。
このサイズ(6 x 38)は結局ダビドフを除いてドローがすんなりしていないものばかり。モンテは驚きの味わいだったけれど、ダビドフ>モンテクリスト>コイーバの順、他は要らないかなぁ。コイーバは死んでいたと思うので何より早くもう一度試したいけれど、モンテクリストのような驚きは出ないはず。
まろやかな草だなぁと思う。爽やかなハーブなのだがまろやかで、まろやかなのに粗野。縫い目のような筋が目立つラッパーが脆そうで、渇いた質感が脆さを増している。
序盤を過ぎるとスパイシーになる。それでもまろやかミルクなのだが、ミルクとも言い切れない。甘味や旨味を極力薄くしたようなギリギリの際どさで、ハーブとスパイスとまろやかさだけで充足させている。何かにそっくりなのだがまったく思い出せず、思い出せるような気もせず、どれか一種類というのでなく三種類の葉巻にそっくりなのかもしれない。ありもしない記憶みたいで居心地が悪い。三種類なのであればそれとは別の居心地の悪さなのだが。どっちつかずの居心地の悪さこそが居心地悪いのだと思う。
ハバナ感は老いぼれの感じがしなくはないものの元から薄いのかもしれない。吸い込みが悪く、ミディアムなのだが薄い。ハバナであるだけで本当にハバナだけにしかない味がするので『葉巻』という感じはするのだが、バランスが突飛で、とりわけ良い味というべきものとてなく、ブレンドの妙ぐらいにしか感じない。つまり妙ではないのだが、存在しなくても良いという感じもしないのである。ハバナを吸いたいがハバナを吸いたくない気もするという時に良いかもしれない。
口当たりは始終少しイガイガしている。これも結局新鮮なものを買って自分で熟成させてみないと真価がわからないっぽい。
このサイズ(6 x 38)は結局ダビドフを除いてドローがすんなりしていないものばかり。モンテは驚きの味わいだったけれど、ダビドフ>モンテクリスト>コイーバの順、他は要らないかなぁ。コイーバは死んでいたと思うので何より早くもう一度試したいけれど、モンテクリストのような驚きは出ないはず。
銘
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