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|coh-hk|$38/5(+¥3600/15)|2019/8/1・arr 8/8|
|―|6 x 52|重量:--g|香:1.9~2.1 ave2.0|残1|
前日のプラチナと同じぐらい置いたものだが、こちらはまだ厳しい。煙量ばかり多くて、味が悪い。それにしても煙の量はすごく、巻きも燃焼もすこぶる良い。味が悪い。始終味がほとんど変わらない、もふもふと同じ味がただ無駄に湧く。
|―|6 x 52|重量:--g|香:1.9~2.1 ave2.0|残1|
前日のプラチナと同じぐらい置いたものだが、こちらはまだ厳しい。煙量ばかり多くて、味が悪い。それにしても煙の量はすごく、巻きも燃焼もすこぶる良い。味が悪い。始終味がほとんど変わらない、もふもふと同じ味がただ無駄に湧く。
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|coh-hk|$133/20(+¥4800/20)|2019/11/20・arr 11/29|
|―|6 1/2 x 52|重量:??g|香:3.2~3.9 ave3.8|残??|
この箱、今まで一度も良かった事がなくて、もう乱暴に半分燃やした時点で捨てたりしているのですが、久しぶりに取り出してみたらブルームに覆われていてどことなく美味しそうにも見えました。ベランダで風に吹かれていたので詳しい香味はわかりませんが、途中から終わりまでずっと濃厚な金木犀が吹き出しまして、こんなに長く金木犀の咲き続ける事が過去にあったろうかと思うほどで(どう考えても他にコイーバBHK52の最初の一本しか浮かばない)、初めて大変満足した次第です。室内向きの微妙なる深い旨さなどがある気はしないのですが、香りばかりでコクが足りないといった感じもなく、風に吹かれつつ、ベランダの王になりうる素質を感じました。
|―|6 1/2 x 52|重量:??g|香:3.2~3.9 ave3.8|残??|
この箱、今まで一度も良かった事がなくて、もう乱暴に半分燃やした時点で捨てたりしているのですが、久しぶりに取り出してみたらブルームに覆われていてどことなく美味しそうにも見えました。ベランダで風に吹かれていたので詳しい香味はわかりませんが、途中から終わりまでずっと濃厚な金木犀が吹き出しまして、こんなに長く金木犀の咲き続ける事が過去にあったろうかと思うほどで(どう考えても他にコイーバBHK52の最初の一本しか浮かばない)、初めて大変満足した次第です。室内向きの微妙なる深い旨さなどがある気はしないのですが、香りばかりでコクが足りないといった感じもなく、風に吹かれつつ、ベランダの王になりうる素質を感じました。
|La Couronne| ($496+$36.84+¥10,700)/8=¥8,700|2020/1/17・arr 1/28|
|ATE SEP 19|6 1/8 x 55|重量:19.46g|香:0.0~3.0 ave0.1|残5|
酸味がかった白木に始まる、いかにもロメオなる軽さと薄み。
ドローが……。
すぐさまドロー問題は顕著となり、延々と煙が来ず、先っぽの火種から風に流れるばかり、根元まで続く。
あまり使いたくないのだけれど、ここまでの詰りになるとパーフェクドローを突っ込むべきだった。しかし、怪しめど着火前に突っ込むには判断力不足で、現に一口目二口目はちょっと啜ることが出来て美味しく感じたものだった。
ドローを完璧に作るトルセドールにこそ名誉を与えて欲しいものだなぁ。
|ATE SEP 19|6 1/8 x 55|重量:19.46g|香:0.0~3.0 ave0.1|残5|
酸味がかった白木に始まる、いかにもロメオなる軽さと薄み。
ドローが……。
すぐさまドロー問題は顕著となり、延々と煙が来ず、先っぽの火種から風に流れるばかり、根元まで続く。
あまり使いたくないのだけれど、ここまでの詰りになるとパーフェクドローを突っ込むべきだった。しかし、怪しめど着火前に突っ込むには判断力不足で、現に一口目二口目はちょっと啜ることが出来て美味しく感じたものだった。
ドローを完璧に作るトルセドールにこそ名誉を与えて欲しいものだなぁ。
|next cigar|$187/10|2021/6/2・arr 6/12|
|―|5 1/8 x 52|15.35g|香:3.7~4.2 ave 4.0|残9|
ダビドフの新作。レイトアワーのように樽で熟成させるとか、高級品のように10年寝かせるとか、そういう話はないようなので微妙なブレンドの違いなのだろうと思う。
煙は木質の感触で、表面はさらさらして奥に棘がある。棘が独特の鉱物質をなして脳髄に輝く。メンマを思わせる深み(メンマを深く美味しいと感じたことはないのだが、煙となると話が変わる)。つまり、旧アニベルサリオ・シリーズの金色をやや鈍くして旧ミレニアム・シリーズの銀箔を少々追加、それら金銀が花々に昇華される下でメンマの旨味が奥深くどっしりと構える。マデューロに行きがちなところをメンマで抑えている。後半は木質やメンマが消滅するほどに金銀花々が甘々と天球を覆い、その上、その下、天上の景色広大この上なし。終わりなき天上がクリーミーなお菓子に収束しはじめる。焼菓子の香ばしさ、バター。
単体でも相当面白いと思うけれど、昔のダビドフの香りを時々思い出すのもちょっと面白い。たぶんアニベルサリオやミレニアムよりも完成度高い。全シリーズの中間にまあまあ高いような塔を建設したふうで、クラシックを除くどのシリーズが好きな人も納得してしまいそう。くどさや嫌味が出る一歩手前の限界の濃さを湛えている。クラシックにある軽やかな羽は感じられない。
|―|5 1/8 x 52|15.35g|香:3.7~4.2 ave 4.0|残9|
ダビドフの新作。レイトアワーのように樽で熟成させるとか、高級品のように10年寝かせるとか、そういう話はないようなので微妙なブレンドの違いなのだろうと思う。
煙は木質の感触で、表面はさらさらして奥に棘がある。棘が独特の鉱物質をなして脳髄に輝く。メンマを思わせる深み(メンマを深く美味しいと感じたことはないのだが、煙となると話が変わる)。つまり、旧アニベルサリオ・シリーズの金色をやや鈍くして旧ミレニアム・シリーズの銀箔を少々追加、それら金銀が花々に昇華される下でメンマの旨味が奥深くどっしりと構える。マデューロに行きがちなところをメンマで抑えている。後半は木質やメンマが消滅するほどに金銀花々が甘々と天球を覆い、その上、その下、天上の景色広大この上なし。終わりなき天上がクリーミーなお菓子に収束しはじめる。焼菓子の香ばしさ、バター。
単体でも相当面白いと思うけれど、昔のダビドフの香りを時々思い出すのもちょっと面白い。たぶんアニベルサリオやミレニアムよりも完成度高い。全シリーズの中間にまあまあ高いような塔を建設したふうで、クラシックを除くどのシリーズが好きな人も納得してしまいそう。くどさや嫌味が出る一歩手前の限界の濃さを湛えている。クラシックにある軽やかな羽は感じられない。
|puro-express|€77.25/10|arr 2012/4/18|
|APR SEP 10|5 1/2 x 50|重量:14.78g|香:3.4~3.8 ave3.6|残0|
パルタガスEL2010最後の一本。ラモンアロネスEL2019を物色していたが日本価格の方が安かったので海外購入を躊躇い、代わりに手持ちのELに着火したくなってしまった。当時の購入価格を見るとその安さに驚く。
香味はやはり中心に水を巻いたような竹輪型で、純然たる外側の香ばしさを感じる。実際には水など巻かれず中心にも葉が詰まっているのであるから、あるものがないように感じられている。最近のELの傾向は知らないのだけれど、昔はどのブランドでもこんなふうに水を巻いていたと感じられた。熟成の年月を経ても変わらない。
|APR SEP 10|5 1/2 x 50|重量:14.78g|香:3.4~3.8 ave3.6|残0|
パルタガスEL2010最後の一本。ラモンアロネスEL2019を物色していたが日本価格の方が安かったので海外購入を躊躇い、代わりに手持ちのELに着火したくなってしまった。当時の購入価格を見るとその安さに驚く。
香味はやはり中心に水を巻いたような竹輪型で、純然たる外側の香ばしさを感じる。実際には水など巻かれず中心にも葉が詰まっているのであるから、あるものがないように感じられている。最近のELの傾向は知らないのだけれど、昔はどのブランドでもこんなふうに水を巻いていたと感じられた。熟成の年月を経ても変わらない。
|next cigar|$108/10+¥2500/10 ≦ ¥1400/1|2020/12/1・arr 12/8|
|―|6” x 50|16.19g|香:4.0~4.4 ave 4.2|残7|
濃くはない。しかし「これが葉巻か!」と叫びうる明快さが底からも天からも溢れる。葉巻を(初めて美味しい葉巻を)初めてくゆらせたような感動がこれによって再燃する。「これが、葉巻なのか…?」とくすぶらせるところがない。ライトでソフトでスムースなのに不思議な異様な濃さ。熟成の賜物だろうか。複雑な色を見せず単一色の「単なる葉巻」になっている。単一の色も複雑な色で成り立ってはいる、そうかもしれない。底知れぬ単純さの葉巻である。
ライト・ソフト・スムースといった要素がこの葉巻の明快さを生み出しているのかもしれない。他の香味を一滴だに加えず、それら要素が葉巻の香りを象る、割物を包む箱のように。結果、葉巻の濃さもが羽毛のごとく軽く思えてしまうのかもしれない。「軽さこそが葉巻である」という不思議な感動がある。元来重いと思われがちな葉巻であればこそ、珍かな軽さがしっくりくる。未経験者の期待を裏切って想像をはるかに上回るものでなければ葉巻を葉巻とは言えない。
シンプルかと思うほど変化もしっかりして、風の強い屋外にても金木犀が吹き出した。
できれば10本追加購入し、気兼ねなく最初の10本を焼き尽くしたい。なんというか、想像上ながら、キューバンダビドフの代替品になるのではないかと思えてしまうような美しさがある。錆ない古さがある。
|―|6” x 50|16.19g|香:4.0~4.4 ave 4.2|残7|
濃くはない。しかし「これが葉巻か!」と叫びうる明快さが底からも天からも溢れる。葉巻を(初めて美味しい葉巻を)初めてくゆらせたような感動がこれによって再燃する。「これが、葉巻なのか…?」とくすぶらせるところがない。ライトでソフトでスムースなのに不思議な異様な濃さ。熟成の賜物だろうか。複雑な色を見せず単一色の「単なる葉巻」になっている。単一の色も複雑な色で成り立ってはいる、そうかもしれない。底知れぬ単純さの葉巻である。
ライト・ソフト・スムースといった要素がこの葉巻の明快さを生み出しているのかもしれない。他の香味を一滴だに加えず、それら要素が葉巻の香りを象る、割物を包む箱のように。結果、葉巻の濃さもが羽毛のごとく軽く思えてしまうのかもしれない。「軽さこそが葉巻である」という不思議な感動がある。元来重いと思われがちな葉巻であればこそ、珍かな軽さがしっくりくる。未経験者の期待を裏切って想像をはるかに上回るものでなければ葉巻を葉巻とは言えない。
シンプルかと思うほど変化もしっかりして、風の強い屋外にても金木犀が吹き出した。
できれば10本追加購入し、気兼ねなく最初の10本を焼き尽くしたい。なんというか、想像上ながら、キューバンダビドフの代替品になるのではないかと思えてしまうような美しさがある。錆ない古さがある。
|coh-hk|$240/50+¥10200/50=¥720|2021/3/1・arr 3/7|
|GOS OCT 19|4 3/8 x 42|重量:7.36g|香:4.0~4.3 ave4.1|残49|
たーらこーーたーらこーさっそく一本開頭してみたところ、良保湿な感覚が鉄の刃を通して伝わる。味もさっそく良い。
50キャビネの方が美味しいという噂は検証できないが、濃いパルタガスの味に、醤油染みとは無縁の爽やかさ。草も見えず、ラムネっぽい甘やかさをともなう爽やかさが濃さとともに突き抜ける。ずっしりとして爽快で、重たるくなく、小口径特有の渋皮の香ばしさが立つ。アーモンドの脂質の白い旨味も濃い。堪能まるで飽きもせぬ間に花の気配を感じる。
ハバナが頭に浮かぶとき、いつもこういう味わいを想像している。しかしこれを常備しなかった。最近とくにダビドフ漬で、ついに必要なものが必要になったのだ。
キャビネの一本を抜いただけながら、ペテコロエスやD6よりもこちらに軍配が上がりそうである。ショートが一番小さいが、凝縮度が抜群に高く、凝縮度を正義とする状況がよくある。多々ペテコロエスは寂しき醤油、D6は味がぼやける。
ショートの味わいに集中すると、花が芋を実らせるのはパルタガスの常態ながら、実った芋は何度食べても実にうまい。芋にだんだんと土臭さが乗ってくる。土には分解された花の養分が豊富に練り込まれている。これから最後にハーシュノイズが炸裂すればまさに一貫したパルタガスの完成である。
残2センチで花嵐となってそれは来る。時すでに遅し、すぐに持てなくなって終了する。
すぐのことだが、根元まで堪能させるのがショートなのだろう。
もう少しドローが良ければとも思うものの、風通しの良さでかえって凝縮感が消し飛んでしまう可能性もある。
ルシタニア、898、プレシデンテ、ショート、マデューロ、パルタガスは層が厚い。柔らかさを欲すればE2あたりを加えて完全無欠たる。D4はハズレ多すぎ。
|GOS OCT 19|4 3/8 x 42|重量:7.36g|香:4.0~4.3 ave4.1|残49|
たーらこーーたーらこーさっそく一本開頭してみたところ、良保湿な感覚が鉄の刃を通して伝わる。味もさっそく良い。
50キャビネの方が美味しいという噂は検証できないが、濃いパルタガスの味に、醤油染みとは無縁の爽やかさ。草も見えず、ラムネっぽい甘やかさをともなう爽やかさが濃さとともに突き抜ける。ずっしりとして爽快で、重たるくなく、小口径特有の渋皮の香ばしさが立つ。アーモンドの脂質の白い旨味も濃い。堪能まるで飽きもせぬ間に花の気配を感じる。
ハバナが頭に浮かぶとき、いつもこういう味わいを想像している。しかしこれを常備しなかった。最近とくにダビドフ漬で、ついに必要なものが必要になったのだ。
キャビネの一本を抜いただけながら、ペテコロエスやD6よりもこちらに軍配が上がりそうである。ショートが一番小さいが、凝縮度が抜群に高く、凝縮度を正義とする状況がよくある。多々ペテコロエスは寂しき醤油、D6は味がぼやける。
ショートの味わいに集中すると、花が芋を実らせるのはパルタガスの常態ながら、実った芋は何度食べても実にうまい。芋にだんだんと土臭さが乗ってくる。土には分解された花の養分が豊富に練り込まれている。これから最後にハーシュノイズが炸裂すればまさに一貫したパルタガスの完成である。
残2センチで花嵐となってそれは来る。時すでに遅し、すぐに持てなくなって終了する。
すぐのことだが、根元まで堪能させるのがショートなのだろう。
もう少しドローが良ければとも思うものの、風通しの良さでかえって凝縮感が消し飛んでしまう可能性もある。
ルシタニア、898、プレシデンテ、ショート、マデューロ、パルタガスは層が厚い。柔らかさを欲すればE2あたりを加えて完全無欠たる。D4はハズレ多すぎ。
|knokke|€169/10+¥7500/10=¥2750|2020/3/9・arr 4/9|
|LGR MAY 19|6.38' x 52|重量:17.88g|香:3.0~3.1 ave3.0|残5|
竹をずっと食っているような淡白さと軽いえぐみが延々と変化なく続く。この葉巻は最近いつもこんな感じ。
|LGR MAY 19|6.38' x 52|重量:17.88g|香:3.0~3.1 ave3.0|残5|
竹をずっと食っているような淡白さと軽いえぐみが延々と変化なく続く。この葉巻は最近いつもこんな感じ。
|next cigar|$108/10+¥2500/10 ≦ ¥1400/1|2020/12/1・arr 12/8|
|―|6” x 50|16.19g|香:4.1~4.4 ave 4.3|残8|
酸っぱい豚のような匂い。けっして良い匂いではないが、葉巻愛好家たちが興奮しそうな匂い。ただ、ここまで饐えた酸っぱい匂いを嗅ぐのは久しぶり、初めてだ。
着火するとたおやかなダビドフワールドで、乾いた松茸の香に肌理細かい白土の味わい。白木というより、白い土、珍しいかもしれない。ダビドフクラシックよりも美味しい。土の方が好き、か。
前回の一本目から二月以上を経ての二本目、こちらも702エントレアクト同様に乾燥地獄から復活したようだ。残り九本すべてのビニールを脱がして保管していた。
軽やかで気さくで楽しくなる煙、花がどこからか漂ったり、はっきりスパイスが加わったり、着火後1センチの内でかなり香味の追加がある。差しはあって、引きはない。スパイスは甘いシナモンにして多孔質の小さな辛味が口全体に肌理細かく弾けてバブルバスよりも心地よい。炭酸水にも似るが、爽快さよりも味わい深さがまさりつつ、『奇跡のコーラ』でも飲むようである。
炭酸衰えずありつつ酸味無きレモンやら、他にも何かしら果物の色が楽しく加わって、賑やかなパーティーの幻覚を呈する。いずれもが強く主張せず、上質な土をやさしく囲んでいる、さながら淡白な翁の誕生日を祝い、主役に日が差し続ける。だから中盤の変化が平らでも平然と美味しいのである。終盤はまさに、隠しても漂っていたプレゼントの花束が手渡される。
こんなに美味しい物だとは思わなかった。いつ巻かれた物かもわからない。翁とか淡白とか言ったものの、枯れた感覚はまるでなく、薄さも微塵もなく、楽しく濃い一日だった。たった一本が誰かの誕生日の一日となってしまうほど。
ダビドフ全般と比べての最大の特徴は、白木でなくコクのある白土である事、炭酸水。また始終グラニュー糖を一粒ずつ加えつづけるように根気よく甘い。
|―|6” x 50|16.19g|香:4.1~4.4 ave 4.3|残8|
酸っぱい豚のような匂い。けっして良い匂いではないが、葉巻愛好家たちが興奮しそうな匂い。ただ、ここまで饐えた酸っぱい匂いを嗅ぐのは久しぶり、初めてだ。
着火するとたおやかなダビドフワールドで、乾いた松茸の香に肌理細かい白土の味わい。白木というより、白い土、珍しいかもしれない。ダビドフクラシックよりも美味しい。土の方が好き、か。
前回の一本目から二月以上を経ての二本目、こちらも702エントレアクト同様に乾燥地獄から復活したようだ。残り九本すべてのビニールを脱がして保管していた。
軽やかで気さくで楽しくなる煙、花がどこからか漂ったり、はっきりスパイスが加わったり、着火後1センチの内でかなり香味の追加がある。差しはあって、引きはない。スパイスは甘いシナモンにして多孔質の小さな辛味が口全体に肌理細かく弾けてバブルバスよりも心地よい。炭酸水にも似るが、爽快さよりも味わい深さがまさりつつ、『奇跡のコーラ』でも飲むようである。
炭酸衰えずありつつ酸味無きレモンやら、他にも何かしら果物の色が楽しく加わって、賑やかなパーティーの幻覚を呈する。いずれもが強く主張せず、上質な土をやさしく囲んでいる、さながら淡白な翁の誕生日を祝い、主役に日が差し続ける。だから中盤の変化が平らでも平然と美味しいのである。終盤はまさに、隠しても漂っていたプレゼントの花束が手渡される。
こんなに美味しい物だとは思わなかった。いつ巻かれた物かもわからない。翁とか淡白とか言ったものの、枯れた感覚はまるでなく、薄さも微塵もなく、楽しく濃い一日だった。たった一本が誰かの誕生日の一日となってしまうほど。
ダビドフ全般と比べての最大の特徴は、白木でなくコクのある白土である事、炭酸水。また始終グラニュー糖を一粒ずつ加えつづけるように根気よく甘い。
|next cigar|$168/20+¥1900/20=¥990|2021/1/22・arr 1/30|
|―|3.5" x 43|7.18g, 6.14g|香:3.6~4.0 ave 3.8|残16|
到着直後はラッパーもフィラーも砂が崩れ落ちるぐらい乾いていましたが、3週間の加湿でしっとり濃く辛味の少ない味わいになりました。ダメージを感じさせない回復力です。エクアドル系の、銀の粒が見えるような甘やかな風味は、葉巻というよりお菓子に近い感覚でさえありますが、ふんわりしたスポンジ感はありません。しっとりとして、でもまたサフランやガトーショコラの感じでもありません。さらに、ハバナっぽさはないものの、葉巻を葉巻たらしめる良味が確かです。中盤、華やかさとともにより明るい色のダビドフの記憶が出てきます。濃い茶褐色の美味しげな樹液から、花のエキスを塗った上質な白木に変わったのです。エクアドルのラッパーで巻いたほかは普通のエントレアクトと同じ?ようなので、この変化は至当なのかもしれません。
|―|3.5" x 43|7.18g, 6.14g|香:3.6~4.0 ave 3.8|残16|
到着直後はラッパーもフィラーも砂が崩れ落ちるぐらい乾いていましたが、3週間の加湿でしっとり濃く辛味の少ない味わいになりました。ダメージを感じさせない回復力です。エクアドル系の、銀の粒が見えるような甘やかな風味は、葉巻というよりお菓子に近い感覚でさえありますが、ふんわりしたスポンジ感はありません。しっとりとして、でもまたサフランやガトーショコラの感じでもありません。さらに、ハバナっぽさはないものの、葉巻を葉巻たらしめる良味が確かです。中盤、華やかさとともにより明るい色のダビドフの記憶が出てきます。濃い茶褐色の美味しげな樹液から、花のエキスを塗った上質な白木に変わったのです。エクアドルのラッパーで巻いたほかは普通のエントレアクトと同じ?ようなので、この変化は至当なのかもしれません。
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