忍者ブログ

  源氏物語「葉」
++葉巻++シガー++レビュー++個人輸入++ブログ

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

|6 × 50|AtlanticCigar|($39.99/7)|+1|+1|

 未開栓のブランデーに似た、ほとんど黒い深緑色のバンドが深い。そういう浅い深緑のエナメルにクラシックな文様の金縁がなかなかで、ラグロリアクバーナの次に格好良いと思う。ラッパーは1959シリーズの次に艶がなく、焦げた黄土色。煎りすぎた小麦粉みたい。重く、巻きは堅めだが吸い込みはスッと通っている。
 カフェオレタイプのコクのある香ばしさ。ミルク感はあまりないけれど。その代わりにまろやかな香草。に、珈琲の仄かな苦み。だからどうしたという感じだが、なんと仄かさには灰の渋みが少しある。無ければ良いのに。柔らかいのを渋みが邪魔している。もっと柔らかくあってほしいものだなぁと当然思うのだが、どうしてこれを無碍にするほどのこれ以上の柔らかさがあるのだとわかるのだろう。控え目だが、木質の甘い香り。味も薄い強めのライト。スパイスもまるい。まるすぎはしないが。少し美味しいが、少ししか美味しくなく、約2センチで少し飽きてくる。それと気付かないほどだが、杉坊主が生えていた。
 消閑の具程度の煙。長閑さも消えてしまう。
 中盤、急にプッツリと香味が途切れ、音信不通の快楽が訪れ、すぐに復活するが煙草感が強くなって戻る。どうせなら戻ってこなければ良いのにと思っているものだからか、帰って来るときの顔が恥ずかしげであった。巨大で優しい煙草。少しマッチのような香り。味はかなり薄く、渋みは変わらず。小出しにしてギリギリの薄さで凌ごうという遭難者の食料事情めいたひもじい努力が見える。なんて気楽なのだろう。遭難したくなるほどで、なんだか不甲斐ないしシガナイ。
 香味は1959エクソダスシルバーよりも好きだったが、薄渋。
PR

忍者ブログ [PR]