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  源氏物語「葉」
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|thecigar|145CHF/25|arr 2022/12/20|
|UER JUN 17|125mm x 39|重量:5.66g|香:--|残24|

 これは良いかもしれないと、一口目からハバナの風土がガツンときて、細すぎることがない。リンゲージ38が下限の細さだと思っていたが(先日のアップマンで尚更実感した)、まさに一つ上の吸い心地が通る。シガリロの最高の解を見出した思い。もともとラギート1,2が好きなのでそれを短くしたラギート3のよう。小を大きくせず、大を小さくせずというのがラギートで、大らかな物と窮屈な物の間にまさにスマートに空気のように君臨している。空気のようにとはなんだろう。空気を失えばわかるだろう。空気ほど後味の濃いものはない。空気を失えばわかるだろう。たまたまドローの良いものに当たったのか。この一口目のあとすぐ、二口目にお菓子がフワッと香る。
 でも荒さを隠していない。それは火種を進めるたびに実感する。
 花が咲けば同時に必ず草が花を覆い隠す様、これがなんとも安っぽかったりもするのだが、パルタガス特有の芋の粗野な風味がじくじくして荒さをおいしく楽しめたりもする。
 強力。春菊のべっこう飴。
 あと三年ぐらいの熟成が必要か、改めて調べると意外や既に五年モノ(アップマンの方を五年モノだと勘違いしていた)。逆に強まり出すタイプなのか、パルタガスは熟成で強まるという話をしばしば聞くような。
 39口径の形からか、ペテコロエスやショートよりもやっぱり日常の空気に近く、好感が持てるというか、なくてはならない感じがする。なんだろう、このフィット感。毎朝喫茶店に持ち込みたいような。新聞朝刊の味というのか。そもそもそれに叶う喫茶店がない。(そもそも新聞を読んだことがない)これは未だ私の葉巻ではないということかな……。誰の葉巻なのだろう。
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