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  源氏物語「葉」
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|Atlantic Cigar|$9.23(+¥800/1)|2022/1/14・arr 2/4|
|—|5 5/8’ x 46|15.32g|香:3.5~3.8 ave3.7|残0|



 ラデュレカラーのラベルがエナメル調でツヤツヤしていて美味しそう。エンボスの彫りも先日の黄色よりこの乳白エメラルドのほうが深いですし、金のキラキラもふんだんで髪の毛にまで鏤められていて高級感があります。

 シェイプは先日の黄色と全くの同型。

 一口、葉巻の葉巻たる味わい、木のそれがさっそく膨らむ。樹皮でも白木でもない茶色い木。極めて自然のままに感じられる豊潤植物から、微かな甘味が香る。驚く点はないのだが、「普通こそ美味しい」という微妙なところをしみじみと突いてくる。
 ふとスポーツドリンクを思い出す。飲み物をスポドリの嘗ての王たる『ポカリ』から『アクエリアス』に変えた時のような、改めてアクエリアスこそは王を超えて優雅で美味しいなぁという感覚に近い。玉を蹴転がして喉が乾いていた頃の記憶、懐かしい。
 アクエリアスゆえどことなくレモンのような清涼な風味と、体に素早く行き渡る水分ついでの養分を覚える。
 重量から心配した通り、ドローはけっこう硬いので、残念ながらスポーツドリンクをガブ飲みするようなわけにはいかない。
 灰ポロリとともにラズベリー調の甘味がギュッときて、それから急速に落ちる。ドロー難に因る雑味の蓄積部分に当たったらしい。が、盛り返し、ラズベリーをパイ生地に乗せるような振る舞いを見せる。バターたっぷり香ばしい。私の場合、美味しい葉巻に当たるとこの脳内で人形めいた何かの運動がはじまる。これは、崖の下にパイ生地を取りに行き、その後生地のフリスビーが乗務員の人形と共に上昇して空中クッキングが行われているのである。
 再び崖下に物をとりに行く忙しなさ。底からまた上昇してくるのが見ていて飽きない、おかしなおかしなクッキングである。そういう水槽の中で上下動するスーヴニールがこの世にあった気がするのだが……。どうも今度は下まで花をとりに行ったらしい。上がってくるとなかなか物凄い量の花で、見ていて面白い。ドロー悪いので遅々と上がるが、量が多いから遅いのか、ともあれ遠目にも多さがわかる。
 花の後は疲れたか低空飛行を続けるもののメタ平凡な高品質葉巻であった。

 黄色の点数を見ながら点数をつけたわけではないのだが、先日の黄色とこのエメラルドが全く同点だった。黄色の点数を見ながら点数をつければ意識的にエメラルドの方を上にしただろう。ドロー難に因る減点が無意識に生じたらしい。

Wrapper: Nicaraguan
Binder / Filler: Nicaraguan / Nicaraguan
Blender: Pepin / Jaime Garcia
Manufacturer: My Father Cigars
Country of Origin: Nicaragua
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