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|next cigar|$172.8/12+¥3100/12=¥1800/1|2021/1/29・arr 2/7|
|―|6” x 52|17.65g|香:3.8~4.2 ave4.0|残8|
(比べたくなった)先日のドミニカーナと比べ、不可思議なコクや膨らみはごく薄い。代わりにはっきりとした甘味と香がストレートに分裂して押し寄せる。3本(2本)の矢のよう。でもドミニカーナの出来が良すぎるのかヤマサでさえ味気ない。
高級感を湛えてはいる。ストレートな矢の中に煮詰まった複雑さがある。全体として単純な分裂なのだが、香り一つをとってみても、どこから来たのか?と思える不思議さがある。フレンチのシェフがソースにひっそり果実を混ぜたような、こうではなくて、その果実の名をシェフも知らないのである。ゾッとするようなところがある。
それがややはっきりシナモンめいてくる。旨味は相変わらず感じられず、香りは濃く、甘味はつづく。臭みのなさでいえばドミニカーナをゆうに凌いでいる。ドミニカーナの臭みとは、おそらくすべて旨味で、美味しいばかりであるが、ドミニカーナにはヤマサの高貴さがない。うっすらとしか。
中盤でスポンジが膨らみ、高貴なこれを菓子だと悟らせ、うっすらと卵や小麦の旨味を補う。(ドミニカーナの場合、ここが、ライム風味ではあるが、駄菓子の類の水飴になる。)同時に何処か粗野な麦殻の風味も出てくる。高貴な貴族、田舎の貴族。ラッパーの外側にまで蜜が浮いてくるのが見えるようだ。馬車が、洗練された機械仕掛けの馬が、人を乗せて走る。馬は生きていないのかもしれない。
ラッパーを見つめていると深い樹木を思い出す。褐色の厚い樹皮。この木を見たことがあるのかどうかはわからないが、芯にも白木が一切感じられない。皮も土もみな樹皮に返っている。剥がれ落ちた樹皮が宙に浮いて生きている。
終盤、生ける樹皮の香と甘さが薄くなるもののパルタガスのようなブースターを搭載していて排気の力で金木犀が舞う。
|―|6” x 52|17.65g|香:3.8~4.2 ave4.0|残8|
(比べたくなった)先日のドミニカーナと比べ、不可思議なコクや膨らみはごく薄い。代わりにはっきりとした甘味と香がストレートに分裂して押し寄せる。3本(2本)の矢のよう。でもドミニカーナの出来が良すぎるのかヤマサでさえ味気ない。
高級感を湛えてはいる。ストレートな矢の中に煮詰まった複雑さがある。全体として単純な分裂なのだが、香り一つをとってみても、どこから来たのか?と思える不思議さがある。フレンチのシェフがソースにひっそり果実を混ぜたような、こうではなくて、その果実の名をシェフも知らないのである。ゾッとするようなところがある。
それがややはっきりシナモンめいてくる。旨味は相変わらず感じられず、香りは濃く、甘味はつづく。臭みのなさでいえばドミニカーナをゆうに凌いでいる。ドミニカーナの臭みとは、おそらくすべて旨味で、美味しいばかりであるが、ドミニカーナにはヤマサの高貴さがない。うっすらとしか。
中盤でスポンジが膨らみ、高貴なこれを菓子だと悟らせ、うっすらと卵や小麦の旨味を補う。(ドミニカーナの場合、ここが、ライム風味ではあるが、駄菓子の類の水飴になる。)同時に何処か粗野な麦殻の風味も出てくる。高貴な貴族、田舎の貴族。ラッパーの外側にまで蜜が浮いてくるのが見えるようだ。馬車が、洗練された機械仕掛けの馬が、人を乗せて走る。馬は生きていないのかもしれない。
ラッパーを見つめていると深い樹木を思い出す。褐色の厚い樹皮。この木を見たことがあるのかどうかはわからないが、芯にも白木が一切感じられない。皮も土もみな樹皮に返っている。剥がれ落ちた樹皮が宙に浮いて生きている。
終盤、生ける樹皮の香と甘さが薄くなるもののパルタガスのようなブースターを搭載していて排気の力で金木犀が舞う。
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