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  源氏物語「葉」
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|cigarOne|¥14627/7=¥2090|2018/11/20|
|LGR NOV 17|6.1" x 52|重量:19.58g|香:3.8~4.1 ave3.9|残0|



 今日のビショップマン、重重と入店されまして、みなさん体型が同じなのですけれど、筋肉密度が凄そうでした。身体が鉄で出来ているようで、床板も椅子も軋んでいました。一体どうして同じ体積なのにあんなに重い人がいるでしょうか。
 やはりすぐに着火されます。僕はお客の風貌に見合う葉巻をお勧めします、「それそれ」と皆さんおっしゃいます。
 薩摩芋のように甘い里芋、といいますか、花が地下の芋の味を表すとして、そのような花の香りがすると言いますか、ずいぶん旨味がどっしりとした花です。ええ、マントの模様が。視覚的にと言いますか、味覚的にと言いますか、非常に美味しそうです。副流煙に感化されました。
 この人は煙を食べているのだな、とすぐにわかりました。また、この重い人にも空洞はある、ということもわかりました。体内に空洞がなかったら、ご飯も食べられませんから。ですが一見空洞に鉄が詰まっているように見えます、一見と言いますか、僕の椅子や床たちもそう言います。それがご尊顔にも現れている。おそらく、ビショップマンの中で随一の怪力でしょう。腕の太さは同じなのですが。ああ、赤い人も凄いです。ビショップマンすごいです。みんなすごい。
 しかし、最初から最後までニコリとしそうでせず、ずっと同じ表情でした。まさに鉄でした。
 しかし、帰り際、荒々しい海鳴りの形相を見せると、「芋掘りに出掛ける」と言って出て行きました。椅子にはなんと置き土産がありまして、まさに里芋だったのです。里芋の花も。
 次はもっと筋肉密度を落としてからご来店頂きたいものです。椅子の軸が曲がりましたから。凝縮感ばかり漲って、結局何も広がらないようなヘンテコなお方でありました。無骨なのでしょう。
 お客さんが居る間中ずっと、海外の通販サイトでアシュトレイ探しをしていたのですけれど、ご滞在が長く感じられました。買物に集中できました。むしろ時間を短く感じたほどなのです。
 ビショップマン、本当に面白い人ばかりですよ。
 なにしろ「里芋忘れた」と言って戻ってらして、すでに里芋調理してしまったんで、料理をただでお出ししたら、「辛味が足りねえ」と絶叫してしまって、辛味を追加しましたら、海辺の里芋畑が嵐にまみれてしまう幻覚だったでしょうか、七転八倒後、七転八起してまたずしずしと出て行かれたんです。わけがわかりませんが、本当に根元まで美味しげな人でした。
 パルタガス一族の中からビショップマンに選ばれた優秀な方らしいのですが、一族の他の方々と何かが違うような気も致します。一族がみなあれですと良くも悪くも椅子や床にとって良くありませんから。しかし一族の血の粋を感じた気も致しました。本当の闘いを見てみたいものです。
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