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  源氏物語「葉」
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|三軒茶屋の煙草屋|定価/10|arr 2019|
|—|--|--g|香:3.0~3.0 ave3.5|残--|

 これはどういうわけかたまに吸うと美味しい。無論加湿などしていない。
 さすがにすぐ終って寂しいが、紙巻きたばこ二本分ぐらいの射程がある。紙巻二本分といえばなかなか使える機会も多そうなのである。それにしても、どこからどう出てくるのか不明な情緒がある。若干洗剤っぽさやクリーニング屋っぽさが走ったりもするのだが、これが欠点とならず情緒に転嫁されるような不思議さがある。averageが上限ポイントを上回るという不思議。感動のない情緒ではあるのだが、プレミアムシガーでは辿り着けない境地へたぶん届いている。洗剤がコクを極度に対照化させ、また甘さなどは絶無だが、塩っけが味を引き立てているようなところがある。コイーバのコイーバらしいコクは、栗とまでは行かないまでも、やや黒ずんだ焦げた姿で立ち、旨味無いながら非常に香ばしく、花など出る幕がないが、「他人が感じる懐かしさ」をヒシと感じさせる。葉巻の原点のような他人。香ばしさが一級品なのだろう。いつもこの香味は記憶にないのだが、いつも懐かしい。したがって旅行に携行するのに最適ということにもなる。プレミアムシガーの場合、どこかしら記憶に合致する香味が出てきてしまうから、こうは行かない。この葉巻は自宅で着火した場合にも旅情を誘い、知らぬ土地で燻らせるに越したことはないらしいのである。
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