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  源氏物語「葉」
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 なんだろう、この四角くて小さい葉巻は。四角いとは思っていなかった。可愛いし、巻きもしっかりしていて弾力もあり、モンテクリストの中で一番美しい外観なのではないだろうか。赤茶けた深い色も抜群に良く、隣に並べると青ざめて緑がかっている事がわかる他のモンテが死体にしか見えない(とくにNo.1は死体にそっくり)。するとこれを吸うと踊食いということになるだろうか。火を点けるので踊っていないことになるのだろうか。どちらも嫌なので目に入れてしまいたくなる。葉が硝子紛を鏤めたようにキラキラしている。
 これぞ葉巻という味がしている。甘味や蜜感はあまりないと思えば間もなく出てくる。甘さや蜂蜜というか、もっと説得力のある葉の味なのだが。岩味だけは無いもののコイーバ(のシグロシリーズ)に期待して失敗していた成分の大方がこれで得られている。クリーミーさはあまりなく少し辛いと思うと円やかになってくる。味は濃い。これぞ葉巻というところのこれぞというのがもう少しパン屋寄りだと嬉しいのだがラーメン屋寄りである。ハバナというより日本の市街地の路地裏の味がする。
 終盤、煙がゴーッと鳴った。路地裏が吹き飛び、豊富な煙にまみれているのだが、その中に蜂蜜とハバナがちら見えしているのが良い。煙が落ち着くとスパイシーになって消火準備の知らせが入る。このスパイスがまたなかなか美味しく東南アジアの三ツ星レストランのように色々なので消火が遅れてしまう。
 1本8500円の葉巻を半分で捨てられればこんな事をいわなくても済むのだが、これは気軽に手に取れる葉巻として不十分かもしれない。コイーバのエクスクイジトスのような毎日の魅惑がなさそう。モンテクリストのホイタスとコイーバのパナテラとを比べるのが1本8500円の葉巻を半分で捨てられない者としては普通だろうけれど、モンテクリストのホイタスは箱買いしなければならなそうなのでなかなか手が出ない。これ1本の魅力は不十分ではないにしても短過ぎるし。比較が滅茶苦茶だが、兎も角あとでパンチのマルガリータを買おう。
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