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  源氏物語「葉」
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|NextCigar|$221/25 (+¥200/1)|2019/6/25・arr 7/4|
|MOL JUN 18|5 x 33|重量:5.13g|香:4.3~4.6 ave4.5|残24|

 製造後一年経ったものが送られてきた。ネクストシガーでハバナを買う人は珍しそうだったので期待していた。三年ぐらいを期待していたが、一年でもぎりぎり十分なので、成功である。
 最近ネクストシガーは梱包も良くなっている。箱も開けられていない。文句のつけようがない。(箱を開けて虫食いなどを確認してもらった方が良いという考え方もあるけれど、一方では偽物と中身をすり替えるなどという微かな疑いが兆しかねない。)
 配送伝票の商品価格の表記も一応きちんとしているし、葉巻重量は書かれていなかったが、ここは多めに書かれてさえいなければまずまず良いという部分である。

 一度偽物を摑まされている銘柄なので、真贋チェックをしようと思い『確認サイト』()に接続するもできず。望むところである。真贋など味でわかる。

 一本取り出し、5.13g(リング付)と出た。

 本物はかくも重いのか。
 切ると、ドローが少し詰まっている。(ドローが普通なら4gかもしれないし、昔と比べるとバンド重量が2倍近くになっているし、税関申告に大きな問題はなかったはず。)途中詰まっても、これならパーフェクドローで簡単に通りそうである。

 着火前、どこをどう嗅いでも香りが少ない。箱を初めて開けた時もほぼ何も香らなかった。偽物と紛う程。
 それが着火後すぐ、コイーバに再開した。鮮明に求めていた味であり、もう八年越しである。久しぶりにして新鮮でもなければ懐かしくもない、コイーバの中でも最良の感覚。
 これより太ければ大らかに過ぎ、細ければ頼りなさ過ぎる。パナテラを吸ってもロブストを吸っても思い描かずにおれなかった別の『コイーバ像』が此処に結実している。理想を手に持ってしまっている。パナテラの欠落を埋め、ロブストの欠落を埋める老練な旨味が燃えている。
 しかし、なにが、いつ、実在の物を理想たらしめたのだろう。目の当りにして不思議に思う。昔からずっとこれが頭の中には鮮明に存在していた。(似たような話を何度か書いている気がします。)
 重厚な香ばしさの柔らかさ。まろやかでまったり広がる栗の舌触り。栗の味などしないが「コイーバ栗」が出現する。甘さは栗の素材の甘さを超えない。ごつごつしながら滑らかなミルク質の岩。香り高い辛味の刺激と嫋やかな苦味の香ばしさ。
 草花が栗の皿を彩り栗を潰さず引き立てる。
 真贋チェックの必要がない。圧倒的な本物である。
 細めのコイーバの特徴である黒い灰の色に通じるかのように苦味が乗っているが深煎珈琲やカカオ粉でこそあれ嫌味まるでなく、始終感嘆してしまうほど美味しい。一口一口まじまじとしてしまう。
 パーフェクドローは使わない方が良さそうで、美味しい時にはいじくったりほじくったりしては駄目である。
 味の乗った煙、味の乗った煙とは実におかしなものだと久しぶりに思う。一度失敗してからエスキシトスを買うのを躊躇っていた、それから今日までの期間、どれほどの無駄をしたのだろう。これさえあれば十分だというのに。終売になったら借金してでもストックしなければならない。
 ……ただ、残り24本すべてがこれより不味い可能性がある。とはいっても作曲家ならばいてもたってもいられず今夜中にコイーバを讃える歌を作り上げるところだ。

 新世界葉巻との差は歴然としてしまう。同じハバナで同格扱いされるトリニダッドのまろやかさが貧相に見える。いったいどのようにしてコイーバ用の葉は発見されたのだろう。マデイラ酒の話とか、偶然珍味が出現する話はけっこうあるし、コイーバにもそれがあって、秘密なのだろうか。

 残3センチのあたりで味が落ちる。ここでさえ異様に満足のいく煙を保つ。大きな葉巻ならば残3センチとなればほぼ死灰同然となるところ、その心配はあまりないかわりに、あっという間に此処に到達してしまう気もする。それでも、濃密な内容に、長く感じ、もうとっくに満ち足りて、これぐらいで終ってちょうど良い。じっくり味わってしまうほどにニコチン酔いも早くなるわけであるから。酔いを尻目に残2センチぽっちとなった葉巻が美しい重厚さと死灰のない味わいを復活させて逃げ去る。終了。

 立て続けにこればかりを欲するはずもないけれど、これが1200円程度となると、他の葉巻を買う理由があまりない。
ーー
翌日
 かなり中毒性があるらしく、今日もコイーバを燻らせたくて仕方がない。もう本当にエスキシトス一本で行けば良いのかもしれない。これから死ぬまでこればかりを欲し続ければ良いのかもしれない。
 先日のダビドフ7の、天国を思わせる、いよいよ鮮明な天国の濃さを思わせる寒気を催す妖しい風味とは対極にあって、地の味がする。地の味では4.6ptが限界だったのではないかと今は思う。しかも昨日の一本は平均4.5ptでありほとんど始終4.6ptをかすめていたのです。地の限界を地で行っていたのです。5.0ptは天国そのものですので、天国を思わせず、百年に一本出会えるというものですよ。死にますよ。平均点が低くても、出れば一発アウトですよ。

偽物記録
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