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  源氏物語「葉」
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|coh-hk|$285/10|2012/3/1・arr 3/7|
|MES MAY 11|4.7 x 52|12.49g(-0.18g) |香:3.1~3.7 ave3.4|残2|

 BHKを最後に燃やしたのが図らずもぴったり一年前(一日ずれているかも)、去年は54だった。懐かしいというより、未だに美味しい記憶に席巻される。

 甘いコイーバ。味をたっぷり乗せつつ煙柔らかく、下に垂れる煙であるのに、軽さと膨らみが上る。煙の一粒一粒にポニーテイルのインディオが跨って、数百万頭の煙馬が天翔けるようである。風は南風とも北風ともつかず、空気が左右に揺れるその様、即ち馬をイワシに置き換えてみると、イワシの群れの不規則な規律の渦に巻かれつつ鯨となって一口で呑みこむ、かと思えば鯨の口は遅く渦は噛まれて散っても不死鳥のように再生してきりがない。
 あとは特段何物か美味しさが膨らむこともなく、だんだんと苦味が深まって終る。栗にコーヒーを一滴ずつ滴らしていくようなやり方である。この箱の最初の一本で現れた打出の小槌の如き『花を散らす金の筒』は面影もあまりない。

 出だしが3.7点。
 素性は明らかに極上であるから、あとは保管とか気分とか飲物とか天候とか着火の機運とかに微妙に影響されそうである。
 珈琲は合わない。(アイス・40g抽出・イタリアンロースト・マンデリン)
 ラムは当り前に合う。(トロワリビエール・シングルカスク・1999・オーマン)

 八年前の箱でこの感覚だと、かるく十五年は味を失わずに持ち堪えそう。(キューバン・ダビドフへの夢は持続する)

ーー
疣までそっくり蛙みたいな石、無数の疣から緑色の鉱物が噴出している。糸魚川で拾ったので翡翠かもしれないという物。割ろうと思って拾ったのに、何も出て来ないとつまらないからなかなか割れない。
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