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  源氏物語「葉」
++葉巻++シガー++レビュー++個人輸入++ブログ

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 秋の夜長に微醺を帯びていたら、酔った勢いでとっておくはずの物に手が伸びてしまった。そういう大それた時が一番良いのかもしれない。呆れるほど柔らかく、どんどん短くなるので倍の長さがほしいと思って調子に乗っていると気持ち悪くなる。大吟醸酒を負かさない程の当たりの軽さ、鞣し過ぎた革のように過密な物足りなさが煙のように満ち足りて、倍の早さで吸い尽くしてしまうと生クリームをちびちび摂取していつの間にか大量摂取していた時の薄らクリーミーな感じに気持ち悪くなる。こんな煙がこの世にあったのかと思ってしまう。蜜よりも花のようで、花に蜜がなく、コクに至らない非至福感がいつも天国的でございました。
 と拙劣な文章が書いてあるのだが、こんな感覚は同じものを吸っても二度と戻ってこない気がする。これ以前に色々と味比べをしていて、「そもそも私は葉巻が好きなのか?」という疑問が沸いていたのだが、不甲斐ない葉巻を帳消しにしてくれた。だが好きなのはこの一本だけかもしれないのである。
 これをより美味しく感じる為には不味い葉巻は勿論、ダビドフのミニシガリロやクラブも吸っておく必要があるのかもしれない、自分がそうだっただけだけれど。シガリロやクラブでさえダビドフの味がするというのは素敵だが、これはそれを押し進め過ぎていったような、飛び抜けた薫香がちゃんとする。
 もしミディアムだったら呆れるほどには楽しめないと思う。ライトでこそ茫々と副流煙まで満喫できる、計算高いライトなのだろう。

 また手に取りたいとすぐには思わせないところも凄いが、いつか箱ごと購入して毎日立て続けに吸って美味しさを味気なくしてみたい。

 もし$14だったら算出点は+8になる。

 1本目だけれど、随分昔に吸ったモノ。暫くはメモを整理するばかり。
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