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|5" x 50/61|Atlantic Cigar|$17.58|重量:+1(15.10g)|算出:+5|香味:+4|計10点|
初の黒ダビドフ。「黒ダビドフ」というのはバンドが黒い「エスクリオ」「ヤマサ」「ニカラグア」の三シリーズの総称(以前は白ダビドフばかりであった)で、3種を2本ずつ買ってみた。
まず本体までもが黒いエスクリオに着火。3種あれば、なんとなく白っぽい物から行きたいが、どれも黒っぽくはあるのだし、エスクリオのみ同一シェイプのものを購入したので。
着火後急激に甘辛く煮付けたダビドフ葉巻の味がする。全くもって事前の印象そのままか、印象そのままの味が出るわけがないと事前から思っていたので事前の印象と逆というべきか。
甘さが強く、辛さも強い、その甘辛のコクの質が高く、そこへ従来の白ダビドフ味を忘れず巻き込んでいる。
エスクリオというのはオスクーロのもじりなのか、とすればマデューロシリーズよりも黒いシリーズとなる。芋の煮転がしのように白ダビドフを煮転がしたようで、砂糖と醤油の代わりに〇〇醬を使用しているのだが、そこへスパイスなども投入されて複雑化=一体化していて正体はわからない。標高の高い烏龍茶には高山香(?)のようなものがある(?)けれど、そういうものに似た、意味不明な初の香気である。
葉巻にコーヒーの味を感じることはあまりないし(コーヒーの実物に慣れすぎているからかもしれない)、ラッパーが黒いだけでつい香味までコーヒーと言いたくなる気持ちが働くのではないかとも思うのだが、熱い火種が目の前にあることもあり、焼きたてのコーヒーの香りはする。これは焙煎中の香りではなくて、焼きたてのコーヒーを淹れた時のコーヒーの味わいから、焼きたて以外のコーヒーの要素を除いたようなものである。つまりは焼きたてならなんでもよくて、実際、この葉巻は時間の経過に伴い色々なものを焼きたてで供してくれる。焼栗は常識的だが、そのうち甘い草を苦い飴で炒ったものなど、注文していないものが続々と出てくるのである。花を飴で炒ったものはやはり常識的だが、ベネズエラを黒い人体で巻いたものなどの香りもしてくる。ベネズエラを巻くとはどういうことかというと、普通ベネズエラはベネズエラの人体を派手な布や香水で巻くことを指すが、カリフォルニアロールのように、これは布や香水や変な豆や肩に担いだ茎束や酸味の高いカカオ豆を中に入れてベネズエラ人で巻いてある。人体に黒いカカオを塗ったものが黒い人体であれば、中身は白人かもしれないし、そもそもベネズエラ人はもともとここでいうほど黒くないかもしれない。ヂンタイ・デ・マイタから香る様々な気配は、思えばチョコレートを思わせるばかりにかえって甘さが極めて控えめに感じられ、にこりともしない純度95度ぐらいの高貴なカカオ増・チコ・レートを思わせる。以上を一言で言えば「ベネズエラの雑踏」である。そこにはベネズエラ市一の高級食材が並べられてもいる、商人の町でもある。このヘンテコな形の山は、登り始めてすぐにも進む足が遅くなり、やっとの事でたどり着く中盤(山頂のリンゲージ60地点)で、かなり苦味が増す。山頂の景色は突如無念にどんよりかすみ、下山が億劫になる。するとベネズエラが消えて花の匂いが誘い始める。下山道はどうもにこやかな花盛り。降り始めると、笑顔が消え、街でみたカカレートの原生物などがおどろおどろしく首を垂れて、周りの湿った草が鼻奥を突く。降下口付近の花が頭の後ろに漂って髪を引っ張る。また山は突如、視界が開けて、花や草が抜けて、木が現れる。生い繁る熱帯の山にこんな裸の木があるのか、熟成した樫の皮を剥いたような。あとは木の腹に抱かれたまま苦くも甘い思い出が続く。最後に、火種のますますの接近により、焼きたてのコーヒー風味に戻り、ココハドコ、全てはテーブルのうたた寝のうちだった、という風にけりがつく。大したことのない夢だったが、どこかで、かなり美味しい部分があった夢だった。全体的にも、美味しいような夢ではあった。それから本当の実際に本物のコーヒーを啜る。
コーヒーとの微妙な差異によるのか、単純にコーヒーが合う、ミルクコーヒーならもっと合うかもしれない。また、今日は真夏だが、このシェイプと色合いは、冬に暖をとるにも最適のような気がした。ホカロン代りに握り易い。
消火直前で実際のベネズエラ人が扉を叩く。ドアを開けると全く夢の通りのベネズエラ人だった。話してみると国籍はエクアドルだということである。なお、母はブラジル、父は行方不明だということである。おとうさんはベネズエラに行っちゃったんじゃないかね?
日本価格(4800円)も納得の味わいで、それを払えばより美味しく感じられた気もする。
初の黒ダビドフ。「黒ダビドフ」というのはバンドが黒い「エスクリオ」「ヤマサ」「ニカラグア」の三シリーズの総称(以前は白ダビドフばかりであった)で、3種を2本ずつ買ってみた。
まず本体までもが黒いエスクリオに着火。3種あれば、なんとなく白っぽい物から行きたいが、どれも黒っぽくはあるのだし、エスクリオのみ同一シェイプのものを購入したので。
着火後急激に甘辛く煮付けたダビドフ葉巻の味がする。全くもって事前の印象そのままか、印象そのままの味が出るわけがないと事前から思っていたので事前の印象と逆というべきか。
甘さが強く、辛さも強い、その甘辛のコクの質が高く、そこへ従来の白ダビドフ味を忘れず巻き込んでいる。
エスクリオというのはオスクーロのもじりなのか、とすればマデューロシリーズよりも黒いシリーズとなる。芋の煮転がしのように白ダビドフを煮転がしたようで、砂糖と醤油の代わりに〇〇醬を使用しているのだが、そこへスパイスなども投入されて複雑化=一体化していて正体はわからない。標高の高い烏龍茶には高山香(?)のようなものがある(?)けれど、そういうものに似た、意味不明な初の香気である。
葉巻にコーヒーの味を感じることはあまりないし(コーヒーの実物に慣れすぎているからかもしれない)、ラッパーが黒いだけでつい香味までコーヒーと言いたくなる気持ちが働くのではないかとも思うのだが、熱い火種が目の前にあることもあり、焼きたてのコーヒーの香りはする。これは焙煎中の香りではなくて、焼きたてのコーヒーを淹れた時のコーヒーの味わいから、焼きたて以外のコーヒーの要素を除いたようなものである。つまりは焼きたてならなんでもよくて、実際、この葉巻は時間の経過に伴い色々なものを焼きたてで供してくれる。焼栗は常識的だが、そのうち甘い草を苦い飴で炒ったものなど、注文していないものが続々と出てくるのである。花を飴で炒ったものはやはり常識的だが、ベネズエラを黒い人体で巻いたものなどの香りもしてくる。ベネズエラを巻くとはどういうことかというと、普通ベネズエラはベネズエラの人体を派手な布や香水で巻くことを指すが、カリフォルニアロールのように、これは布や香水や変な豆や肩に担いだ茎束や酸味の高いカカオ豆を中に入れてベネズエラ人で巻いてある。人体に黒いカカオを塗ったものが黒い人体であれば、中身は白人かもしれないし、そもそもベネズエラ人はもともとここでいうほど黒くないかもしれない。ヂンタイ・デ・マイタから香る様々な気配は、思えばチョコレートを思わせるばかりにかえって甘さが極めて控えめに感じられ、にこりともしない純度95度ぐらいの高貴なカカオ増・チコ・レートを思わせる。以上を一言で言えば「ベネズエラの雑踏」である。そこにはベネズエラ市一の高級食材が並べられてもいる、商人の町でもある。このヘンテコな形の山は、登り始めてすぐにも進む足が遅くなり、やっとの事でたどり着く中盤(山頂のリンゲージ60地点)で、かなり苦味が増す。山頂の景色は突如無念にどんよりかすみ、下山が億劫になる。するとベネズエラが消えて花の匂いが誘い始める。下山道はどうもにこやかな花盛り。降り始めると、笑顔が消え、街でみたカカレートの原生物などがおどろおどろしく首を垂れて、周りの湿った草が鼻奥を突く。降下口付近の花が頭の後ろに漂って髪を引っ張る。また山は突如、視界が開けて、花や草が抜けて、木が現れる。生い繁る熱帯の山にこんな裸の木があるのか、熟成した樫の皮を剥いたような。あとは木の腹に抱かれたまま苦くも甘い思い出が続く。最後に、火種のますますの接近により、焼きたてのコーヒー風味に戻り、ココハドコ、全てはテーブルのうたた寝のうちだった、という風にけりがつく。大したことのない夢だったが、どこかで、かなり美味しい部分があった夢だった。全体的にも、美味しいような夢ではあった。それから本当の実際に本物のコーヒーを啜る。
コーヒーとの微妙な差異によるのか、単純にコーヒーが合う、ミルクコーヒーならもっと合うかもしれない。また、今日は真夏だが、このシェイプと色合いは、冬に暖をとるにも最適のような気がした。ホカロン代りに握り易い。
消火直前で実際のベネズエラ人が扉を叩く。ドアを開けると全く夢の通りのベネズエラ人だった。話してみると国籍はエクアドルだということである。なお、母はブラジル、父は行方不明だということである。おとうさんはベネズエラに行っちゃったんじゃないかね?
日本価格(4800円)も納得の味わいで、それを払えばより美味しく感じられた気もする。
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