忍者ブログ

  源氏物語「葉」
++葉巻++シガー++レビュー++個人輸入++ブログ

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

|6 1/2 x 52|Famous Smoke|≒$5.80|+3|+2|

 杉珈琲の香り。外観は焦茶で、所々磨いたように黒かったり染みたように黒かったりしている。微かに和毛も生えていて、和毛を撫でているとベトベトする。
 1066シリーズは杉が強いのだろうか、ラッパーの色こそまるで異なるもののGalahadも杉だった。その杉に似ている。ただこちらの方が焦げのお陰か穏やかで、杉が尖っていず、頭痛などはない。珈琲の香味はないが焙煎感が深い。甘味はGalahadより弱い。1センチほど進むと杉が更に翳って木質の旨味が明るく出てくる。非常に良い木で、少しクリーミー。深く杉林に囲われた月下の家に灯ったようだが、淋しくなく、杉よりも高級な木材で出来た美味しい家である。家の材木にはバターの染みが付いているのかもしれない。またはクラムチャウダーなどが出てくる家。ダークナイトというから、もっと、黒馬に跨がるロートレアモンめいた濃密な暗黒を期待していたけれど。
 これから中盤だよとでもいうように丁度良い頃合いに軽くスパイスが出て、同時に甘味が増し、美味しそうになる。美味しかった物が美味しそうになる。これから美味しいクラムチャウダーが出てくるのだろうか。と思ったら、家を出て夜の杉林へ散歩に出たらしい。しばらく歩くと、サンマルク(ケーキの種類)のような、焦がした飴色のお菓子が出た。甘味が深まっただけかもしれない、香ばしさは依然杉のままだから。お菓子ならあんこの方が良かった。暗黒を望むからだろう。
 今頃気付いたが、ライトボディである。味もなんだか明るいので湿り気にも気付かなかった。この軽さはロッキーパテル1992を思い出すのだが、あれほどは湿っていず、終盤では似たスパイス感まであるものの、これにはあまり夢がない。これは十二分に美味しいのに、それで幸福なのか、かえって薄ら寒いのである。十二分に美味しいのに。



|6 1/2 x 52|Famous Smoke|≒$5.80|−1|0|

 なんだか氷が全部溶け切った後のアイスコーヒーにそっくり。ラッパーの亀裂が原因で、亀裂を過ぎると少しマシになったけれど、氷が全部溶け切った後のミルクを入れたアイスコーヒーにそっくり。もう一本吸ってみたら前回のものに戻った。
PR

忍者ブログ [PR]