忍者ブログ

  源氏物語「葉」
++葉巻++シガー++レビュー++個人輸入++ブログ

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

|EOT DIC 16|6.1 x 50|cigarOne|$122/10|重量:+1(17.61g)|算出:+3|香味:+3|計7点|

 一口目から懐かしくモンテクリストの味がする。モンテの一口目の特徴でしかなくて中盤のモンテの美味しさの欠片もないのだし、その一瞬、悲しくなる荊の香り方をするのだが。菊だろうか。
 二口目以降は、あっという間に荊が抜けていき、美味しい類の懐かしさが一口毎に次々に加わる。
 革と土を精妙に配合したキャラメルのキャラクター、青緑色をした芳香(なんの香りか喩えようがないのでいつも青緑と言っている……共感覚なのか)、5ミリも進むと完全なモンテクリスト体として合格している。但しかなりの吸い込み難。
 これはあまり記憶していないのだが、これもときどきモンテ特有のものであったような、なんだっけ、和音の一つとして、やや高音部でキンキンスースーと響くような。薬箱のような? 小学生の口臭のような。やや白いが、クリーミーで軽い不思議なロメオとは違った、痩せて重厚な白さがある、痩せて重厚というのも不思議だが、全体の重厚な層に薄い層を挟む感じかもしれない。
 これはいつもと全く違う、ダビドフのような、松茸のような、洗練された黴臭い香味も出ている。
 美味しげだが吸い込み難のせいでいじらしい。これでも不味くないのだからちゃんと吸い込めればとても凄いのかもしれない。美味しいだけに、中盤以降はいじらしさに対しての苛立ちが募ってくる。
 女性の風呂から漂うシャンプーのような香り(女性に扮した男性かもしれない)。
 カスタードが乗ってくると青緑色のクリームブリュレに早替り。料理に青は禁物だが、煙ではワケが違う。吸い込み難のために強く吸い込むと黴が強まる、この黴がなかなか一興である。
 太い葉脈が見当たらないので吸い込み改善不能。

 大変有望な葉巻だから、巻いた奴が早替りすればいいのではないかと思う。モンテモンテしてくれながらブラッシュアップしてくれた加減の妙を感じる。ロイヤルサロモネスを試して以降、そればかりが頭から離れなかったが、ロメオ、モンテときて、やっぱりハバナも美味しい。たまたまかもしれないけれど、パルタガスとベガスロバイナではなかなかロイヤルの圧勝を覆せなかった。
PR

忍者ブログ [PR]