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  源氏物語「葉」
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|箱不明|6 1/4 x 50|cigarOne|$16|重量:+1(16.80g)|算出:+1|香味:+2|吸引:−1|好み:−1|計2点|

 吸い込み難。ピンセットで穿り出すもならず。
 着火、一口で思い出す懐しい杉。葉巻を始めてばかりの頃の記憶なのでここまで杉が再現されるとは思わなかった。
 意外なお菓子の豊潤な甘さ。しかし、当然のようだが、46と似ていると今は思う。甘さというより、なかなか素朴な、地味な、染の味わいが。正月に相応しい白木の杉を想像していたが、杉に染、藁にも染が滲んでくる。
 お菓子は直ぐに消えたか、素朴な染に負けている。染に、十数年前の、つまり「パティシエ」なる者が日本にあまり居ない時代のお菓子の不味さを思う。染は醤油の染とかの類の染で、染抜したくなる。百日紅の花にも染付いて、花も咲き初めから茶色く萎れてしまう。
 吸い込みの所為か雑味えぐみも寄ってくる。
 後半にはこの染にも花が勝るようにはなる。
 灰二つ落ちた頃、中程、中芯に陣取っていた一番太い葉脈をひっこ抜く。吸い込みが良くなるか。
 真ん中ばかりから空気が入って、味が天変と変って、苦いコクが現れる。
 空気の通り道が真ん中に偏らぬよう揉み解す、それでもそのまま、真ん中というのは関係なくて、ひっこ抜く時、燃え滓がヘッドの方に引き摺られ取り残された所為かもしれない。徐々に平時の味わいに紛れるように思う。さるにても落ち着いたココアウッドの風味となって心地よく残る。ココアウッドはカカオの木でなく、この世に存しない金木犀の木でもある。となると46よりもサーウィンストンに似る。それでも、抜きは抜きでも染抜には失敗する。また最後は苦味が苦い雑味に陥ってしまう。依然吸い込みが悪い所為か。
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