忍者ブログ

  源氏物語「葉」
++葉巻++シガー++レビュー++個人輸入++ブログ

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

|TUR JUN 08|6 2/5 x 42|cigarOne|$215/25|重量:+1|算出:+4|香味:+3|

 丁度今朝方、原動機付自転車を漕いでいると、今秋の木犀が肌寒くも爽やかな風に開花していて、この箱も緘の下段に火の舌を出してしまった。下段だけは長期熟成させようと軽くは思っていたのに、三ヶ月目でもう14本目になる。もう十四歳になってしまった気分だが、最近はモンテクリストを燻らせてもあまり木犀を感じない。No.1はそういうものなのかもしれない。はじめて木犀を感じたのがモンテクリストだったという理由だけで下段の緘を解きモンテクリストを燻らせたのである。
 No.1はモンテクリストの中ではやはりハーブ寄りだと思う。土っぽい濃厚なナッツに青緑色の芳香が絡む基本的な香味は共通している。甘さはあるが、まろやかさはあまりない(。No.シリーズを詳らかにしないが、まろやかさはNo.4のほうがありそう)。なんと、木犀もやっぱりあまり感じない。去年は葉巻ばかりに木犀を感じて葉巻ではない木犀がかえって感じられなくなってしまったが、今年は葉巻ではない木犀に木犀を感じる事ができたらしい。どちらが嬉しいかといわれれば、後者の方が嬉しい。去年よりも今年の方が嬉しいのである。これは愛煙家失格を意味するだろうか。
 この一本は有り難く、これまでの14本で一番美味しいというか美味しそうなのだが、残念ながら吸い込みが少々悪い。それでも段々と木犀は薫ってくる。当初の期待が叶ってくる。歳時記を熟読しているのでもないので億劫ではあるけれど、熟読している人でも木犀は目立って秋だろうとは思う。しかし毎年思うが、木犀とトイレが直結せずにすれ違うのは秋の不思議である。

 キューバでも木犀は咲くのだろうか。この愉しみ方は日本的な愉しみ方なのか。
PR

忍者ブログ [PR]