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  源氏物語「葉」
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|MUA NOV 09|4.5 x 26|Cigars of Cuba|$160/25|+3|+2|

 やっぱり黒い。バラツキなのかもしれないが、この箱の物はマデューロシリーズぐらい黒く見える。

 今年の1月に購入したものを、昨夜丁度八ヶ月で失った。細いからといって品質が安定しているという訳はない。細さの所為か大ハズレという物も感じにくいが、当りは少なく、+1が八割を占める。二割のうち二本はより不味く、三本はより美味しい。当たりの三本にしても初回の感動はなく、期待に満ちていた所為かかろうじて最初の一本が上質のココア粉を炙ったような風味に感じられて美味しかった。
 全体的に香ばしさが頗る濃く、小柄な凝縮感が味わえるし、さすがにコイーバクラブに比べるとクラブがただの藁束に思えるぐらいだが、どうしてか奮わない。パナテラというのはこの程度のものなのか、好きなサイズなのでむしろ保管が悪かったのであってほしい。パナテラレゼルバでも出れば良いのだが、そんな小粋な事は無いだろう。
 レゼルバが出るという事はこの葉巻が本気ではないという確証のようなものだけれど、レゼルバが無いという事はパナテラはこれで本気なのか。思えば日本酒だって全てが大吟醸ではないのだし、下手な純米吟醸も頻出するし、大吟醸が外れる時には本当に吃驚する。この葉巻はたぶん純米酒のように嗜むものなのだと思う。昼に珈琲と合わせるのが最良だけれど。
 全部当りなら毎日3本ぐらい吸いたくなるような夢がある。稀に吸うにはあまり適さない。毎月三箱買い、稀にロブストエクストラに着火する、それで良い。

1本目
 よく焦がした木(苦味)にココア。強く吸うと花が滲み出す。甘くはない。薄い草。「葉巻を吸っている、コイーバを」という実感が常にあり、余情がない。最終盤では木犀が濃厚な焼きたて(必ず焼きたてなんでございますの)バタークッキーになる。

21本目
 久しぶりのやや当り。一瞬洗剤だが、洗剤が美味しいというか、洗剤もやはり葉巻らしさではあるのだろう。独特の香ばしさの原料は麦で、麦は焼きたてのフランスパンの皮。チョコではなく、フランスパンと洗剤というあまり美味しくなさそうな組み合わせなのだが、美味しい。甘い蜂蜜が二つをべったり繋いでいるのかもしれない。煙らしさが極まって、味のないコクも感じる。
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