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6 x 52|AtlanticCigar|$5.95|+1|+1|
同11本セット。香木のような、黴臭くないタイプの古人形のような古びた味わい。焦茶色のマデューロだが、チョコなどではなく、深そうな木の味わい。これ見よがしな黒ではなく、経年で黒ずんだ茶色。香木は伽羅ほどではない。私はいつか、金閣寺を燃すように蘭麝待を丸ごと燃したい。ラッパーが至る所で脆く、それさえ繊巧な利点と思えてしまう魅力が醸し出されている。朱の剥げた仏像のように。
甘味がそこはかとなくある。静かなミディアムボディ。半分日本で作られたような風味に香るような夜の寺、パァッと燃え上がりそうな。片燃えは強め。灰も崩落しそうな歪。こういう比喩の反面、葉巻独特の魅力には欠けるかもしれない。美味しい葉巻によくある小便臭い風味がなくはない。それからトースト。トーストというと葉巻レビューっぽくなる。よく焦げた食パン。苦みは穏やかで、コーヒーやカカオではなくて焦げ。ではなくて、というとレーモン・クノーの文体練習を思い出す。ではなく、といっても意味はなく、焦げは結局はじめから寺を焼くだけなのである。金閣寺や正倉院を焼くほどではない、もっと近所の寺。古いカルヴァドスに似た、深くも案外爽やかな、しかしやはり爽やかでないところがある。爽やかさは焼け跡の爽快さかもしれない。家畜臭はまったくしない。饒舌はたいして美味しくない証拠だけれど。
最後の最後でベリーを乗っけたチョコのようになる。ベリークリームではなく、カカオ100%に近い。半月が抉られている。
同11本セット。香木のような、黴臭くないタイプの古人形のような古びた味わい。焦茶色のマデューロだが、チョコなどではなく、深そうな木の味わい。これ見よがしな黒ではなく、経年で黒ずんだ茶色。香木は伽羅ほどではない。私はいつか、金閣寺を燃すように蘭麝待を丸ごと燃したい。ラッパーが至る所で脆く、それさえ繊巧な利点と思えてしまう魅力が醸し出されている。朱の剥げた仏像のように。
甘味がそこはかとなくある。静かなミディアムボディ。半分日本で作られたような風味に香るような夜の寺、パァッと燃え上がりそうな。片燃えは強め。灰も崩落しそうな歪。こういう比喩の反面、葉巻独特の魅力には欠けるかもしれない。美味しい葉巻によくある小便臭い風味がなくはない。それからトースト。トーストというと葉巻レビューっぽくなる。よく焦げた食パン。苦みは穏やかで、コーヒーやカカオではなくて焦げ。ではなくて、というとレーモン・クノーの文体練習を思い出す。ではなく、といっても意味はなく、焦げは結局はじめから寺を焼くだけなのである。金閣寺や正倉院を焼くほどではない、もっと近所の寺。古いカルヴァドスに似た、深くも案外爽やかな、しかしやはり爽やかでないところがある。爽やかさは焼け跡の爽快さかもしれない。家畜臭はまったくしない。饒舌はたいして美味しくない証拠だけれど。
最後の最後でベリーを乗っけたチョコのようになる。ベリークリームではなく、カカオ100%に近い。半月が抉られている。
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5 x 54|AtlanticCigar|≒$4|+1|+1|
無料で入っていたオマケ。買うと1本4ドル程度。ちなみにロッキー・パテル11本セットは10本がロッキーパテルで、残り1本はこれのPresidenteなのだが、大きすぎてなかなか吸う気にならない。見るだけで具合が悪くなる。やっぱり私は葉巻が嫌いなのかもしれない。葉巻恐怖症に近いような。きっと不味いのだろうなぁ。
ロブストはギリギリ許せる口径なのだが、これは50ではなく54で太々しい。ロブストらしく丈が短いので着火前の気構えも事前の愉しみもあっさり済ませてしまう。ロブストでもたもたするわけにはいかないのである。着火前、香木化した杉のような香。ラッパーの一部に樹皮を剥いたような剥がれ。
味は辛くて強いがソフトだった。ミディアムフル。甘味が来るような香をさせつつなかなか来ない。煙が非常に豊富。灰は白い。他の葉巻に必ずしもダビドフを求めているわけではないけれど、今まで吸ったものでは最もダビドフNo.2に近い気がする。小便のような、よく染みた味わいがふんだんにする。予想だがアヴォはこういう味がしそう。依然甘味はほぼない。近いといっても、ダビドフはシガリロまでダビドフの風味がして、ブレミアムはそのよいところだけを極限まで(本当に極限なのか?)伸ばしたものにさらにブラスαやβしたものに感じられるけれど(αやβというより単なる極限なのかもしれない)、これにはそのシガリロにさえあるダビドフみがなく、プラスα成分だけがそこはかとなくあるのかもしれない。βまではない。
相変わらず甘味を匂わせている。ずっと匂わせるだけかと思っていると中盤に入ってなおしばらく、とうとう甘味らしきものが濃くなりだした。四百円程度でこれはなかなかすごそう。はじめから甘味があるよりもおもしろい。太さが功を奏していそう。少し緩めの吸い込みと煙の量がこの上なく、少し安物のソファーにゆったりしている極上感がある。そういえばとっくに辛味がなくなってミディアムに落ち着いている。どうしてもオマケ感がちらついて困るが、確実に恍惚感はない。プラス1の鏡。
どうしても何か吸いたいのに財布に五百円しか入っていない時にこれが四百円で売っていたら即買う。アメリカ人はそんなふうに買っているのかもしれない。甘味は上限が低く、最後まで爆発しなかった。難点はパンチがなく穏やかすぎることかもしれない。嫌なところはまったくない。良いところばかりが薄いというか、主役や悪役が居ずに脇役が挙って活躍しているというか。ピッタリの+1で、ピッタリ好きなので最良の1本に思える。しかしこのままのPresidenteだったら少しつらいかもしれない。
無料で入っていたオマケ。買うと1本4ドル程度。ちなみにロッキー・パテル11本セットは10本がロッキーパテルで、残り1本はこれのPresidenteなのだが、大きすぎてなかなか吸う気にならない。見るだけで具合が悪くなる。やっぱり私は葉巻が嫌いなのかもしれない。葉巻恐怖症に近いような。きっと不味いのだろうなぁ。
ロブストはギリギリ許せる口径なのだが、これは50ではなく54で太々しい。ロブストらしく丈が短いので着火前の気構えも事前の愉しみもあっさり済ませてしまう。ロブストでもたもたするわけにはいかないのである。着火前、香木化した杉のような香。ラッパーの一部に樹皮を剥いたような剥がれ。
味は辛くて強いがソフトだった。ミディアムフル。甘味が来るような香をさせつつなかなか来ない。煙が非常に豊富。灰は白い。他の葉巻に必ずしもダビドフを求めているわけではないけれど、今まで吸ったものでは最もダビドフNo.2に近い気がする。小便のような、よく染みた味わいがふんだんにする。予想だがアヴォはこういう味がしそう。依然甘味はほぼない。近いといっても、ダビドフはシガリロまでダビドフの風味がして、ブレミアムはそのよいところだけを極限まで(本当に極限なのか?)伸ばしたものにさらにブラスαやβしたものに感じられるけれど(αやβというより単なる極限なのかもしれない)、これにはそのシガリロにさえあるダビドフみがなく、プラスα成分だけがそこはかとなくあるのかもしれない。βまではない。
相変わらず甘味を匂わせている。ずっと匂わせるだけかと思っていると中盤に入ってなおしばらく、とうとう甘味らしきものが濃くなりだした。四百円程度でこれはなかなかすごそう。はじめから甘味があるよりもおもしろい。太さが功を奏していそう。少し緩めの吸い込みと煙の量がこの上なく、少し安物のソファーにゆったりしている極上感がある。そういえばとっくに辛味がなくなってミディアムに落ち着いている。どうしてもオマケ感がちらついて困るが、確実に恍惚感はない。プラス1の鏡。
どうしても何か吸いたいのに財布に五百円しか入っていない時にこれが四百円で売っていたら即買う。アメリカ人はそんなふうに買っているのかもしれない。甘味は上限が低く、最後まで爆発しなかった。難点はパンチがなく穏やかすぎることかもしれない。嫌なところはまったくない。良いところばかりが薄いというか、主役や悪役が居ずに脇役が挙って活躍しているというか。ピッタリの+1で、ピッタリ好きなので最良の1本に思える。しかしこのままのPresidenteだったら少しつらいかもしれない。
6.25 × 52|AtlanticCigar|$9.55|−2|0|
前項同様50%以上お得な価格で買ったが、9.55で算出。
雪が降っていたのでもっとも白い葉巻を選ぶ。ここまで白っぽい葉巻は見た事がない。白い小麦色。それでも豊潤な味がするのかと思ったら若い味がする。ホワイトブランデーだとか、そういうものに似ているかもしれない。しかしどうしてこれが若い味だということになるのだろう。若いから若い味なのではなかったら……。葉巻が若いのであって年が若い味がしたりしない。クラッカーの味がする。クラッカーは若いのか。
箱入り娘のようにまったく外出させないで三十年間ヒュミドールに閉じ込めたほうが良いかもしれない。灰も真白でほとんど縞馬状にならない。
雪のような、ここぞという時に威力がなかった。何も吸うものが思い当たらない時に簡単に噴かすのがよさそう。雪には合わない。蟹のような味。蟹は雪に合いそう。燃した味がないのでもなく、確かにロッキーパテルっぽい味がするが、前に出過ぎてかかえって視界から消えているのか、軽くて希薄、背後から漂ってくるようで煙も少ない。甘味も粉雪のように薄らとしている。苦し紛れの雪でしかない。
中盤、ローズマリーのようなコリアンダーのようなハーブの芳香が強まる。カルダモンかもしれないが、多分どれでもない。若さは吹矢のようにフとする時にセメダインとなって顕著になる。始終クラッカーの味はしない。トルペド形ではない方がよさそう。平然と根元まで吸えて、片燃えはまったくない。雪のお陰で記憶には残る葉巻となったっぽい。
前項同様50%以上お得な価格で買ったが、9.55で算出。
雪が降っていたのでもっとも白い葉巻を選ぶ。ここまで白っぽい葉巻は見た事がない。白い小麦色。それでも豊潤な味がするのかと思ったら若い味がする。ホワイトブランデーだとか、そういうものに似ているかもしれない。しかしどうしてこれが若い味だということになるのだろう。若いから若い味なのではなかったら……。葉巻が若いのであって年が若い味がしたりしない。クラッカーの味がする。クラッカーは若いのか。
箱入り娘のようにまったく外出させないで三十年間ヒュミドールに閉じ込めたほうが良いかもしれない。灰も真白でほとんど縞馬状にならない。
雪のような、ここぞという時に威力がなかった。何も吸うものが思い当たらない時に簡単に噴かすのがよさそう。雪には合わない。蟹のような味。蟹は雪に合いそう。燃した味がないのでもなく、確かにロッキーパテルっぽい味がするが、前に出過ぎてかかえって視界から消えているのか、軽くて希薄、背後から漂ってくるようで煙も少ない。甘味も粉雪のように薄らとしている。苦し紛れの雪でしかない。
中盤、ローズマリーのようなコリアンダーのようなハーブの芳香が強まる。カルダモンかもしれないが、多分どれでもない。若さは吹矢のようにフとする時にセメダインとなって顕著になる。始終クラッカーの味はしない。トルペド形ではない方がよさそう。平然と根元まで吸えて、片燃えはまったくない。雪のお陰で記憶には残る葉巻となったっぽい。
6 × 52|AtlanticCigar|$6.80|+1|+1|
前項同様11本セットの内の1本。
弱くて強いミディアム。何処かで嗅いだことのある香りがして、腑に落ちるようで落ちなかった。昨日吸った葉巻の香りかもしれない。雨上がりの曇天の気怠いフルーツのような。特定のフルーツではなく、古びた金物屋の片隅で何故か各種フルーツを売っている店のような味わい。何処か人の住む家屋の香りにも似ているのである。小学の息子に一口吸わせてみたら、優秀で、「滝本君家ではないか」と言う。更に質してみれば滝本君は駄菓子屋の息子であるらしい、そういうつまらないモウソウが浮かぶ。わざわざカタカナで書くのは、恥ずかしながらソウに草を掛けているからである。妄想と妄草と煙草。片燃えがまるでなく、灰を落としてみれば、落とした灰(凹)も残った火種(凸)も美しい形をしている。険しさがまったくなく、純朴な小山型である。簡単に凸と凹を接着できそう。灰の側壁は縞馬や象の鼻を思わせる綺麗にリングを重ねた模様で、何回吸ったかがまざまざと刻まれている。
パイナップルでもよいが、イチヂクの甘味が始終感じられる。どちらかといえば酸っぱさが無い果物なのである。だがパイナップルの方が金物屋や駄菓子屋、古びた家に似合う。吸い込みは万全で、煙が微かな苦みのような歪みを帯びて香ばしい。香りも微かに甘いが、鼻が甘いとはどういうことだろう。甘さのあるものの記憶を呼ぶ香りという事だろうか。甘さが味覚に特化したものであると仮定して、これは慣用句の甘さではない。馬鹿を甘いといったり、男女関係を甘いといったり、ということではなさそうなのである。昨夜と同じ香住鶴を飲んでいるが、昨日ほどは合わない。トルペドとは違って、吸口が大きい所為かもしれない。しみじみとしているのが感動であるのかもしれないが、そんな葉巻に感動はない。人間を馬鹿にするタイプではないのである。
相変わらず灰の稜線が美しい。また二回目の灰を落としたのである。「二回目の灰を落とした」などという瑣末なことはしみじみとしていなければ書けないことであった。そして相変わらず美しくなければ。一本目なのでわからないがすべてがこの灰であったなら灰の美しさの為に箱買したいぐらいである。三回目の灰は落とさないであろう。食べちゃうから。だが結局三回目を落とした。根元まで美味しかったのである。食べるはずのものは煙に消えた。灰を見ての心情としては高得点、というか灰だけなら+5の美しさ。
前項同様11本セットの内の1本。
弱くて強いミディアム。何処かで嗅いだことのある香りがして、腑に落ちるようで落ちなかった。昨日吸った葉巻の香りかもしれない。雨上がりの曇天の気怠いフルーツのような。特定のフルーツではなく、古びた金物屋の片隅で何故か各種フルーツを売っている店のような味わい。何処か人の住む家屋の香りにも似ているのである。小学の息子に一口吸わせてみたら、優秀で、「滝本君家ではないか」と言う。更に質してみれば滝本君は駄菓子屋の息子であるらしい、そういうつまらないモウソウが浮かぶ。わざわざカタカナで書くのは、恥ずかしながらソウに草を掛けているからである。妄想と妄草と煙草。片燃えがまるでなく、灰を落としてみれば、落とした灰(凹)も残った火種(凸)も美しい形をしている。険しさがまったくなく、純朴な小山型である。簡単に凸と凹を接着できそう。灰の側壁は縞馬や象の鼻を思わせる綺麗にリングを重ねた模様で、何回吸ったかがまざまざと刻まれている。
パイナップルでもよいが、イチヂクの甘味が始終感じられる。どちらかといえば酸っぱさが無い果物なのである。だがパイナップルの方が金物屋や駄菓子屋、古びた家に似合う。吸い込みは万全で、煙が微かな苦みのような歪みを帯びて香ばしい。香りも微かに甘いが、鼻が甘いとはどういうことだろう。甘さのあるものの記憶を呼ぶ香りという事だろうか。甘さが味覚に特化したものであると仮定して、これは慣用句の甘さではない。馬鹿を甘いといったり、男女関係を甘いといったり、ということではなさそうなのである。昨夜と同じ香住鶴を飲んでいるが、昨日ほどは合わない。トルペドとは違って、吸口が大きい所為かもしれない。しみじみとしているのが感動であるのかもしれないが、そんな葉巻に感動はない。人間を馬鹿にするタイプではないのである。
相変わらず灰の稜線が美しい。また二回目の灰を落としたのである。「二回目の灰を落とした」などという瑣末なことはしみじみとしていなければ書けないことであった。そして相変わらず美しくなければ。一本目なのでわからないがすべてがこの灰であったなら灰の美しさの為に箱買したいぐらいである。三回目の灰は落とさないであろう。食べちゃうから。だが結局三回目を落とした。根元まで美味しかったのである。食べるはずのものは煙に消えた。灰を見ての心情としては高得点、というか灰だけなら+5の美しさ。
6.25×52|AtlanticCigar|$9.55|+2|+2|
前項同様11本セットで50%以上お得な価格で買った内の1本。
甘栗のような手触りで、撫でていると甘栗を剥きながら食べた後のように指が汚れる。剥いた甘栗を食べてしまうような感興に始まるのである。だがどちらかといえば食べるのは皮の方であった。実際、甘味は無い。香りと苦みがある。軽いミディアム。旨味もなく、只管吸い込みがよくて香りが立つ。トルペド型で吸い込みが良いと融けたチューペットを吸う快楽がある。おちょぼ口にはさぞだろう。焚火も焼き芋もやはり皮だけのような。こういう思わせぶりなところが良いなどと自分を慰めていると突然甘味が吹き出す。香にも銀味が増したように感じられる。とまた突然今度は香にまで芋味が感じられる。この香は一瞬のことだった。
苦みのほろほろと舞っていて通奏低音のように落ち着く。特別美味しいわけではないので多少むかつくが、常にビターで香ばしいのである。甘味がそこに出たり入ったりしている。モグラ叩きのモグラが剥いた芋であるかのように。
灯油のような風味があり、ニトロのような甘味に直結する。葉巻の形はそういえばダイナマイトにも似ている。セメダインに酷似した爽やかな草系のスパイスが利いている。シンナーのような物が着々と燃えているのである。
香ばしきビターというのとは違う。モグラをけっして強く叩きうることがない。聞こえがよいかわからないが、甘味が爆発することがないのだけれど、そこがまた煙らしい。
日本酒に合う。たいてい日本酒ばかり飲んでいるのだから仕方がない(やや甘口の吟醸生原酒(香住鶴)、醸造アルコール入り)。残り10センチほどでシケモク味や薄荷が出始めるが、かえって旨味が増している。マイナス点にも良い効果があるのかと思っていると、咽がやられてきて急速にクロスフェードを終える。と思えば甘味がまた居残っている。それもすぐに帰ってしまう。あとはしつこく吹かしてみるのみ。何処か物足りないが、物足りなさこそ本領かもしれないと思わせなくもない。苦くて柔らかかった。
前項同様11本セットで50%以上お得な価格で買った内の1本。
甘栗のような手触りで、撫でていると甘栗を剥きながら食べた後のように指が汚れる。剥いた甘栗を食べてしまうような感興に始まるのである。だがどちらかといえば食べるのは皮の方であった。実際、甘味は無い。香りと苦みがある。軽いミディアム。旨味もなく、只管吸い込みがよくて香りが立つ。トルペド型で吸い込みが良いと融けたチューペットを吸う快楽がある。おちょぼ口にはさぞだろう。焚火も焼き芋もやはり皮だけのような。こういう思わせぶりなところが良いなどと自分を慰めていると突然甘味が吹き出す。香にも銀味が増したように感じられる。とまた突然今度は香にまで芋味が感じられる。この香は一瞬のことだった。
苦みのほろほろと舞っていて通奏低音のように落ち着く。特別美味しいわけではないので多少むかつくが、常にビターで香ばしいのである。甘味がそこに出たり入ったりしている。モグラ叩きのモグラが剥いた芋であるかのように。
灯油のような風味があり、ニトロのような甘味に直結する。葉巻の形はそういえばダイナマイトにも似ている。セメダインに酷似した爽やかな草系のスパイスが利いている。シンナーのような物が着々と燃えているのである。
香ばしきビターというのとは違う。モグラをけっして強く叩きうることがない。聞こえがよいかわからないが、甘味が爆発することがないのだけれど、そこがまた煙らしい。
日本酒に合う。たいてい日本酒ばかり飲んでいるのだから仕方がない(やや甘口の吟醸生原酒(香住鶴)、醸造アルコール入り)。残り10センチほどでシケモク味や薄荷が出始めるが、かえって旨味が増している。マイナス点にも良い効果があるのかと思っていると、咽がやられてきて急速にクロスフェードを終える。と思えば甘味がまた居残っている。それもすぐに帰ってしまう。あとはしつこく吹かしてみるのみ。何処か物足りないが、物足りなさこそ本領かもしれないと思わせなくもない。苦くて柔らかかった。
6 × 52|AtlanticCigar|$6.80|0|+1|
ロッキーパテル11本セットで$79.14のものが$34.99という50%ほどお得な価格で買ったが、6.80で算出。
冬の午後七時。口径の広さからか吸い込みが悠々としている。フルがゆったりとしたかのような寛いだミディアム、大仰にいえばライト。巻きを緩く感じてしまいそうだが煙が豊富で減りも早くない。甘味もゆったりと薄く、薄い苦みが目立つ。小姑のような私には甘味よりも苦みの方が目立ちがちなのかもしれない。甘くて苦いサンクトガーレンのスタウトビールを一緒にしている所為かもしれない。焦げも黄砂状に舞ったきな粉のようで、悪いようでおもしろい景色。けっして良くはないが、鼻の頭に沁みる燠の風情がある。半分過ぎにはやくもシケモクが出てきて太さに相応しい単調さのままに終了。40分。と思って以降、しつこく吸い続けると5分で山椒が出てきて再終了。
ロッキーパテル11本セットで$79.14のものが$34.99という50%ほどお得な価格で買ったが、6.80で算出。
冬の午後七時。口径の広さからか吸い込みが悠々としている。フルがゆったりとしたかのような寛いだミディアム、大仰にいえばライト。巻きを緩く感じてしまいそうだが煙が豊富で減りも早くない。甘味もゆったりと薄く、薄い苦みが目立つ。小姑のような私には甘味よりも苦みの方が目立ちがちなのかもしれない。甘くて苦いサンクトガーレンのスタウトビールを一緒にしている所為かもしれない。焦げも黄砂状に舞ったきな粉のようで、悪いようでおもしろい景色。けっして良くはないが、鼻の頭に沁みる燠の風情がある。半分過ぎにはやくもシケモクが出てきて太さに相応しい単調さのままに終了。40分。と思って以降、しつこく吸い続けると5分で山椒が出てきて再終了。
6 x 50|pipesandcigars|$19.00|+5|+4|
銀。最初ハバナの名残さえ感じられず安い風情に似ていたので戸惑ったが、銀味が増してきた。あとはよく憶えていない。堅い味なのに呆れるほど軽やかだった。香りも色も違うものの忘我のような効果はNo.2に似ている。
これ、「ハバナファンでも満足できるダビドフ」とかよく書いてあるけれど、そうではない気がする。どちらかといえばハバナからより離れていて、ドミニカよりも遠いニカラグアとかに行っている。調べたら「sun-grown wrapper from Ecuador」と書いてあるし。キューバどころでなくアメリカで買う葉巻に似ている。それをダビドフファンに嬉しいような巧さでなんとも軽やかにした感じ。いつもどおり椅子に座って吹かしていたのに、ほとんど体が自動的に動いてソファで仰向けになって味わっていた。火事も怖れず。
銀。最初ハバナの名残さえ感じられず安い風情に似ていたので戸惑ったが、銀味が増してきた。あとはよく憶えていない。堅い味なのに呆れるほど軽やかだった。香りも色も違うものの忘我のような効果はNo.2に似ている。
これ、「ハバナファンでも満足できるダビドフ」とかよく書いてあるけれど、そうではない気がする。どちらかといえばハバナからより離れていて、ドミニカよりも遠いニカラグアとかに行っている。調べたら「sun-grown wrapper from Ecuador」と書いてあるし。キューバどころでなくアメリカで買う葉巻に似ている。それをダビドフファンに嬉しいような巧さでなんとも軽やかにした感じ。いつもどおり椅子に座って吹かしていたのに、ほとんど体が自動的に動いてソファで仰向けになって味わっていた。火事も怖れず。
6 3/4 x 48|pipesandcigars|$22.99/9|−3|−2|
「Bundles distributed by Davidoff of Geneva Inc」と店では表記されているが、商品にはDavidoffの文字が見つけられなかった。見つけられなかっただけかもしれない。
予めパンチカットされている。吸っているうちに黒い汁が出てくるものがあったり、たいてい吸い込みが非常に悪かったり。完全なライトボディなので、吸い込みが悪ければライトの上にライトだった。吸い込みの良い当たり物の香りに期待する他なかったが、なんと一本だけ美味しいモノ(+3 +2)があった。軽くもふわふわとした本家を微かなりとも匂わせるのをストレスなく楽しめた。こういうアタリを作ろうと思って作ることは難しいのかもしれず、作ろうと思って作ることができて価格がこのままならかなりお得。但し作ろうと思って作ってくれないようなので確率は1/9なのである。本当に巻くのが巧い人は安い葉巻を巻かないのかもしれない。
「Bundles distributed by Davidoff of Geneva Inc」と店では表記されているが、商品にはDavidoffの文字が見つけられなかった。見つけられなかっただけかもしれない。
予めパンチカットされている。吸っているうちに黒い汁が出てくるものがあったり、たいてい吸い込みが非常に悪かったり。完全なライトボディなので、吸い込みが悪ければライトの上にライトだった。吸い込みの良い当たり物の香りに期待する他なかったが、なんと一本だけ美味しいモノ(+3 +2)があった。軽くもふわふわとした本家を微かなりとも匂わせるのをストレスなく楽しめた。こういうアタリを作ろうと思って作ることは難しいのかもしれず、作ろうと思って作ることができて価格がこのままならかなりお得。但し作ろうと思って作ってくれないようなので確率は1/9なのである。本当に巻くのが巧い人は安い葉巻を巻かないのかもしれない。
7 1/2 x 38|pipesandcigars|$16.02|−3|0|
No.2とほとんど同じ香味でもう少し長い物、というのを予期したというかそれが貧相な想像の限界なのだが。吸いたくもないのに無理矢理元日に合わせたのがいけなかったのかもしれない。これなら葉巻より元旦の方が美味しい。この程度であるはずがないのでまた挑戦しなければならない。相変わらず吸い込みなどは完璧で、時を選ばなければならないのかもしれないというのがいただけない。時を選んだのだから。だったら正月が好きであるのがいけないのかもしれない。
No.2とほとんど同じ香味でもう少し長い物、というのを予期したというかそれが貧相な想像の限界なのだが。吸いたくもないのに無理矢理元日に合わせたのがいけなかったのかもしれない。これなら葉巻より元旦の方が美味しい。この程度であるはずがないのでまた挑戦しなければならない。相変わらず吸い込みなどは完璧で、時を選ばなければならないのかもしれないというのがいただけない。時を選んだのだから。だったら正月が好きであるのがいけないのかもしれない。
6 3/32 x 43|pipesandcigars|$14.25|−2|0|
シャンペンに合うかな、と思って飲みながら吸ったらどちらも不味かったか殺し合いだった。飲み物が煙の甘味のなさを際立てていた。甘味のなさすらない香りであるはずなのに、香りもただ葉っぱが燃えている感じだった。シャンペンとは言ってみたものの安くて甘いスパークリングワインだからいけなかったのかもしれない。でもたぶんこの1本が悪い。吸い込み等は完璧で、それだけでも素敵だけれど。
シャンペンに合うかな、と思って飲みながら吸ったらどちらも不味かったか殺し合いだった。飲み物が煙の甘味のなさを際立てていた。甘味のなさすらない香りであるはずなのに、香りもただ葉っぱが燃えている感じだった。シャンペンとは言ってみたものの安くて甘いスパークリングワインだからいけなかったのかもしれない。でもたぶんこの1本が悪い。吸い込み等は完璧で、それだけでも素敵だけれど。
銘
囹
月