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|5 1/2 x 52|AtlanticCigar|$16.70|+4|+3|
乾いていて艶もない、いかにも高そうな質感のラッパーはいつみても美味しそう。極短い産毛が無数に生えている。
吸口を小さくカットしてくれといわんばかりの窄め方がしてある。カットすると目測五ミリぐらいだが、吸い込みは大丈夫なのだろうかと思うのも馬鹿らしいほど風通しが良い。葉巻自体四角いし絞りも変形だが、トルペドの見本のような口径の小ささと吸い出し具合。
のっけから落ち着いた苦味に、薄らと木花の風味。草を焼いたような緑の香りも、焼け野が焼き畑だったような平静さ。木花からはバターの旨味がくすんでいる。ボディは軽く、濃い味もないが、中が抜けたようではなく、薄さが落ち着きになっているというか、濃い落ち着きというか。派手でもないし素朴でもない。穿き馴れた革靴が景色を包んでしまったような。特別柔らかくもないし若干辛味があるぐらいなのだが。キューバモノのナッツのような風味は限りなく薄い。薄いばかりで無くはなく、バターか花かと揺れるような風味がそれを時々濃くする。マデューロほどではないが、中盤に入ると辛さが山椒や白胡椒と混じる。
惹き込む魔力は無さそうなのに、もっとも飽きにくい葉巻かもしれない。葉巻とともに窶れた人はこういうものばかり吸っていそうな。葉巻に窶れた人はいつまでも魔力を求めるはずで、これは休憩の一本なのだろう。長い休憩をしたくなるような魔力があるけれど。
香りを吸い込んでなんだか懐かしいなぁと思っていると、水飴の湖に睡蓮が咲いているような景色に吃驚する。しかも水の香りの薄さで。一瞬の思い込みに香りが癒着した出来事だった。
酷似してはいるもののマデューロとの違いは正直よくわからないが、絵具風味は出なかった。香味が爆発することなどありえず、残り四センチほどまで生きていた。日が暮れるのを待つような静かな味わいで、日が暮れるのを待ちうるテラスが自宅にあれば良いのに。テラスも無いし、軽いので油断して終盤で急いでしまったら、しっかりと吸いごたえがあったらしく、終いには体調不良になった。
乾いていて艶もない、いかにも高そうな質感のラッパーはいつみても美味しそう。極短い産毛が無数に生えている。
吸口を小さくカットしてくれといわんばかりの窄め方がしてある。カットすると目測五ミリぐらいだが、吸い込みは大丈夫なのだろうかと思うのも馬鹿らしいほど風通しが良い。葉巻自体四角いし絞りも変形だが、トルペドの見本のような口径の小ささと吸い出し具合。
のっけから落ち着いた苦味に、薄らと木花の風味。草を焼いたような緑の香りも、焼け野が焼き畑だったような平静さ。木花からはバターの旨味がくすんでいる。ボディは軽く、濃い味もないが、中が抜けたようではなく、薄さが落ち着きになっているというか、濃い落ち着きというか。派手でもないし素朴でもない。穿き馴れた革靴が景色を包んでしまったような。特別柔らかくもないし若干辛味があるぐらいなのだが。キューバモノのナッツのような風味は限りなく薄い。薄いばかりで無くはなく、バターか花かと揺れるような風味がそれを時々濃くする。マデューロほどではないが、中盤に入ると辛さが山椒や白胡椒と混じる。
惹き込む魔力は無さそうなのに、もっとも飽きにくい葉巻かもしれない。葉巻とともに窶れた人はこういうものばかり吸っていそうな。葉巻に窶れた人はいつまでも魔力を求めるはずで、これは休憩の一本なのだろう。長い休憩をしたくなるような魔力があるけれど。
香りを吸い込んでなんだか懐かしいなぁと思っていると、水飴の湖に睡蓮が咲いているような景色に吃驚する。しかも水の香りの薄さで。一瞬の思い込みに香りが癒着した出来事だった。
酷似してはいるもののマデューロとの違いは正直よくわからないが、絵具風味は出なかった。香味が爆発することなどありえず、残り四センチほどまで生きていた。日が暮れるのを待つような静かな味わいで、日が暮れるのを待ちうるテラスが自宅にあれば良いのに。テラスも無いし、軽いので油断して終盤で急いでしまったら、しっかりと吸いごたえがあったらしく、終いには体調不良になった。
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|6 1/5 x 47|cigarOne|$10|+2|+2|
クァバがあまり好きではないかもしれないのにフィギュラド好きなのでパルタガスのこれは宝刀の感がある。キューバモノらしい素朴な感じのラッパーが巧みに巻かれている。
着火すると紛う方ないキューバモノの風味とパルタガス独特のどっしりとした田舎臭さ。どうしてパルタガスはどれもこれも芋っぽいのだろう。ナッツというには香ばしさが少し違う気がするがナッツともいうのだろう。ここまで芋で一貫していると美味しくても飽きやすいかもしれない。飽きさせてくれるぐらいの方が嬉しいかもしれないのに、吸い進めると木が熟れて花の蜜になったような凡百の風味が他のパルタガスより強くなる。味は淡白で強さもライトに近い。フィギュラドこそ見かけ倒しということもないけれど、変化の末、臍の部分のチコじみた風味が懐かしくなる。じゃあチコを吸えばいいかというとその通りで、チコじみた風味から想像される巨大なる高級感に至らないのが残念なのである。巨大で濃厚な悠々たるパルタガスがあれば美味しいに決まっているのに。それがまったく別ものの風味に成り代わり、凡庸な巨大葉巻の姿に落ち着いてしまう。中盤以降、香りばかり良くて旨味がかなり抜けている。これがパルタガスでなかったら文句もないのだけれど。芋を養分にしたようなあまり美しくない花が咲く。
終盤では香りも味も抜けてしまう。これじゃなければ駄目だ、というような味わいもないし、ハズレを掠ったかもしれない。それなりに美味しいけれど。サロモネスを選ぶべきだったのか…。
クァバがあまり好きではないかもしれないのにフィギュラド好きなのでパルタガスのこれは宝刀の感がある。キューバモノらしい素朴な感じのラッパーが巧みに巻かれている。
着火すると紛う方ないキューバモノの風味とパルタガス独特のどっしりとした田舎臭さ。どうしてパルタガスはどれもこれも芋っぽいのだろう。ナッツというには香ばしさが少し違う気がするがナッツともいうのだろう。ここまで芋で一貫していると美味しくても飽きやすいかもしれない。飽きさせてくれるぐらいの方が嬉しいかもしれないのに、吸い進めると木が熟れて花の蜜になったような凡百の風味が他のパルタガスより強くなる。味は淡白で強さもライトに近い。フィギュラドこそ見かけ倒しということもないけれど、変化の末、臍の部分のチコじみた風味が懐かしくなる。じゃあチコを吸えばいいかというとその通りで、チコじみた風味から想像される巨大なる高級感に至らないのが残念なのである。巨大で濃厚な悠々たるパルタガスがあれば美味しいに決まっているのに。それがまったく別ものの風味に成り代わり、凡庸な巨大葉巻の姿に落ち着いてしまう。中盤以降、香りばかり良くて旨味がかなり抜けている。これがパルタガスでなかったら文句もないのだけれど。芋を養分にしたようなあまり美しくない花が咲く。
終盤では香りも味も抜けてしまう。これじゃなければ駄目だ、というような味わいもないし、ハズレを掠ったかもしれない。それなりに美味しいけれど。サロモネスを選ぶべきだったのか…。
|4 x 40|cigarOne|$6|+5|+3|
少しよぼよぼした外観だがピッチリ巻いてある。着火直後は少し緊張しているが、「葉巻だよね、ロメオだよね」とひとりごちる軽やかな葉巻らしさがある。葉巻っぽさがなんだか純情で、進むと少し甘くなってくる。はじめてシガリロを吸った時のことを思い出しそうな。壮観に並べられた大きい葉巻群に想像を膨らませているのである。実際は裏切られること屢々なのに、これは小さいけれど裏切っていない。気持ちばかり大きくなった分丁度期待どおり美味しくなっているような。
ライトだが味はしっかりと乗っていて、終盤早々には花やバターが見えるが薄く、かえって序盤から中盤の薄さにロメオ独特の木香がして一番美味しい。他に比べる濃いものがない独特の薄さなので、薄いというのは誤謬なのだろう。終盤は濃い葉巻を薄めたようになってしまう。
安いし、小振りだし、涼しい夏のようないい葉巻だなぁ。最高気温を更新するような夏の方が好きだけれど。
少しよぼよぼした外観だがピッチリ巻いてある。着火直後は少し緊張しているが、「葉巻だよね、ロメオだよね」とひとりごちる軽やかな葉巻らしさがある。葉巻っぽさがなんだか純情で、進むと少し甘くなってくる。はじめてシガリロを吸った時のことを思い出しそうな。壮観に並べられた大きい葉巻群に想像を膨らませているのである。実際は裏切られること屢々なのに、これは小さいけれど裏切っていない。気持ちばかり大きくなった分丁度期待どおり美味しくなっているような。
ライトだが味はしっかりと乗っていて、終盤早々には花やバターが見えるが薄く、かえって序盤から中盤の薄さにロメオ独特の木香がして一番美味しい。他に比べる濃いものがない独特の薄さなので、薄いというのは誤謬なのだろう。終盤は濃い葉巻を薄めたようになってしまう。
安いし、小振りだし、涼しい夏のようないい葉巻だなぁ。最高気温を更新するような夏の方が好きだけれど。
|6 × 50|AtlanticCigar|($39.99/7)|+1|+1|
7本中もっとも黒く、マデューロというよりもブラックで、黒にところどころ赤紫が透けているような美しい外観。
着火せずに吸っていると大黒寺納豆のような味はあまりせず、案外穏やかである。巻きは硬く弾力も無いが吸い込みは良好。針を束ねたように空気がスッと入ってくるようなイメージ。
味はキューバでもドミニカでもなければこんなものだよなぁという嫌な感じがする。そんな事をいうのは性格が悪いからに決まっているが、いう方だって悪者になりたくはないのかもしれない。
これまでのトラノに比べてかなり強く、辛い。どこもかしこもなんとも硬く、片燃えの気配が一切ない律された進み方。軍隊の行進を見物している気になる。将軍の立場で。将軍はニコリともせずにこんな味の葉巻を銜えているね。
ブラックラッパーの風味に気圧されるが、中身の木質の微かに柔らかい感じがなくはない。しかし甘味はなく、辛く、キツい。将軍は骨太の痩型。人間には違いないが、実に愛嬌がない。旨味も苦み。将軍にしかオススメできない。
中盤、歩調が乱れて色々な味がすると思ったら片燃えし出していた。それでも少し斜めになる程度。なんとも濃密で変な風味。木も濃密になってきている。翳りのある蜂蜜のような。柔らかくもなってきているが、甘くはならず、相変わらず強い。黒いコントラストが凄い。頭が痛くなる。終盤で更に柔らかく花咲きがちになったのはかえって残念だった。軍曹だったのかもしれない。
私には合わないけれど記憶にこびり付きそうな強烈さ。『黒い時計の旅』でも読もうかな。
7本中もっとも黒く、マデューロというよりもブラックで、黒にところどころ赤紫が透けているような美しい外観。
着火せずに吸っていると大黒寺納豆のような味はあまりせず、案外穏やかである。巻きは硬く弾力も無いが吸い込みは良好。針を束ねたように空気がスッと入ってくるようなイメージ。
味はキューバでもドミニカでもなければこんなものだよなぁという嫌な感じがする。そんな事をいうのは性格が悪いからに決まっているが、いう方だって悪者になりたくはないのかもしれない。
これまでのトラノに比べてかなり強く、辛い。どこもかしこもなんとも硬く、片燃えの気配が一切ない律された進み方。軍隊の行進を見物している気になる。将軍の立場で。将軍はニコリともせずにこんな味の葉巻を銜えているね。
ブラックラッパーの風味に気圧されるが、中身の木質の微かに柔らかい感じがなくはない。しかし甘味はなく、辛く、キツい。将軍は骨太の痩型。人間には違いないが、実に愛嬌がない。旨味も苦み。将軍にしかオススメできない。
中盤、歩調が乱れて色々な味がすると思ったら片燃えし出していた。それでも少し斜めになる程度。なんとも濃密で変な風味。木も濃密になってきている。翳りのある蜂蜜のような。柔らかくもなってきているが、甘くはならず、相変わらず強い。黒いコントラストが凄い。頭が痛くなる。終盤で更に柔らかく花咲きがちになったのはかえって残念だった。軍曹だったのかもしれない。
私には合わないけれど記憶にこびり付きそうな強烈さ。『黒い時計の旅』でも読もうかな。
|4.7 x 42|cigarOne|$8|−2|0|
糖衣の薄いカリカリのかりんとうのような、甘いお菓子のような、堅くて小さい見事な外観。味は甘くない。木を吸っているようなエグ味に、アルコールにも似た揮発感がある。バターキャンディーのようなものが奥まっている。奥すぎて窒息しそうに思っていると、辛さも苦さも手前にあり、灯台下暗しかとも思うのだが、どう考えてもあまり美味しくはない。ツンとしたキツさがある。
糖衣の薄いカリカリのかりんとうのような、甘いお菓子のような、堅くて小さい見事な外観。味は甘くない。木を吸っているようなエグ味に、アルコールにも似た揮発感がある。バターキャンディーのようなものが奥まっている。奥すぎて窒息しそうに思っていると、辛さも苦さも手前にあり、灯台下暗しかとも思うのだが、どう考えてもあまり美味しくはない。ツンとしたキツさがある。
|5 1/2 x 42|cigarOne|$10|+2|+2|
あからさまにモンテクリスト、熟れた土の味わいなのだが、爽やかなモンテというか軽いモンテというか不思議なモンテ。土が爽やかであるはずもなく、風呂上がりに土を浴びる無念さもなく、軽いのに濃い。モンテは濃ければ濃いほどモンテクリストらしい。これだけ濃いのにこの軽さは不思議で、雲でも見ながら口から綿が出るような心持ち。乾いたボリュームのある味わいで甘さはほぼない。金木犀も僅かしか咲かない。葉の質感も巻きもなんだかソフト。爽やかというよりもソフトという方がいいえて妙なソフト・モンテクリスト。葉巻味のソフトクリームで、クリームの味はしない。
あからさまにモンテクリスト、熟れた土の味わいなのだが、爽やかなモンテというか軽いモンテというか不思議なモンテ。土が爽やかであるはずもなく、風呂上がりに土を浴びる無念さもなく、軽いのに濃い。モンテは濃ければ濃いほどモンテクリストらしい。これだけ濃いのにこの軽さは不思議で、雲でも見ながら口から綿が出るような心持ち。乾いたボリュームのある味わいで甘さはほぼない。金木犀も僅かしか咲かない。葉の質感も巻きもなんだかソフト。爽やかというよりもソフトという方がいいえて妙なソフト・モンテクリスト。葉巻味のソフトクリームで、クリームの味はしない。
|5 3/5 x 46|cigarOne|$10|+2|+2|
パンチは他にマルガリタしか試していないが、同じパンチでよく似ている。パンチっぽいしハバナっぽい。あちこち手を出すのが面倒だからか、同じ銘柄には同じ味がして欲しく、モンテやコイーバはもちろん、パルタガスもパンチもありがたいなぁ。
このパンチパンチは大きいからといって特別上質になっているわけでもなく強烈な甘味が出たりもしなかった。パンチをツマミ程度にしか必要としないかもしれない私にはマルガリタのほうがおもしろかった。モンテやコイーバのような強烈な魅力はないのかも。マルガリタと違って既に大きいので期待はなく、不満に傾く。
それにしても結構おいしい。カカオ粉、それから粉状にした花のような香り、とにかく粉。嗅ぎタバコに近いような。まろやかさも粉のまろやかさで、スパイスも小麦粉のような粉。粉っぽさが旨味となっているらしい。煙だけにこれほど粒子が細かい粉ははじめてで、吸った粉を吹き出すなんて、壊れた掃除機みたいだ。
えぐ味は少しあるのに、期待させないからか美味しいからかあまり煩わしくない。
マルガリタもまったく同様に粉っぽいが、大きいぶん粉っぽさはこちらの方が満喫できる。マルガリタのようにドローが酷いこともなさそう。マルガリタの方が草っぽく、パンチパンチの方が花っぽい。粉っぽいチョコ風味はフエンテのドンカルロスにも似ているような。
パンチは他にマルガリタしか試していないが、同じパンチでよく似ている。パンチっぽいしハバナっぽい。あちこち手を出すのが面倒だからか、同じ銘柄には同じ味がして欲しく、モンテやコイーバはもちろん、パルタガスもパンチもありがたいなぁ。
このパンチパンチは大きいからといって特別上質になっているわけでもなく強烈な甘味が出たりもしなかった。パンチをツマミ程度にしか必要としないかもしれない私にはマルガリタのほうがおもしろかった。モンテやコイーバのような強烈な魅力はないのかも。マルガリタと違って既に大きいので期待はなく、不満に傾く。
それにしても結構おいしい。カカオ粉、それから粉状にした花のような香り、とにかく粉。嗅ぎタバコに近いような。まろやかさも粉のまろやかさで、スパイスも小麦粉のような粉。粉っぽさが旨味となっているらしい。煙だけにこれほど粒子が細かい粉ははじめてで、吸った粉を吹き出すなんて、壊れた掃除機みたいだ。
えぐ味は少しあるのに、期待させないからか美味しいからかあまり煩わしくない。
マルガリタもまったく同様に粉っぽいが、大きいぶん粉っぽさはこちらの方が満喫できる。マルガリタのようにドローが酷いこともなさそう。マルガリタの方が草っぽく、パンチパンチの方が花っぽい。粉っぽいチョコ風味はフエンテのドンカルロスにも似ているような。
|6 × 50|AtlanticCigar|($39.99/7)|+1|+1|
七本パック中もっとも薄い色。薄いというか、白が濃い。写実家が絵に描いた葉巻のような、食べ物を絵具で塗ったような気持ち悪さがある。ラッパーは薄そうだが若々しくぴっちりと巻かれていて、伸縮性がありそう。カット時の感触も若干ゴムを切るに似ているような。内部のしっとり感が伝わってくる指触り。
香味はスパイス寄りで、どれだけスパイスを美味しく感じさせるかといった感じがあるが、そんな感じがないほどまろやかなスパイスでもある。さりげないものほど人為的なのだからね。他のスパイシーな葉巻のスパイスとほとんど変わらないのだが、まろやかさのせいか別のスパイスも調合されているよう。まろやかといってもいがらっぽさがけっこうある。その所為かボディもなかなか強い。ボディが強いわりには旨味が薄い。スパイスが次第にバターキャンデー味を帯びてきて木から熟れた果実が落ちそうになるが、花すらなかなか咲かず、脚が棒になっている。ここで風呂に浸かるが如くクァバのディスティングイドスで味わったぐらいの甘さが出れば良いかもしれないのに。
最終盤に至って期待させるものが何も無くなって味けも無くなってからの方が美味しいものの残り香のようで美味しかった。美味しくないものが美味しいものの残り香を燻らせるなんてなんて憎らしいのだろう。
それにしたって切れの悪い大吟醸酒みたいで、カルロス・トラノは今のところ全部+1だな。
七本パック中もっとも薄い色。薄いというか、白が濃い。写実家が絵に描いた葉巻のような、食べ物を絵具で塗ったような気持ち悪さがある。ラッパーは薄そうだが若々しくぴっちりと巻かれていて、伸縮性がありそう。カット時の感触も若干ゴムを切るに似ているような。内部のしっとり感が伝わってくる指触り。
香味はスパイス寄りで、どれだけスパイスを美味しく感じさせるかといった感じがあるが、そんな感じがないほどまろやかなスパイスでもある。さりげないものほど人為的なのだからね。他のスパイシーな葉巻のスパイスとほとんど変わらないのだが、まろやかさのせいか別のスパイスも調合されているよう。まろやかといってもいがらっぽさがけっこうある。その所為かボディもなかなか強い。ボディが強いわりには旨味が薄い。スパイスが次第にバターキャンデー味を帯びてきて木から熟れた果実が落ちそうになるが、花すらなかなか咲かず、脚が棒になっている。ここで風呂に浸かるが如くクァバのディスティングイドスで味わったぐらいの甘さが出れば良いかもしれないのに。
最終盤に至って期待させるものが何も無くなって味けも無くなってからの方が美味しいものの残り香のようで美味しかった。美味しくないものが美味しいものの残り香を燻らせるなんてなんて憎らしいのだろう。
それにしたって切れの悪い大吟醸酒みたいで、カルロス・トラノは今のところ全部+1だな。
4 3/8 x 40|cigarOne|$9|−2|0|
ミツバチのような香りがする。蜂蜜でもなく虫でもなく、ミツバチというのはきっとこんな香りがするのだろう。
火を点けてみるとダビドフを黄色くして辛くした感じ。旨味もない。段々スパイシーになってくるが灰味も強まり味気ない。私はトリニダッドが嫌いなのかもしれない。フンダドーレスはたまたまハズレを引いただけだと思っていたけれど、そうではないのかもしれない。それでもフンダドレスの方がずっと美味しかった。このレイジェスこそハズレなのか。味気ない時のダビドフの方が雑味がないぶんまだ好ましい。
ミツバチのような香りがする。蜂蜜でもなく虫でもなく、ミツバチというのはきっとこんな香りがするのだろう。
火を点けてみるとダビドフを黄色くして辛くした感じ。旨味もない。段々スパイシーになってくるが灰味も強まり味気ない。私はトリニダッドが嫌いなのかもしれない。フンダドーレスはたまたまハズレを引いただけだと思っていたけれど、そうではないのかもしれない。それでもフンダドレスの方がずっと美味しかった。このレイジェスこそハズレなのか。味気ない時のダビドフの方が雑味がないぶんまだ好ましい。
|4 3/8 x 42|cigarOne|$6|+3|+2|
パルタガスは美味しいなぁ。甘味や香りより旨味が強く、パルタガスにしかなさそうな田舎臭さがある。芋っぽいのだけれど、フルーツに喩えてもマンゴスチンとかライチとかああいうものになる。あまりにもの芋の芳醇さゆえフルーツなんかを思い浮かべてしまうのだろう。よくできた煮物なのに、三日置いてしまったような、質朴臭い味わい。フルボディのハバナシガーという感じが基調で濃厚、雑味もないし、ここまで来ると好みの問題という事になりそう。よくあるサイズだけれど、私はこのどちらにも転びそうなサイズがあまり好きじゃない。職場から自動車で帰宅する人に好まれるサイズらしい。
パルタガスは美味しいなぁ。甘味や香りより旨味が強く、パルタガスにしかなさそうな田舎臭さがある。芋っぽいのだけれど、フルーツに喩えてもマンゴスチンとかライチとかああいうものになる。あまりにもの芋の芳醇さゆえフルーツなんかを思い浮かべてしまうのだろう。よくできた煮物なのに、三日置いてしまったような、質朴臭い味わい。フルボディのハバナシガーという感じが基調で濃厚、雑味もないし、ここまで来ると好みの問題という事になりそう。よくあるサイズだけれど、私はこのどちらにも転びそうなサイズがあまり好きじゃない。職場から自動車で帰宅する人に好まれるサイズらしい。
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月