忍者ブログ

  源氏物語「葉」
++葉巻++シガー++レビュー++個人輸入++ブログ

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

3 7/8 x 24|近所の煙草屋|¥150|+3|+2|

 ダビドフのミニと同様にコイーバのミニにも想い出がある。非常に懐かしい記憶なのだが、ミニ同士の比較では、黒いコイーバよりも白いダビドフの方に軍配を上げていたのだった。春ばかりではないが、春の想い出に感じられる。コイーバのクラブを初めて吸ったのはミニから数年隔ててだから、ミニしか知らなかった期間は随分長い。
 一口目ではっとするような葉巻の趣がある。懐かしくもあるのだが、懐かしさを超えている葉巻っぽさがある。
 コイーバの大物はこの傾向を押し進めたようなものなのかと思ってコイーバの大物を吸うと肩すかしをくらうことが多く、それほどこの細みの代物は濃くて美味しい。一口目からいきなり土煙を浴びせられたふうで、味もすでに濃厚。パックによってはやや香ばしさが劣るものもあるものの、蜂蜜感が加わることもある。巻きの細さが蜂蜜感を際立てているのか、細長く垂れる蜜の映像がシガリロの細さに重なるからかもしれない。香りが少し病院臭い(ロメオのプリトスやパルタガスのチコにも感じられるが、ロメオのプリトスやパルタガスのチコにある古人形臭さはまったくない。)ものの味に粘りけがあるし、只管濃い美味しさには透明感すら感じる。細い蜂蜜が甘過ぎないのと似ていて、甘味は細さが広がるように薄まるので、格別甘いわけではない。
 若干の辛さも欠点ではなく、甘味を際立てるスパイスのような効能がありそう。シナモンの風味はないのだが、効能としてはシナモンのような。
 最終的にはヒュミドールの破壊へ誘惑されるのだった……。葉巻というのは本当は乾いていても美味しいのではないだろうか。
 仕事の合間なんかに吸ったら性格が良くなりそうで、ビルの隙間で吸いたい気がする。
PR

忍者ブログ [PR]