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  源氏物語「葉」
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|NextCigar|$112/10|arr 2018/9/8|
|―|6 3/32超 x 43|12.32g|香:3.7~4.5 ave4.1|残1|

 なんとも言えないいい匂い、小屋系が洗い落とされ、紅茶めいた刻みタバコのような、懐かしい高貴さが甦るような。
 着火して漂うキノコ風味も高貴さを維持してくれる。極めてスムース。はみ出たフィラーが燃え尽き、ラッパーが燃え出すとやや喫感強くおぼめき、バターが浮くようなほんの幽かなしつこさ。やや荒く渋くなりもする。非常にスムースな水平の話ながら。
 シナモン、胡椒などのスパイスとスパイスの甘さ。
 香りが紅茶に統合されつつ、クローナル種のダージリンの滑らかさとチャイナ種のダージリンの渋みが表裏一体に貼り付いている。それぞれの香りも。
 所用で3分後に戻ってくると、いっぷく、放置されていた葉巻がウイルキンソンのジンジャエールを弾く。というのはコダマのソーセージを温めていた猶予で、その一服後、輪切りのソーセージ後に喫すると今度は金木犀が咲く。ソーセージはフォアグラ味だったはずが、間違えて生姜味を温めてしまった。前段でウイルキンソンが登場したのは意味深な符牒だろうか。以降、甘やかで芳しい金木犀と美味しげに吹き荒ぶスパイスの饗宴が始まり、嵐も口の中では丸い。
 この葉巻は格段に美味しさを増している。たった一年半にして購入当初とは比べ物にならない。人生初のダビドフ・クラシックNo.2を髣髴とさせ(感動のみを消し、その味を残す)、つまるところいまだにクラシックとグランクリュの区別がつきかねるが(一年半を経てクラシックに近づいた要素とクラシックから遠ざかった要素が同居している)、また安ければすぐさま買っておこうと思う。
 炭酸のような透明な刺激に甘さが乗る。
 ……原稿用紙2枚分程度だろうか、以上で書き疲れて、疲れに鞭打つほど美味しい変化はないものの、後半もなかなか息が長かった。後半は特別書き継ぎたくなるような事が無かった為、疲れてしまったのだろうか、全編葉巻を書く事に疲れた気味もありつつ。
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