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  源氏物語「葉」
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|NextCigar|$0/1|arr 2019/9/21|
|—|4” x 56|11.40g|香:3.1~3.5 ave3.3|残0|

Davidoff escurio Gran Torpedo


 註:この葉巻は試供品です。「tasting cigar not for sale」と書かれた封シールあり。

 ベネズエラを黒い人体で巻いたような味わいに、珈琲豆焙煎中の香りがふわふわと漂い、チョコじみた草、黒めの朝食、(カフェ)オーレというよりオーノワールで(白化よりも黒化で)、必ずしも黒が主体ではないのだが、主食が黒く覆われている。麦、パンの風味が黒さの元でかえって鮮やかに存在する。パンには苦めのカカオを塗っているし、飲み物は当然ブラックコーヒーである。サラダには食用の花が盛られる。食べきったかと思うとまた椀子蕎麦の要領で次々と花を盛られるので食べても食べても仕方がない。ベネズエラには随分いろんな種類の花があるものだなあと感心している。デザートを突ついても花。この時々挟むデザートを花が邪魔して勿体ぶるので、デザートが大変美味しい。クリームが花に合うのか、だからおばさんが花をすぐに盛って来るのだろうか、なにしろ変な国の食事なのでよくわからない。
 ダビドフ茸の風味はほとんどせず、また軽さもなく(紅茶を拒絶するような渋さがある)、すると他の新世界葉巻と区別がつかなくなりそうだが、そういうことにならないのがダビドフ圏内の国の凄さなのだろう。はは、どこかしら頭がおかしくなるよ、エスクリオを吸っていると。

 そもそもこの葉巻はダビドフ圏内で最もブラジル色が強いはずである。エクアドル産の葉などもとより使用されていない。たしかに、エクアドル味ではあるが、今回は昨今よりブラジル色が強かったと感じる。とりわけ、甘味を抽出しそびれたブラジル珈琲の味わい。その深煎りの感に、香りは程よいシティローストのようで、酸味といえば深煎りの漆黒に塗り潰されているという、そんなブレンドだった。
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