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|gestocigars|152CHF/10(24CHF/10+¥2200/10)|arr 2019/9/4|
|GAT AGO 12|5.12’ x 55|15.61g|香:2.9~3.1 ave3.0|残6|
2本目重量=16.55g
3本目重量=14.45g
4本目重量=15.61g(本日)
もう割とたっぷり寝かせてある物なので、躊躇なくどんどん着火している。
何か「おいしげ」というか「おいしいサラダ」を食するような序盤。つまり緑多く、クセの少ない香草がかろやかにてんこ盛りされ、少しナッツ類やハムも鏤められている。「ハバナの序盤」らしい懐かしさ、慣れえぬ懐かしさがあるのだけれど、それがどうしてか今日は懐かしいというよりも「おいしいサラダ」のようでおいしい。所詮サラダだが。仄かな酸味あるクコの実大の赤い実や、何か色々十種の野菜でも出てきそうなサラダである。サラダサラダと思っていると、観念の悪戯か煙の変幻かトマトジュースまで感じられるようになってきてしまい、大変だなぁと思っていると、ふりかけ程度だったはずのナッツ類が幅をきかせ始めサラダが終るかに見える。
ナッツのキメ細やかさはきな粉なのかなぁと考えていると何かアルコール感が萌してきたので、悪しき「揮発性の木」の出現を恐れる。しかし妙に色気のあるアルコールで、セメダインを通って、シンナーの酩酊ではないものの、幽玄の花を加え、更に濃く花に進めば半ば凡庸というところエステル香に至る。洋酒の風体にしてナッツは樽香もどきへと変り、レモンがひとしずく垂れる。「ハバナの序盤」にも似たキウイのような、分かる人には分かるであろう接触不良音のような味が微かに。それでも「美味しくない」という方向へ針は振られない。反対に此処でついに甘い蜜を抱えた花が咲く。あるいは蜜の中に花が存するような。それでも軽いロメオのこと、加えて寝ぼけ眼の熟成物だから、蜜の濃さも気紛れで、金木犀の満開に寄るか反るか未だ分からないところとなる。と此処で金木犀というより金木犀風味のカスタードの練り感がうっすらと柔らかい姿をとり始めるのである。練れば練るほど形が無くなる。
『此処で森林に浴し、ポポーが実れば正解である。』
ヒノキの香りが漂って、森林で檜風呂に浸かってしまった。露天風呂よりも、ポポーが必要であるのに。しかしながら露天で金木犀が秋の風情を高める。これはこれでさすがに素晴らしい。「金木犀を好むればすべからく葉巻を喫すべし」という阿保な言葉が昔からあるはずのところである。
終盤はパルタガスのように猛然とするが、さすがに伸びず。
|GAT AGO 12|5.12’ x 55|15.61g|香:2.9~3.1 ave3.0|残6|
2本目重量=16.55g
3本目重量=14.45g
4本目重量=15.61g(本日)
もう割とたっぷり寝かせてある物なので、躊躇なくどんどん着火している。
何か「おいしげ」というか「おいしいサラダ」を食するような序盤。つまり緑多く、クセの少ない香草がかろやかにてんこ盛りされ、少しナッツ類やハムも鏤められている。「ハバナの序盤」らしい懐かしさ、慣れえぬ懐かしさがあるのだけれど、それがどうしてか今日は懐かしいというよりも「おいしいサラダ」のようでおいしい。所詮サラダだが。仄かな酸味あるクコの実大の赤い実や、何か色々十種の野菜でも出てきそうなサラダである。サラダサラダと思っていると、観念の悪戯か煙の変幻かトマトジュースまで感じられるようになってきてしまい、大変だなぁと思っていると、ふりかけ程度だったはずのナッツ類が幅をきかせ始めサラダが終るかに見える。
ナッツのキメ細やかさはきな粉なのかなぁと考えていると何かアルコール感が萌してきたので、悪しき「揮発性の木」の出現を恐れる。しかし妙に色気のあるアルコールで、セメダインを通って、シンナーの酩酊ではないものの、幽玄の花を加え、更に濃く花に進めば半ば凡庸というところエステル香に至る。洋酒の風体にしてナッツは樽香もどきへと変り、レモンがひとしずく垂れる。「ハバナの序盤」にも似たキウイのような、分かる人には分かるであろう接触不良音のような味が微かに。それでも「美味しくない」という方向へ針は振られない。反対に此処でついに甘い蜜を抱えた花が咲く。あるいは蜜の中に花が存するような。それでも軽いロメオのこと、加えて寝ぼけ眼の熟成物だから、蜜の濃さも気紛れで、金木犀の満開に寄るか反るか未だ分からないところとなる。と此処で金木犀というより金木犀風味のカスタードの練り感がうっすらと柔らかい姿をとり始めるのである。練れば練るほど形が無くなる。
『此処で森林に浴し、ポポーが実れば正解である。』
ヒノキの香りが漂って、森林で檜風呂に浸かってしまった。露天風呂よりも、ポポーが必要であるのに。しかしながら露天で金木犀が秋の風情を高める。これはこれでさすがに素晴らしい。「金木犀を好むればすべからく葉巻を喫すべし」という阿保な言葉が昔からあるはずのところである。
終盤はパルタガスのように猛然とするが、さすがに伸びず。
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