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  源氏物語「葉」
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・レイエンダが到着しました。
 到着報告というのは何か人気記事になりそうなのですが−−私は人様のブログの到着報告を覗くのが大好きです−−今回は到着を兼ねて変な話を思いついてしまったのでご報告致します。読む価値は大いにありません。
 私が原チャリで西へ走り始めるや否や、私の荷物と思われる段ボールを自転車の前カゴに詰めた郵便局員とすれ違いました。郵便局ショッカーのような怪しい制服を着ています。Uターンして追い詰めますとびっくりして自転車が転倒してしまいそうでしたので、そのまま東へ追い抜きました。先回りしてバイクを止め、ショッカーがマンションのエントランスにて自転車を降りるのを見計らってから、妖しく近づき、へこへこ話しかけますと、びっくり、案の定それは私のです。「それは私のです」と言いました。ショッカーも酷く仰天されてましたので、積極的に免許証を見せて、道端で税金を払って段ボールを受け取りました。
 家に段ボールを放り投げ、またバイクで西へ出かけました。開封は用事を済ませてからです。もちろんしばらく経つと私は東へ帰宅しました。
 さっそく乱暴に段ボールを開けますと葉巻箱がなんと死体のようにサランラップに包まれて、気密性が極低そうでしたが、ラップに始まりビニールやら包装紙やら紙箱やらベロア包みやらをマトリョシカのようにどんどん開けていきまして、最後に木箱を開けてしまいますとそこには小さなボベダが入っていたので一安心といったところです。
 本題はここからです。税金は道端にての見栄がなければ出し渋るぐらい高額で、みっちり13,600円(たばこ税5400/関税4900/消費税3100/手数料200)払いました。財布にはなんとも珍しく15000円も入っていたのです。
 「金額をきちんと書いて送ってください」とこちらからわざわざ言わなければ20ドルぐらいの表示で送ってきてしまう悪徳業者ばかりはびこる世の中ですが、今回の店は何も言わずに「467CHF・411g」とちゃんと書いてくれました。
 本当の本題はここからです。どの店もそうですが、悪徳業者までもがそうであるのが不思議なのですが、どうして重量だけは余計に多く書くのでしょう。411gですって。自分で申告するとしたら、この箱の場合、340gで申告します。前回、一本灰化させたレイエンダは重量18.31gで、トリプルリングを付けたままでの計量でしたから、葉っぱはもっと軽い。中には葉っぱ17gを切る物もありそうです。何かハバノスの発表値というものがあって、どの店もそれに倣っているのでしょうか。そうしますとけち臭いハバノスが葉っぱを抜いていることになる。
 なんとここからが本物の本題なのですが、たばこ税はトバッチリで本当に阿呆みたいに上がっています。差額七百円ぐらい、差額七百円ぐらいとても、どうせなら阿呆どもの額に投げつけてたんこぶを付けたいというものなのです。と申しますのも、税金というものは「十円の物のみを二十円にする」だけで良いのであります。五円チョコは五円(もう五円じゃない)、うまい棒は二十円、キャベツ太郎は二十円、よっちゃんいかは三十円、このように、うまい棒など十円の物にのみトバッチリを喰わせれば良いわけです。うまい棒の買い代はどうせ親からもらった金ですし、未来のある子供たちに税金の感覚をタダで植え付ける狙いがあります。その子供たちからトバッチリのない名案が生まれてくるのであります。この子供たちを「税金棒世代」と言います。子供の策を俟たずとも、製菓会社がお国のためを思ってこぞって10円菓子に注力し始めること請け合い。ご静聴ありがとうございました。
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