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|—|165mm x 55|montefortuna|€30/1|重量:+2(18.31g)|算出:+4|香味:+4|計10点|
先日49,53の試食を終え、今日の55でひとまず締めくくり。今日の結果でどれを一箱買うか決めたい。
55(レイエンダ)のみ端からモンテ香がくゆり来る。すぐに甘さが乗りすぐに強さが出てくるも荒さもまったりして強すぎず、白餡を包んだようなふくよかな茶色い葉の香り。リネア1935なる特別製ゆえの特別味という表情より、普通に美味しい葉巻によくある普通に美味しい味わいで、かえってこのような葉巻を思い出せない。
エスペシャルやNo.シリーズなどの重厚タイプのモンテを軽やかにした感覚だからか、それら重厚なモンテには符合しないし、ダブルエドムンドを究極まで重く凝縮したものにしては唯物論的に太い。
花五月蝿いか、金木犀が出始めるとキャラメルキャラクターも強まる。嬉しい叫びで、経験上、花が出ると豆類は減退してしまうはずなのだが、このキャラメルは奇跡的に負けない。
面白さは49,53に劣るものの美味しさは55が圧倒している。極めて濃密なのにふわりとして、激しいのに優しい。変化率は目がチカチカするぐらいながら流麗で、全ての変化において美味しいものばかりを忍ばせ注ぎ込んでくる。ひととき鉄の味などが出ても濃厚な旨味の一面に過ぎず春菊には至らない。キャラメルコーティングされた鉄、鉄キャラメル。茶色い風味が占めているが、緑色が美味しく差さないわけでもない。
これだけ美味しいと飲み物を選ばず、あっという間に黒ビールで通し終えた。
コイーバ全般とBHK56の関係、モンテ全般とリネア55の関係、この二つは似ている。BHKなら中間の54を選ぶのだが、中間のリネア53は一本不発に終って、不発を引きずるつもりなのか、49と55のどちらを箱で買うか悩ましいところ。特殊な荒さと熟成の妙を試すなら49、ひたすら美味しいモンテクリストが欲しいなら55。いずれもすごそうな葉巻だから、大きい方が嬉しいとか、安い方が良いとか、あまり考えず、香味のみで勝負させたい。どちらがより多くの一瞬を喰らわしてくれるのか。(両方買えばいいだろ)
備考
あんまり美味しいので、つい吸い込みすぎて、一度目の灰を落とすと火種が真っ赤なマッターホルンになっていた。凹は不味くても凸突は不味くならない。
「灰を落とさない方が良い」という葉巻をたしなまない人でも知る話があるけれど、その一番の効能は『火種を大きく保つ事』にある気がする。空気に晒された裸の火種はすぐに燃え尽きて灰化してしまう為、灰で蓋をして、灰化速度を抑える。結果として美味しい火種の大きさを長く持続させてクールスモーキングに至るのではないかと。
灰を落とした直後に美味しく感じることもよくあるし、十分に検証したわけでもありませんが。
先日49,53の試食を終え、今日の55でひとまず締めくくり。今日の結果でどれを一箱買うか決めたい。
55(レイエンダ)のみ端からモンテ香がくゆり来る。すぐに甘さが乗りすぐに強さが出てくるも荒さもまったりして強すぎず、白餡を包んだようなふくよかな茶色い葉の香り。リネア1935なる特別製ゆえの特別味という表情より、普通に美味しい葉巻によくある普通に美味しい味わいで、かえってこのような葉巻を思い出せない。
エスペシャルやNo.シリーズなどの重厚タイプのモンテを軽やかにした感覚だからか、それら重厚なモンテには符合しないし、ダブルエドムンドを究極まで重く凝縮したものにしては唯物論的に太い。
花五月蝿いか、金木犀が出始めるとキャラメルキャラクターも強まる。嬉しい叫びで、経験上、花が出ると豆類は減退してしまうはずなのだが、このキャラメルは奇跡的に負けない。
面白さは49,53に劣るものの美味しさは55が圧倒している。極めて濃密なのにふわりとして、激しいのに優しい。変化率は目がチカチカするぐらいながら流麗で、全ての変化において美味しいものばかりを忍ばせ注ぎ込んでくる。ひととき鉄の味などが出ても濃厚な旨味の一面に過ぎず春菊には至らない。キャラメルコーティングされた鉄、鉄キャラメル。茶色い風味が占めているが、緑色が美味しく差さないわけでもない。
これだけ美味しいと飲み物を選ばず、あっという間に黒ビールで通し終えた。
コイーバ全般とBHK56の関係、モンテ全般とリネア55の関係、この二つは似ている。BHKなら中間の54を選ぶのだが、中間のリネア53は一本不発に終って、不発を引きずるつもりなのか、49と55のどちらを箱で買うか悩ましいところ。特殊な荒さと熟成の妙を試すなら49、ひたすら美味しいモンテクリストが欲しいなら55。いずれもすごそうな葉巻だから、大きい方が嬉しいとか、安い方が良いとか、あまり考えず、香味のみで勝負させたい。どちらがより多くの一瞬を喰らわしてくれるのか。(両方買えばいいだろ)
備考
あんまり美味しいので、つい吸い込みすぎて、一度目の灰を落とすと火種が真っ赤なマッターホルンになっていた。凹は不味くても凸突は不味くならない。
「灰を落とさない方が良い」という葉巻をたしなまない人でも知る話があるけれど、その一番の効能は『火種を大きく保つ事』にある気がする。空気に晒された裸の火種はすぐに燃え尽きて灰化してしまう為、灰で蓋をして、灰化速度を抑える。結果として美味しい火種の大きさを長く持続させてクールスモーキングに至るのではないかと。
灰を落とした直後に美味しく感じることもよくあるし、十分に検証したわけでもありませんが。
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