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  源氏物語「葉」
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|TEO JUL 17|4.88 x 50|cigarOne|$89/10|重量:0(11.76g)|算出:+4|香味:+3|計7点|

 数日前のこと、夕刻の無風が円やかで、体温よりは低温であるはずだが、その絶妙な温度から、身体と温気とが一体化し、身体が体外へ空に街に広がっていき、車やビルなどをも包み込むような心境を覚えた。
 ロメオに生える緑には、風のように心地よいものと、緑豆もやしでありながらもなにかピスタチオを練った濃厚な白いコクを期待させるものがある。ハバナ葉が均一に揃える風味もここでは風のように薄く、風というのは、気候変動でもなければ滅多に狂わない質の精度と、懐かしさと落ち着きがあって、なにより期待の感覚を齎す。中盤やや盛り上がり、終盤やや濃厚な秋に枯れ、味を欠くというほどでなく十分に美味しいが、風仕舞い。風流なもので、ロメオ一般としてこれで十分。(ダビドフと同じ点数だけれど、こちらの方がずっと好感触でした。蜂蜜不要なのがつまらない。)
 最終盤の猛り方は痩せたボクサーのように甘く、鉄をグローブに隠し、芳醇な木犀が血液のようにほとばしり、甘く感じますた。文字通り、ますたのです。増した、のでなく、増した、のです。増すたのです。さようなら。
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