忍者ブログ

  源氏物語「葉」
++葉巻++シガー++レビュー++個人輸入++ブログ

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

|TEO JUL 17|4.88 x 50|cigarOne|$89/10|重量:0(11.84g)|算出:+6|香味:+4|計10点|

さっそく言葉に窮してしまって、官能の脳髄を揺すられている。ダビドフに似ているかなとは思ってみるもののあれ特有の不味さ(埃っぽさ)がない……あれ特有の美味しさのほうはあるのかもしれない。それも最近味わったロイヤルサロモネスの蜜の甘さを伴って、なおロメオだから似てかるい。不味さがない代り、キューバ産独特のナッツの風味が当り前に漂っている。それがほとんど練り上げ磨き抜かれた純朴さに高まってでもいるかのようで、やや白みがかって、乾いた荒野の味はいつのこと、しっとりともして、ときどき春菊などが生えている。花の膨大さといったら、なかなか見ない規模で、やはりまったり白みがかってかるく、ここに白いクリームが加わると何かとてつもない気分になる、未だ嘗て知らなかった、要するに言葉に窮する官能である。何か、花の向こうにまだ見知らぬ花が生えている、そういう気にさせるのである。見たくても見えない花を感じている、勘違いのような気がするが、現に感じているから、匂いだけあって光の存在しないたしかな花である。それが花ではなくハバナ葉だというではないか。葉っぱだと思ってくゆらせれば花、花だと思ってくゆらせれば葉、いずれにしても花をおかしく感じる。
ショートチャーチル、枯れ始めて強さが薄れた時には、セレクションボックスで実ったポポーの再来となるかもしれない。片鱗がチラと見えた。白いクリームの時に。

ロメオは軽いから軽く見られがちのような気がするけれど、究極の香味の一種はやはりロメオにもありと感じる。

cigarOne、注文してメールが来なかったが、現物が届いたからよしとしよう。
PR

忍者ブログ [PR]