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  源氏物語「葉」
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|箱不明|6.9 x 47|cigarOne|$24|重量:+1(15.02g)|算出:+2|香味:+3|計6点|

 サー・ウィンストンといってもH・アップマン、杉は杉。
 ただ杉に幅がある。苦みとも取れるようなふてぶてしく落ち着いた貫禄がある。苦味のようでありながら苦くないから貫禄なのである。草いきれ、花いきれ、いきれいきれの意味もわからずマイルドな甘味がサンドイッチのハムのように薄く濃く、バターを塗って漂っている。なかなか浮遊感のあるバターである。煙は、強いのか弱いのかよくわからない。強いし、弱い。煙なのに、煙ではないものしか見えていない。花は菊だが、菊と木犀が甘味の抽斗の中で鬩ぎ合っている。この抽斗はほぼ常に閉っている。開けば草が強くて菊が勝利を収めがちである。ただこの草は花が咲く時にしか生えない。バターなどもそうである。美味しさが菊の花に集中し、その菊を菊でなくして見せようとする。貫禄はなかなか凄いが、登場人物がポリフォニックに現れるでもなく、部長一人が残業しているようで寂しい。
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