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  源氏物語「葉」
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|箱不明|5 1/8 × 42|cigarOne|オマケ($16)|重量:−1(10.05g)|算出:+3|香味:+3|計5点|

 夢のような調子に乗ってBHKなんかに親しんでいる所為か、これを荒く感じる。偉そうに。
 荒さは、岩を見せないほど荒いが、岩ミルクのコクが出てくると和らいで、岩の出現とともに岩肌が瑪瑙のようなまろやかな甘さに磨かれる。瑪瑙が花模様をも描く。心地よい程度に荒さを残して、時々辛味が走る。
 「シグロシリーズ」と一口に言ってもⅥの柔らかさに比べてⅠ・Ⅱはずっと荒い。口径差だけでなくかなり配合を変えているのではないかと思う。(ⅢとⅤは未経験)
 ただ、いずれも紅茶ではなくカフェオレ方向に倒れている。と思ったら、紅茶が出てきた。荒さは紅茶の方に親和性がありそうだがなぁと思った矢先。この思いが味を変えたのかもしれない。マスカテル香を犠牲に重厚な果実を蓄えたダージリンの深み。コイーバは草もあるのだが、この紅茶は夏摘か秋摘で、春摘の青さもあまりない。
 久しぶりのレギュラーコイーバに緊張しつつ、荒く始まり、序盤過ぎて流石に美味しい。旨味の強さが昨日のコイーバ似の新生ベゲロスとは比較にならない。パルタガスと双璧の旨味に、芋対栗の対決が望まれる。
 シグロは外れてばかりだから、これでも当りだと思ってしまう。恍惚へはまるで届かなくも、根元まで安定しているし。でも小さくてすぐ終ってしまう。美味しい所為か、誰の所為かわからないが、他の小さな葉巻には感じない物足りなさが残る。明日早速BHK56に着火したくなるような、今日すぐそうしたくなるような、危険な味わいである。でもBHKは荒さがなくてつまらないかもしれない。思い出すほどに恐く、コイーバ中毒が始まるような味わいだった。
 美味しい葉巻はどれも大吟醸酒が合う。できれば16度以上の重厚な大吟醸。
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