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  源氏物語「葉」
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|箱不明|4.3 x 52|cigarOne|$9|重量:0(12.98g)|算出:+4|香味:+3|計7点|

 他の一本買いの葉巻と一緒くたに保管していたのでわからないが、かなり豚臭い葉巻。
 真夜中の雪解けの音を聞きながら、窓を開けて暖房を炊く。
 噛むほどに美味しくなるレタスのような、重厚な植物である。初めからやや華やいで、また、どれかと言われればコイーバのような、黄土の風味がある。そして辛い。
 ドローはむっしりとして完璧。農家の風味もほどほどに懐かしく、都会に出る健康優良児の羽ばたく未来を思わせる。
 タパドスよりもハバナ感が強いが、やや紙のような味わい。中盤になってむっしりとして完璧だったドローが詰まり始める。よって大したものではないし、不安定なのだが、香味に関しては、この実物を覆すような安定度の高さを読み取ってしまう。吸い込みが良かったところで満点にはならないと思うが、「白緑色のコイーバ」とでもいうような鮮やかな存在感を発現し続けそうである。
 金木犀に緑豆もやしが重なって現れる。
 一番太い葉脈を抜いたら葉脈のみならずぞろぞろと葉が一枚抜けて、スカスカになってしまう。この所為で、まるで味が変ってしまい、なんだかヒントのような香味が一つする。このヒントがしつこい。
 ベゲロスというブランド物だから、さすがに各ブランドで突発的に出す限定物の即席感覚はなくて、よくよく磨き抜いた物のように感じてしまう。なんなのだろう、ベゲロスの畑は不味そうな葉を捨てた吟醸仕様なのだろうか。新しい基礎が築かれたかのように見えてしまう。
 吸い込みのせいでなかなかひどい内容なのだが、近未来感を葉巻に感じてしまう。
 芋焼酎と合わせると芋が消えて花焼酎になる。葉巻からは芋のような豚が立ち昇る。
 抜いた葉の周辺が揉まれて落ち着いたのか、最後には甘い、若干岩味がかった金木犀が太い。新生ベゲロス、なんだか侮れない。新生。新生感が充溢している。
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