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7 1/2 x 40|1001|$14.75|+1|+2|
いまさら旧トリニダッド。香りがほとんど無い。カットしてみると吸い込みが少し悪い。
あまり期待していなかったが、やはり。やはりがやはりと思わせるのではないだろう。昔時の面影はありそうなものの、香味が抜け落ち、古人形のような臭さが廃墟のように感じられる。トリニダッド特有の香味があるにしてもおそらくそれが極端に薄れ、かえって1001特有の味わいがある。美味しい物にも店特有の味わいが付いているのかもしれないが、たぶん不味ければこその店特有の味わいなのだろう。香味が抜け落ちたからか、薄いだけあって、少しモンテクリストのオープンシリーズに似ている。オープンシリーズに失礼だが、こちらのトリニダッドが特別不味いわけではない。面影でも十分+1以上に比する。旧バンドの方が良いという噂を聞いた事があるけれど、これだったら新バンドの方が良いに決まっているし、しかし新バンドだったら面影さえ消えてしまったのかもしれない。誰か旧バンドを精妙に熟成させたモノを一本下さいということです。
序盤の古人形臭は序盤を過ぎて無くなっている。着火口がすこし緑がかっていたのでそれかもしれない。序盤以降は、微かだが、これこそ1001特有の、豚のいなくなった豚小屋のような風情がある。
面影は、柔軟剤で和らげた真綿に胡椒をまぶした染みた木の味わいがある。ハチャメチャな文章でもわかってもらえると思う。ハチャメチャこそまっとうな葉巻であって、ワインにリコリスを求めるような真似は本当はあまりしたくない。
最終盤、花の精髄のような桃色や薄黄色や水色が過る。嬉しいことに、これは不味いはずなのだが、始終とんでもなく美味しい物の面影が変化しめくるめいている。面影なのに想い出ではない。走馬灯なのに。走馬灯が死ではなく復活の象徴であるのは葉巻や花ならではだろうね。花も象徴となってしまってはやり切れないはずだが。
7 1/2 x 40|cigarOne|$21|+1|+2|
凡庸な始まり方をする。湿度50%のような朗らかさで、響宴前の静けさ、またはあまり静寂ではなくガチャガチャと準備が進んでいるような気もする。1センチを越えた辺りで少しスパイスが振舞われた。出ばなを挫くようなありきたりの前菜。さっきからずっと木とも何とも言えないような柔らかい芳香が漏れてきているが、響宴から弾かれて納屋に居るような気もする。
1度目の灰を落とす頃、バターキャラメル状のものが姿を整えつつある。娘などではなくUFOのように。少し焦げ目もついて、キャラメルほどの質量もないのでマドレーヌかもしれない。スパイシーなマドレーヌ。ただ、これならマドレーヌを吸っていた方がずっと美味しい。これはこの後に食べることもできないのに既にマドレーヌに負けている。前回の旧トリニダッドの思わせぶりな不味さもないが、美味しさもない。思わせぶりなら残念にもなるのだが、これは絶望で、期待しすぎたのがいけなかったのかと考えさせるのである。煙が考えさせるなんて、確かに昔から煙こそが考えさせるのかもしれないが、むしろ煙は思考を捨てさせるのではなかったのか。
金木犀をバターとシナモンで煮詰める鍋の香りがしているではないか。それなのに何が不満なのかわからない。金木犀は少しシャンプーのようでもあり、これなら風呂に浸かっていた方が良い。雑味は悉く無いといえば言い過ぎながら、それにちかいものもあり、柔らかいのにミディアム以上の強さはあるようだった。味はバターを思わせるぐらいだから柔らかくもしつこい。
草は生えていたが、たぶん、葉巻なのに葉巻の味が足りないのである。他のトリニダッドを試してみてからまた試してみよう。こういうものは絶望とはいわない。
いまさら旧トリニダッド。香りがほとんど無い。カットしてみると吸い込みが少し悪い。
あまり期待していなかったが、やはり。やはりがやはりと思わせるのではないだろう。昔時の面影はありそうなものの、香味が抜け落ち、古人形のような臭さが廃墟のように感じられる。トリニダッド特有の香味があるにしてもおそらくそれが極端に薄れ、かえって1001特有の味わいがある。美味しい物にも店特有の味わいが付いているのかもしれないが、たぶん不味ければこその店特有の味わいなのだろう。香味が抜け落ちたからか、薄いだけあって、少しモンテクリストのオープンシリーズに似ている。オープンシリーズに失礼だが、こちらのトリニダッドが特別不味いわけではない。面影でも十分+1以上に比する。旧バンドの方が良いという噂を聞いた事があるけれど、これだったら新バンドの方が良いに決まっているし、しかし新バンドだったら面影さえ消えてしまったのかもしれない。誰か旧バンドを精妙に熟成させたモノを一本下さいということです。
序盤の古人形臭は序盤を過ぎて無くなっている。着火口がすこし緑がかっていたのでそれかもしれない。序盤以降は、微かだが、これこそ1001特有の、豚のいなくなった豚小屋のような風情がある。
面影は、柔軟剤で和らげた真綿に胡椒をまぶした染みた木の味わいがある。ハチャメチャな文章でもわかってもらえると思う。ハチャメチャこそまっとうな葉巻であって、ワインにリコリスを求めるような真似は本当はあまりしたくない。
最終盤、花の精髄のような桃色や薄黄色や水色が過る。嬉しいことに、これは不味いはずなのだが、始終とんでもなく美味しい物の面影が変化しめくるめいている。面影なのに想い出ではない。走馬灯なのに。走馬灯が死ではなく復活の象徴であるのは葉巻や花ならではだろうね。花も象徴となってしまってはやり切れないはずだが。
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1度目の灰を落とす頃、バターキャラメル状のものが姿を整えつつある。娘などではなくUFOのように。少し焦げ目もついて、キャラメルほどの質量もないのでマドレーヌかもしれない。スパイシーなマドレーヌ。ただ、これならマドレーヌを吸っていた方がずっと美味しい。これはこの後に食べることもできないのに既にマドレーヌに負けている。前回の旧トリニダッドの思わせぶりな不味さもないが、美味しさもない。思わせぶりなら残念にもなるのだが、これは絶望で、期待しすぎたのがいけなかったのかと考えさせるのである。煙が考えさせるなんて、確かに昔から煙こそが考えさせるのかもしれないが、むしろ煙は思考を捨てさせるのではなかったのか。
金木犀をバターとシナモンで煮詰める鍋の香りがしているではないか。それなのに何が不満なのかわからない。金木犀は少しシャンプーのようでもあり、これなら風呂に浸かっていた方が良い。雑味は悉く無いといえば言い過ぎながら、それにちかいものもあり、柔らかいのにミディアム以上の強さはあるようだった。味はバターを思わせるぐらいだから柔らかくもしつこい。
草は生えていたが、たぶん、葉巻なのに葉巻の味が足りないのである。他のトリニダッドを試してみてからまた試してみよう。こういうものは絶望とはいわない。
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