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  源氏物語「葉」
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|MES MAY 11|4.7 x 52|coh-hk|$285/10|重量:0(12.09g)|算出:+5|香味:+4|

 雪葉巻。

 前回甥っ子が生まれた時にこれを燻らせてはや一年近く経つ。甥っ子はまだ一歳にならんのかと遅く思うが、この葉巻はもう一歳かと早く感じるのはどうしてだろう。

 非常に煙たくて柔らかい。煙量豊富、煙量豊富なんていう言葉を久しぶりに書いた。葉巻を始めた頃にしか書かない言葉なのかもしれない。今日は雪に混じってか、煙が柔らかいからか、驚くほど豊富に見える。純な煙と云ったふうの、質朴な煙たい煙で、滑らかで咳き込ませず、純粋な煙が後味に蜂蜜のような風味を残す。次第に花瓶の中の蜂蜜から草花が生えても、安定して純な煙たさがある。序盤完璧、こよなし。
 これまでBHK52は金木犀がどぎつくて葉巻が金色の筒に見えるほどだった。今日のこれもそれが素性らしくはあって、火が進行するに連れ金木犀が目目目と目立つ。目目目金金金。
 少し酸味が乗って来たか。酸味は要らない。
 金木犀の眩しさに隠れても相変わらず煙の質朴さは続いている。金木犀はどぎつくなりすぎずにたおやか止まり。止まれば止まったであまり面白くない、昔なら金の字が七つぐらいいっただろう。二年半の熟成で落ち着いたのかもしれない。
 通常のコイーバの岩がごつごつしたのとは大分違う質感は、岩を丁寧に挽き砕いて更級粉さらさら、54だとこれが炭のように感じられるのだと思う。ともするとシート葉巻にも思えてしまう。
 段々岩味も濃くなり、替わりに質朴さは薄れ、替わりにややカフェオレ感も出てくるが、酸味が乗っているようでミルクが少し酸っぱい。酸味さえ消えてくれればというところ。ミルク感自体ほとんど無いのだが。豆乳というか、岩カフェオレ。
 中盤以降減衰しても根元まで悪くはなく、残2センチで捨ててしまおうとラストスパートの如く急速に吸っていると何故か最後の一口のみ急激に美味に変貌した。
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