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  源氏物語「葉」
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|OGA JUN 11|4.9 x 50|coh-hk|$260/25|重量:0(----g)|算出:+6|香味+4|

 やはり完全に木が主体。しかもかなりの薄味。しばらくは何も無い……。
 およそ中間で突然、もの凄い香の花が。純粋な木質と相俟って嗅いだ事のない種類の金木犀が嘗てないほど大量にしかも超絶的に軽やかに華やぐ。同時に出た甘味は恰も砂糖の幽霊のようである。つまり舌には何も甘さを感じない。……
 少し葉のコクが出てきてほんのりと香ばしくなり、砂糖の幽霊も若干べっ甲のようになるが、極端な華やかさは持続する。本当に極端で、葉っぱを燃してこんな事になるなんて、当人にもなかなか信じられない。これはおそらく鼻の誤解なのだ。誤解だとわかっているのに、ずっと続くのである。
 さらに薄らとまろやかカスタードが出てくる。このような変化の中にあると普段は煩いカスタードも雲の色味のように際やかである。
 二日置いただけで変わったのか、初日にハズレを引いたのかは不明だが、とにかくなかなかお目にかかれないような美味なる物に早々に当った。
 ダビドフ・クラシックとの近似を感じるほど軽い。ダビドフにある松茸はなく始終木ばかりだけれど、金木犀にしてもダビドフNo.2を初めて薫らせた時を彷彿とさせる。またラッパーはライトカラーだがかなりキラキラしている。「パリの夕暮れ」など消し飛んで、日本の日曜大工に花が咲く。大体私は大工でも何でもなく今は日曜日でも午前二時(雨)なのだが、木材を売る店には花屋が併設されている事が多い気がする。
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