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|TEB NOV 08|4.3 x 50(52?)|coh-hk|$208/25|重量:0(10.97g)|算出:+6|香味:+4|
私物の(悪しき)インメンサスと同じ工場の物。同じボリバーなのだから当り前だという気がするが、同じ銘柄の同じビトラが色々な工場で同時期に巻かれたり、製造の仕組がよくわからない。
かなり明るい赤みを帯びたラッパー。
乾燥した辛味がある。
乾いた土、豊富な木、革、どれでもある。これほどあからさまにハバナ味がする葉巻も珍しい。
序盤から華やかな風合いで、何ともいえない花の香が漂い、花畑が飛んでいるのか鼻が飛んでいるのか、晴れているのか曇っているのかもわからないが、温かい爽やかな一日である。
金と銀のバンドの色合いも美しい。金のバンドがいつもより輝かしく見える。初めてバンドなどをつくづく眺めてみたが、葉巻が短いので見詰める暇もあまりない。
草花がどんどんかぐわしくなって晴れ、カスタードの甘さが乗ると荒野で食するケーキのようになってくる。金持ちが荒野にテーブルを立てクロスを敷いて遊んでいる。最近グロリアクバーナを懐かしがっていた為、荒野の風味が出てくれて嬉しい。荒い風趣があるのに、ER特有のオブラートで包むというかオブラートを透かしたような感覚があり、味わいを薄めない柔らかさを感じる。
何故か荒野に安っぽい売店が建つ。コーンを齧り始めたソフトクリームの味がして来たのだ。変幻自在の花が時々そういう幻視を見せるのである。その色濃い花も霧のように掛かったり去ったりする。しかも乾いた荒野なのだから霧はないはずで、此処は誰、私は何処状態である。
休日の午後用として買ったのに、何処かそれを躊躇わせるところがある。そんな素晴らしい午後は滅多にやってくるものではない。
最後は塩味がする。この短さゆえ根元で衰えるわけがもなく、塩が荒野の〆にピシリと決まる。荒野が海から遠く感じられるところも素敵で、此処は昔は海だったのかもしれない。塩を潜り抜けて甘さの余韻も長く残る。
|TEB NOV 08|4.3 x 50(52?)|coh-hk|$208/25|重量:−1(9.70g)|算出:+6|香味:+4|
やはり一本目は乾いていたようだ。ヒュミドールに5時間も入れておくと外はしっとりとする。これにて荒野感は減衰するかもしれない。
なんともいえない甘い草が湿った荒野に咲いている。なんだか「アロマティック」という言葉がよく似合う。昔ラファエルゴンサレスで同じ事を書いた気がするが、荒野にスーツ姿で立つ男の香水のような。ボリバーらしさというのは私にはまだ良くわからないのだが、荒野にもどことなく鞣革の落ち着きがある所はボリバーらしいかもしれない。スーツの男は当然革靴を履いている。こんな雑誌の広告写真のような場面は唯一煙で訪れる事が可能な場所であり、当の広告の商品を買っても訪れないだろう。
折角の昼をハズレ葉巻で台無しにしてはいけないが、これはERなので通常品より安定していると思う。いつもこんなに美味しいのだったら休日の昼は間違いなくこれを選ぶ。それに孤独な人間が昼に大物を薫らせるのは無理である。長閑な焦慮を想定して買ったのだからたぶん正解である。刻々と変わる昼はすぐに終わってしまう。今日の昼が初夏のようだったので感慨に耽ってしまうのかもしれない。二本とも今日の昼ではなく今日の夜に吸っているため余計に。
残5センチでまた際やかに塩味が来る。二本目はお菓子感が少なかったが、ほぼ同じ味である。
|TEB NOV 08|4.3 x 50(52?)|coh-hk|$208/25|重量:0(12.48g)|算出:0|香味:+1|
次の日。重量どおり、さすがに吸い込みがむっちりしている。固いというほどでもないし、吸い込みに因るのかもわからないが、風通しが悪くてくすぶったような木の荒さが出てしまう。まさかこの箱もインメンサス同様に初日だけ美味しいという事になるのではないだろう。最序盤は良かった。
私物の(悪しき)インメンサスと同じ工場の物。同じボリバーなのだから当り前だという気がするが、同じ銘柄の同じビトラが色々な工場で同時期に巻かれたり、製造の仕組がよくわからない。
かなり明るい赤みを帯びたラッパー。
乾燥した辛味がある。
乾いた土、豊富な木、革、どれでもある。これほどあからさまにハバナ味がする葉巻も珍しい。
序盤から華やかな風合いで、何ともいえない花の香が漂い、花畑が飛んでいるのか鼻が飛んでいるのか、晴れているのか曇っているのかもわからないが、温かい爽やかな一日である。
金と銀のバンドの色合いも美しい。金のバンドがいつもより輝かしく見える。初めてバンドなどをつくづく眺めてみたが、葉巻が短いので見詰める暇もあまりない。
草花がどんどんかぐわしくなって晴れ、カスタードの甘さが乗ると荒野で食するケーキのようになってくる。金持ちが荒野にテーブルを立てクロスを敷いて遊んでいる。最近グロリアクバーナを懐かしがっていた為、荒野の風味が出てくれて嬉しい。荒い風趣があるのに、ER特有のオブラートで包むというかオブラートを透かしたような感覚があり、味わいを薄めない柔らかさを感じる。
何故か荒野に安っぽい売店が建つ。コーンを齧り始めたソフトクリームの味がして来たのだ。変幻自在の花が時々そういう幻視を見せるのである。その色濃い花も霧のように掛かったり去ったりする。しかも乾いた荒野なのだから霧はないはずで、此処は誰、私は何処状態である。
休日の午後用として買ったのに、何処かそれを躊躇わせるところがある。そんな素晴らしい午後は滅多にやってくるものではない。
最後は塩味がする。この短さゆえ根元で衰えるわけがもなく、塩が荒野の〆にピシリと決まる。荒野が海から遠く感じられるところも素敵で、此処は昔は海だったのかもしれない。塩を潜り抜けて甘さの余韻も長く残る。
|TEB NOV 08|4.3 x 50(52?)|coh-hk|$208/25|重量:−1(9.70g)|算出:+6|香味:+4|
やはり一本目は乾いていたようだ。ヒュミドールに5時間も入れておくと外はしっとりとする。これにて荒野感は減衰するかもしれない。
なんともいえない甘い草が湿った荒野に咲いている。なんだか「アロマティック」という言葉がよく似合う。昔ラファエルゴンサレスで同じ事を書いた気がするが、荒野にスーツ姿で立つ男の香水のような。ボリバーらしさというのは私にはまだ良くわからないのだが、荒野にもどことなく鞣革の落ち着きがある所はボリバーらしいかもしれない。スーツの男は当然革靴を履いている。こんな雑誌の広告写真のような場面は唯一煙で訪れる事が可能な場所であり、当の広告の商品を買っても訪れないだろう。
折角の昼をハズレ葉巻で台無しにしてはいけないが、これはERなので通常品より安定していると思う。いつもこんなに美味しいのだったら休日の昼は間違いなくこれを選ぶ。それに孤独な人間が昼に大物を薫らせるのは無理である。長閑な焦慮を想定して買ったのだからたぶん正解である。刻々と変わる昼はすぐに終わってしまう。今日の昼が初夏のようだったので感慨に耽ってしまうのかもしれない。二本とも今日の昼ではなく今日の夜に吸っているため余計に。
残5センチでまた際やかに塩味が来る。二本目はお菓子感が少なかったが、ほぼ同じ味である。
|TEB NOV 08|4.3 x 50(52?)|coh-hk|$208/25|重量:0(12.48g)|算出:0|香味:+1|
次の日。重量どおり、さすがに吸い込みがむっちりしている。固いというほどでもないし、吸い込みに因るのかもわからないが、風通しが悪くてくすぶったような木の荒さが出てしまう。まさかこの箱もインメンサス同様に初日だけ美味しいという事になるのではないだろう。最序盤は良かった。
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