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|LOE JUN 12|4 3/8 × 40|coh-hk|$176/25|重量:+1(9.59g)|算出:−7|香味:−5|
毎日吸ってやろうと思って購入したのだが、外箱や蓋の厳重な緘を解き幾重ものヴェールを晒し取り最後にピシリと並んだ葉巻を見てしまうと大変貴重な宝石のようにも思えて後生大事にしたくなってしまう。よく見ると不揃いな葉巻だが、開けたての印象は良い。
ど真ん中の一本を取り出す。上段13本で下段は12本であり、ど真ん中は上段にしかない。ど真ん中が一番美味しいに決まっている。
取り出してみると棒のような硬さに吃驚である。重量を量るとラギート1同等の重さで、噂どおりの吸い込みの悪さが期待される(こういうの、何と云う文法か、書いていてあまり心地よくはない。たぶんこの葉巻が着火前から心地よくない文章を書かせたのだ)。カットして空吸いしてみると本当に棒で、タトゥアへのVictoriasを思い出すが、「セクレトスは吸い込み固し」と云う噂を拡大解釈すればそれはこのとおりなので何の躊躇する所もない。いくら棒といったって、ほんの少しぐらいの煙は入ってくるだろう。
若干トルペド状に巻かれているので詰まっているのはヘッド部分だと思われる。こういう場合、ヘッドに着火したほうが良いのかもしれなかった。もう遅い。
しばらくプーペコ状態が続く。(プーペコとは小顔を作る器具です)
私もキレる若者の血を引いているのだが、10本ぐらい脳の血管がプツリとキレたところで思い切って吸い口を1センチ以上カットした。年の功もあり100本ぐらいキレても大丈夫なので余裕でリカットしたわけだが無意味であった。するとさすがに50本ぐらいキレ、再度1センチ以上カットしたら少し煙を味わえるようになった。元々短い葉巻が更に三センチも短くなって、ラッパーも当然ペラペラと剥がれてしまう。終了。更にキレたわけではないが、キレた血管が繋がらずに終了だった。
こういう物はなるべく早めに消火したほうが良い。久しぶりのマイナス5点。一口吸えばもうシケモクに過ぎないと思うが、できればこれはまだシケモクとすらいえない状態であってほしい、後日別の処理方法を考えようと思う。
箱で買う人はこういう事を覚悟しているわけだが、シングルで大事に買った人がこれを引いたらさすがに販売店に怒鳴り込むかもしれません。私が店員だったら交換してあげますが、おそらく交換してもらえないでしょう。しかし一応証拠を残す為にもなるべく早めに消火する事をお勧めしたい。
熟成でドローが改善されるという話を聞くものの、信憑性が高い話ではなく、またこれほどの堅物になるとそれではあまりにも気長すぎ、湿度0%の乾燥室に入れてもこの個体は改善しないだろう。
|LOE JUN 12|4 3/8 × 40|coh-hk|$176/25|重量:--(--g)|算出:+4|香味:+3|
すぐ二本目。怒りの波に乗っているし、元々デイリー用だったし、まだ24本も残っているので何の躊躇もない。怒り心頭に発するというより、これはまさに怒り心頭に達しているのかもしれない。私は間違えている。50本キレただけで人はおかしくなるのかもしれない。ダイヤモンドに火を点けてみたいぐらいなのである。
ダイヤモンドの代わりに火を点けると、ハバナ味でもあるしコイーバ味でもあるが、ダビドフプーロドーロやリットーゴメススモールバッチを思わせる。血管が30本ぐらい繋がる。マデューロである事に因するのか、クッキーの感覚までもが似ている。だがクッキー以上の旨味があるのはやはりコイーバ味である。味わいが纏まっていて何もかも摘出し難いが、カスタードと花がはじめから細く入り交じってもいる。珈琲タイプのビター味もある。豆一粒に豆百粒を凝縮させて爆発させるとか、そういう事はない。そんな話は怪しい店舗の怪しいあんちゃんのものであるし、仮にそのような表現をしたくなる物に当る事があろうとも、このマデューロシリーズには過剰な期待は禁物である。どちらかといえば燻し銀である為。
初めてこれをシングルで買った時の事を思い出したいのだが、ふつうに懐かしさもなく美味しい。確かあれは「強い煙」という感覚ばかりで咽がチョコを食べ続けたように疲れてしまい、「葉巻という物は美味しいのか否か」と迷った記憶があり、美味しい方に傾いたと思うのだが、これほど芳醇ではなかった気がする。
中盤、草が薄荷めいて爽やかさを増す。これはあまり悪い意味ではない。
間もなく煙はいかにも煙っぽくなる。「純粋な煙」のようですらあり、初めて感じたのはこの純粋な煙っぽさだったような気がする。白い紙っぽさとも少し違う、茶色い紙のような味わい。
煙っぽさを若干残しつつ、序盤の纏まりを復帰させ、花を目立たせて終りへ向かう。
一本目に怒って続けざまなので計量を忘れてしまったが、これも吸い込みはなかなか硬かった。
仕事から早く帰る為の一本、というのに最適かもしれない。夕食前にこれを吸う為にのみ早く帰りたくなるような魅力がある。
|LOE JUN 12|4 3/8 × 40|coh-hk|$176/25|重量:−2(6.98g)|算出:+4|香味:+3|
次の日、三本目
これぐらいが適正重量なのかもしれない。太さにもバラツキがあるのでなんともいえない。これはやや細い個体だった。吸い込みは通るが、なんだか歪な空気の流れを感じ、けっしてスムーズな吸い込みではない。難よりはスカスカの方が良く、スカスカよりはこの歪な流れの方が良い。
山椒の利いた焦げのある旨味、新世界葉巻っぽいと云えばそうかもしれないが、この旨味はやはりコイーバでしかない。5ミリほど進んで落ち着きクリーミーになる。パナテラに似て、シガリロの延長のような小気味好さと激しい香ばしさがある。さすがにパナテラと比べても悠々としているのだが。1センチで草。コイーバらしい。
他に、カカオといえばカカオだし、珈琲といえば珈琲だし、佃煮といえば佃煮で、花や草やカスタードやパン(更にパン籠、苺ジャム、紅茶の渋味、パンの焦げ)などが常に混じって、結局は「焦がした岩」なのだと思う。
なんだか書くのも面倒臭い葉巻だ。毎日じゃんじゃん吸ってしまおうと思う。最初の一本が不味かった所為で拍車がかかる。残5本ぐらいになれば歯止めがかかるはず。
毎日吸ってやろうと思って購入したのだが、外箱や蓋の厳重な緘を解き幾重ものヴェールを晒し取り最後にピシリと並んだ葉巻を見てしまうと大変貴重な宝石のようにも思えて後生大事にしたくなってしまう。よく見ると不揃いな葉巻だが、開けたての印象は良い。
ど真ん中の一本を取り出す。上段13本で下段は12本であり、ど真ん中は上段にしかない。ど真ん中が一番美味しいに決まっている。
取り出してみると棒のような硬さに吃驚である。重量を量るとラギート1同等の重さで、噂どおりの吸い込みの悪さが期待される(こういうの、何と云う文法か、書いていてあまり心地よくはない。たぶんこの葉巻が着火前から心地よくない文章を書かせたのだ)。カットして空吸いしてみると本当に棒で、タトゥアへのVictoriasを思い出すが、「セクレトスは吸い込み固し」と云う噂を拡大解釈すればそれはこのとおりなので何の躊躇する所もない。いくら棒といったって、ほんの少しぐらいの煙は入ってくるだろう。
若干トルペド状に巻かれているので詰まっているのはヘッド部分だと思われる。こういう場合、ヘッドに着火したほうが良いのかもしれなかった。もう遅い。
しばらくプーペコ状態が続く。(プーペコとは小顔を作る器具です)
私もキレる若者の血を引いているのだが、10本ぐらい脳の血管がプツリとキレたところで思い切って吸い口を1センチ以上カットした。年の功もあり100本ぐらいキレても大丈夫なので余裕でリカットしたわけだが無意味であった。するとさすがに50本ぐらいキレ、再度1センチ以上カットしたら少し煙を味わえるようになった。元々短い葉巻が更に三センチも短くなって、ラッパーも当然ペラペラと剥がれてしまう。終了。更にキレたわけではないが、キレた血管が繋がらずに終了だった。
こういう物はなるべく早めに消火したほうが良い。久しぶりのマイナス5点。一口吸えばもうシケモクに過ぎないと思うが、できればこれはまだシケモクとすらいえない状態であってほしい、後日別の処理方法を考えようと思う。
箱で買う人はこういう事を覚悟しているわけだが、シングルで大事に買った人がこれを引いたらさすがに販売店に怒鳴り込むかもしれません。私が店員だったら交換してあげますが、おそらく交換してもらえないでしょう。しかし一応証拠を残す為にもなるべく早めに消火する事をお勧めしたい。
熟成でドローが改善されるという話を聞くものの、信憑性が高い話ではなく、またこれほどの堅物になるとそれではあまりにも気長すぎ、湿度0%の乾燥室に入れてもこの個体は改善しないだろう。
|LOE JUN 12|4 3/8 × 40|coh-hk|$176/25|重量:--(--g)|算出:+4|香味:+3|
すぐ二本目。怒りの波に乗っているし、元々デイリー用だったし、まだ24本も残っているので何の躊躇もない。怒り心頭に発するというより、これはまさに怒り心頭に達しているのかもしれない。私は間違えている。50本キレただけで人はおかしくなるのかもしれない。ダイヤモンドに火を点けてみたいぐらいなのである。
ダイヤモンドの代わりに火を点けると、ハバナ味でもあるしコイーバ味でもあるが、ダビドフプーロドーロやリットーゴメススモールバッチを思わせる。血管が30本ぐらい繋がる。マデューロである事に因するのか、クッキーの感覚までもが似ている。だがクッキー以上の旨味があるのはやはりコイーバ味である。味わいが纏まっていて何もかも摘出し難いが、カスタードと花がはじめから細く入り交じってもいる。珈琲タイプのビター味もある。豆一粒に豆百粒を凝縮させて爆発させるとか、そういう事はない。そんな話は怪しい店舗の怪しいあんちゃんのものであるし、仮にそのような表現をしたくなる物に当る事があろうとも、このマデューロシリーズには過剰な期待は禁物である。どちらかといえば燻し銀である為。
初めてこれをシングルで買った時の事を思い出したいのだが、ふつうに懐かしさもなく美味しい。確かあれは「強い煙」という感覚ばかりで咽がチョコを食べ続けたように疲れてしまい、「葉巻という物は美味しいのか否か」と迷った記憶があり、美味しい方に傾いたと思うのだが、これほど芳醇ではなかった気がする。
中盤、草が薄荷めいて爽やかさを増す。これはあまり悪い意味ではない。
間もなく煙はいかにも煙っぽくなる。「純粋な煙」のようですらあり、初めて感じたのはこの純粋な煙っぽさだったような気がする。白い紙っぽさとも少し違う、茶色い紙のような味わい。
煙っぽさを若干残しつつ、序盤の纏まりを復帰させ、花を目立たせて終りへ向かう。
一本目に怒って続けざまなので計量を忘れてしまったが、これも吸い込みはなかなか硬かった。
仕事から早く帰る為の一本、というのに最適かもしれない。夕食前にこれを吸う為にのみ早く帰りたくなるような魅力がある。
|LOE JUN 12|4 3/8 × 40|coh-hk|$176/25|重量:−2(6.98g)|算出:+4|香味:+3|
次の日、三本目
これぐらいが適正重量なのかもしれない。太さにもバラツキがあるのでなんともいえない。これはやや細い個体だった。吸い込みは通るが、なんだか歪な空気の流れを感じ、けっしてスムーズな吸い込みではない。難よりはスカスカの方が良く、スカスカよりはこの歪な流れの方が良い。
山椒の利いた焦げのある旨味、新世界葉巻っぽいと云えばそうかもしれないが、この旨味はやはりコイーバでしかない。5ミリほど進んで落ち着きクリーミーになる。パナテラに似て、シガリロの延長のような小気味好さと激しい香ばしさがある。さすがにパナテラと比べても悠々としているのだが。1センチで草。コイーバらしい。
他に、カカオといえばカカオだし、珈琲といえば珈琲だし、佃煮といえば佃煮で、花や草やカスタードやパン(更にパン籠、苺ジャム、紅茶の渋味、パンの焦げ)などが常に混じって、結局は「焦がした岩」なのだと思う。
なんだか書くのも面倒臭い葉巻だ。毎日じゃんじゃん吸ってしまおうと思う。最初の一本が不味かった所為で拍車がかかる。残5本ぐらいになれば歯止めがかかるはず。
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