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  源氏物語「葉」
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|LAG FEB 11|170mm x 43|coh-hk|$197.20/25|重量:+1(13.41g)|算出:+4|香味:+3|

 この箱を開ける度に群を抜く匂いの強さを感じる。クサヤを百分の一に薄めたような、しかしもっと美味しそうな匂い。着火すると、匂いのないクサヤのような美味しい味がしそうだが、そうではない。
 痩躯の中年弁護士のようにイガラばしった味でありながら、芯に柔らかさがある。苦味も走るが、これがなければパルタガスの898とは言えないのだと思う。この葉巻は素朴な色味ながら色々と群を抜いており、この苦味は絶対にお菓子やフルーツに懐柔される事がない。常に「葉巻を吸っている」という興趣があり、これは変化しない。「葉巻らしからぬ葉巻」という恍惚感はない。要するに芯は柔らかくても、外見は恐ろしくかちりと決まっていて、まるで近付き難い男のようだ。だが芯まで堅い男などいない。いないからこそこれは美味しいのだろう。
 それにしても巻きも堅い。もう少し緩ければこの堅実さは良くも悪くも消し飛んでしまったかもしれない。

 なか四日ぐらいで、葉巻っていいなぁと初心に返れる。
 もう七本しかなく、これも早々になくなりそうだが、七年目ぐらいの物をいつか試してみたい。
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