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  源氏物語「葉」
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|MES MAY 11|4.7 x 52|coh-hk|$285/10|重量:0(11.92g)|算出:+5|香味:+4|

 三本目。
 保管湿度とは関係がないと思しき乾いた辛い味。淡さというより薄さが立つ。それでも不味くはなく、葉巻の葉の字の味がする。中盤までこの調子で、BHKにしてハズレたようだった。
 だが中盤過ぎから木犀がかなりの甘さをもって噴出するのである。初回並みの強烈な木犀が破裂した水道管の映像を見るかの如くしかし金色黄色に輝いて見える。
 豆豆しき味、山椒のようなスパイスが微かに散っている。
 貯水が尽きるのか、深く煎った、しかし明るいナッツの、太いコイーバの味に落ち着く。けっしてマデューロっぽくなく、明るさが太く重い。のどごしは一瞬にしてフルボディに変貌してしまったが、どことなく軽い明るさなのである。水浸しの周囲がちろちろと輝いて、その光が匂っている。
 全体的には一本目よりも駄目な気もするが、前半駄目だったからこそ変化の妙が際立ち、底力を感じる。
 最終盤は密やかな香に衰えてほぼ苦くて辛いばかり。葉巻の密やかさには特別精妙なものを感じないのである。

 11.92gの鎌倉幕府みたいだが、今日たまたま源実朝の和歌を読んでいた。
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