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|MES AGO 11|6.5 × 56|cigarOne|$508/10|重量:+2(21.73g)|算出:+4|香味:+4|計:+10|
「はい隊長! 全く以て馬鹿げた、けしからん大きさであります!」
「わしはリンゲージ60だって吸った事があるのだからね」
「恐れ入ります、隊長!」
やめた。
美しい外観を伴う巻きや粘りつくふうなドローは完璧でしかない。一服目からほとんど落ち着いている。透明感を感じるほど柔らかいが、葉っぱらしい香ばしさもしっかりある。花の香には八角のようなものがひらめいている。五分もすると、雑味が完全に消える。甘味は、淡い香が置き残していくよう。旨味もこれといって無くて淡く、全体がなにも突出させずに穏やかに纏まっている。が、時間をかけて2センチも進むとカカオ百パーセントのコクの風を纏った岩が来る。これが来るとこれは完全にコイーバである。恋の悩みも忘れてしまうだろう。これを毎日銜えていれば恋などせずにすむ。なるほどチョコレートのようなキャッチコピーだが、ほろ苦く甘いチョコというのとは全然違う。ほろ苦く甘いチョコでありながら。
中盤は(まだ序盤のような気がするが)、八角が薄らいで、もともとはっきりとしないものが薄らいで、金木犀に変わる。極めて当りのロブストに近い味である。一服毎に違い、八角が戻ったり、ココナッツを薄めたような旨味を感じもする。四季折々めいたものが口の中で風を起こすとは、実に葉巻というものはミニマムではないか。
段々序盤の味わいに戻っているかもしれない。
或いは、酸味ではないが、酸味のようなものが立ってくる、ややも穏やかでない竜巻の雑味のように。この葉巻は中盤で死ぬのかもしれない。長く長い序盤が良すぎるだけに衰えは目立つ。吸い進まないだけに中盤で鬱積が現れるのかもしれない。もっとも、この夫婦はヨリを戻すのである。変化しているような事を書いているが、この葉巻は始終似通った味で、変化に乏しくもある。
54と52に比べて明らかにコイーバっぽい味がする。
灰は4センチほどになって故意に落とすまで一回目は落ちなかったので安心していた、2回目は3センチほどで自然に落ちた。「灰が落ちないのが良い葉巻」というのは全く信じていないが、思いのほか脆い。
中盤で現れて消えた鬱積が、終盤でも現れる、当り前のような気がするが、終盤の初頭である。
終盤の終盤は、ぴりりとした辛みが立つ。雑味とも受け取れる辛みだが、変化の妙を感じて炭酸のように心地よい。これでもまだエントレアクトぐらいは残っている。こうして死のような苦みが朗らに乗ってくるのである。
|算出:+4|香味:+4|が示す通り、これなら4000円払っても良いかな。コストパフォーマンスが良いとか、そういう事はない。まったく価格どおりの味。
リンゲージ50ぐらいにカットすれば良い。すると、リンゲージ50のロブストを50にカットするようなものでなく、滑らかに膨らみ、口当たりは角ばっていない。つまり、50までしかカットできないカッターに差し込んで切断すればちょうど良いのであった。
AGOといわれても何月なのかわからない。メモ。この葉巻はまだ巻かれて9ヶ月だった。AGOとENEはわかりにくい。
ENE 1月
FEB 2月
MAR 3月
ABR 4月
MAY 5月
JUN 6月
JUL 7月
AGO 8月
SEP 9月
OCT 10月
NOV 11月
DIC 12月
「はい隊長! 全く以て馬鹿げた、けしからん大きさであります!」
「わしはリンゲージ60だって吸った事があるのだからね」
「恐れ入ります、隊長!」
やめた。
美しい外観を伴う巻きや粘りつくふうなドローは完璧でしかない。一服目からほとんど落ち着いている。透明感を感じるほど柔らかいが、葉っぱらしい香ばしさもしっかりある。花の香には八角のようなものがひらめいている。五分もすると、雑味が完全に消える。甘味は、淡い香が置き残していくよう。旨味もこれといって無くて淡く、全体がなにも突出させずに穏やかに纏まっている。が、時間をかけて2センチも進むとカカオ百パーセントのコクの風を纏った岩が来る。これが来るとこれは完全にコイーバである。恋の悩みも忘れてしまうだろう。これを毎日銜えていれば恋などせずにすむ。なるほどチョコレートのようなキャッチコピーだが、ほろ苦く甘いチョコというのとは全然違う。ほろ苦く甘いチョコでありながら。
中盤は(まだ序盤のような気がするが)、八角が薄らいで、もともとはっきりとしないものが薄らいで、金木犀に変わる。極めて当りのロブストに近い味である。一服毎に違い、八角が戻ったり、ココナッツを薄めたような旨味を感じもする。四季折々めいたものが口の中で風を起こすとは、実に葉巻というものはミニマムではないか。
段々序盤の味わいに戻っているかもしれない。
或いは、酸味ではないが、酸味のようなものが立ってくる、ややも穏やかでない竜巻の雑味のように。この葉巻は中盤で死ぬのかもしれない。長く長い序盤が良すぎるだけに衰えは目立つ。吸い進まないだけに中盤で鬱積が現れるのかもしれない。もっとも、この夫婦はヨリを戻すのである。変化しているような事を書いているが、この葉巻は始終似通った味で、変化に乏しくもある。
54と52に比べて明らかにコイーバっぽい味がする。
灰は4センチほどになって故意に落とすまで一回目は落ちなかったので安心していた、2回目は3センチほどで自然に落ちた。「灰が落ちないのが良い葉巻」というのは全く信じていないが、思いのほか脆い。
中盤で現れて消えた鬱積が、終盤でも現れる、当り前のような気がするが、終盤の初頭である。
終盤の終盤は、ぴりりとした辛みが立つ。雑味とも受け取れる辛みだが、変化の妙を感じて炭酸のように心地よい。これでもまだエントレアクトぐらいは残っている。こうして死のような苦みが朗らに乗ってくるのである。
|算出:+4|香味:+4|が示す通り、これなら4000円払っても良いかな。コストパフォーマンスが良いとか、そういう事はない。まったく価格どおりの味。
リンゲージ50ぐらいにカットすれば良い。すると、リンゲージ50のロブストを50にカットするようなものでなく、滑らかに膨らみ、口当たりは角ばっていない。つまり、50までしかカットできないカッターに差し込んで切断すればちょうど良いのであった。
AGOといわれても何月なのかわからない。メモ。この葉巻はまだ巻かれて9ヶ月だった。AGOとENEはわかりにくい。
ENE 1月
FEB 2月
MAR 3月
ABR 4月
MAY 5月
JUN 6月
JUL 7月
AGO 8月
SEP 9月
OCT 10月
NOV 11月
DIC 12月
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